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地方財政ダッシュボード

島根県邑南町の財政状況(2020年度)

島根県邑南町の財政状況について、2020年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

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収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2020年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2020年度)

財政力指数の分析欄

人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(2021年3月末46.3%)に加え、町内に中心となる産業が少ないこと等により、財政基盤が弱く、類似団体平均をかなり下回っている。組織の見直しや直営事業の民間委託等により平成30年9月策定の邑南町行財政改善計画を着実に実行し、現在行っている新発債の制限の継続による公債費の減少に努め、活力あるまちづくりを展開しつつ、行政の効率化を進めることによって、財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

町村合併まで福祉施設の運営を直営で行っていたため、近隣自治体と比較して職員数が多い状態にあったが、施設の民間譲渡等を行い職員数の削減を行ってきた。令和2年度は、これまで行ってきた新発債の抑制や合併前後の大型建設事業の起債償還終了による公債費の減少などにより3.3ポイント改善したが、依然として高い比率となっている。今後も、新年度予算編成時に新発債の制限をかけることや、予算編成方針に邑南町行財政改善計画の確実な実行を掲げ、経常収支比率の改善に努めていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体と比較して1人当たりの人件費及び物件費が多い。人口は減少傾向にあるが、面積は広大で居住地が分散しているため窓口業務等行政サービスの集約化が難しく、職員の削減、設備の統合等による維持管理経費の削減が行えていないことが一因である。その他、共同処理を行う事務組合に対する負担金や福祉施設への委託料・補助金等の割合が大きい。今後、公共施設等総合管理計画に基づいた施設の統合・廃止や行財政改善計画に基づく維持管理経費の削減を目指し、限られた財源で、効率的かつ適正な行政サービスの提供に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

平成28年度から実施している給与の総合的見直しによる現給保障や、高齢層職員の退職及び30代から40代の職員採用により、人員構造が平準化されたことで近年は下降傾向であるものの、人事異動に伴う職種間の移動や経験年数階層区分間の移動により変動を生じている。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

面積が広いうえ、人口が集中している地域が分散していることに加え、高齢化率が46.3%(2021年3月末)と全国平均に比べ非常に高く、公共交通機関の少ない本町の現状では、支所等の行政サービスを集約化することによる職員数の削減は難しい。また、道路改良や農業、保健福祉事業における個別訪問など、面積に応じた人員配置が必要な事業が多いため、人口に対する職員数が多くなっている。今後、行財政改善計画に基づき、事務事業の整理縮小や組織・機構の見直しを行うとともに職員育成を行い、行政のスリム化を図る。

実質公債費比率の分析欄

起債償還額については、新発債の抑制や合併前後の大型建設事業の償還の終了に伴い近年減少している。一方で、今後はR2国調人口の減等による普通交付税の減額に加え、R4からH30小中学校空調整備などに係る元金償還が始まることや、R3完了のごみ処理施設整備(事務組合事業)のほか、R2~R6公立病院改築、町立中学校改築、R3~R6道の駅整備等の大型建設事業を実施中であり、その影響が懸念される。引き続き、普通建設事業の年間起債額を5億円以内とし新発債を抑制するとともに、耐用年数に応じた償還期間での借入れや繰上償還を行うことで、数値の改善に努める。

将来負担比率の分析欄

合併に伴う普通建設事業の財源として、起債を用いた事業を多く行ったために類似団体と比較して高い値となっている。近年、普通建設事業に充てる起債額を抑制していることにより起債残高が減少しており回復傾向にあったが、R元年度・R2年度の防災行政無線更新事業によりR2残高は増加している。今後はR2国調人口の減による普通交付税の減少に加え、R3で完了のごみ処理施設整備(事務組合事業)や、R2~R6公立病院改築、町立中学校改築、R3~R6道の駅整備等の大型建設事業を実施中であることから将来負担比率の上昇が懸念される。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)

人件費の分析欄

民間でも実施可能な部分については、指定管理者制度の導入などを進め、経常収支比率における人件費比率を抑えていたが、普通交付税の縮減の影響により、近年は上昇傾向にある。また、令和2年度から会計年度任用職員制度の導入により、人件費比率はさらに上昇している。今後は、行財政改善計画及び行財政改善実施計画に基づき、事務事業の整理縮小や組織・機構の見直しを行うとともに職員育成を行い、行政のスリム化を図る。

物件費の分析欄

町内福祉施設を指定管理により運営し、多くの職員を派遣していたために類似団体と比較して住民1人あたりのコストが高い値となっていたが、平成29年度末に派遣制度を終了し、派遣先福祉施設をすべて民間委譲した。R2の減少は会計年度任用職員制度の導入による物件費から人件費への性質変更の影響が大きい。今後も引き続き、公共施設等総合管理計画に基づく施設の統合・廃止や行財政改善計画に基づく民間委託等の推進により維持管理経費の削減を目指し、効率的な行政サービスに努める。

扶助費の分析欄

高齢化が進んでいる事に加えて、福祉事務所を設置していることや、本町の独自施策である『日本一の子育て村』推進の一環で、子育て環境充実のため医療費等の助成を行っていることから人口1人あたりの歳出額は類似団体より大きくなっている。今後は、独自施策の検証を進め、より合理的な助成を行うことによって、財政を圧迫する傾向に歯止めをかけるよう努める。

その他の分析欄

H29数値は、繰出金がH28年度15.2%からH29年度8.4%と大幅に減少したことにより、類似団体に比較して低い値となっている。これは、H29年度に簡易水道事業が上水道事業に移行したことに伴い、繰出金が減少したことによる。一方で、上水道事業への補助費が増加している。今後、下水道事業については計画的かつ適切な投資を行い、経営の一層の効率化、健全化を図るとともに、独立採算の原則に基づく経営の確立に努める。なお、R2は大雪による除排雪経費の増により維持補修費が増加している。

補助費等の分析欄

一部事務組合等への負担金が多額であるほか、学校給食会にかかる経費を補助金としていることにより、類似団体と比較して高い値となっている。平成29年度に簡易水道事業が上水道事業へ移行したことに伴い、繰出金が減少する一方で、補助費が増加している。補助金については、毎年新年度予算編成時に、ゼロベースでの見直しを実施するとともに、行財政改善計画に基づく補助金等の整理合理化を進めており、今後も積極的な見直しを行う。

公債費の分析欄

合併に伴う事業に充当するために行った起債が多いため、類似団体と比較して高い水準にあるが、当事業の償還終了に伴い総額は減少している。また、新発債については制限をかけることで償還額の減少に努めている。一方で、普通交付税等の減額に加え、R3完了のごみ処理施設整備や現在実施中の公立病院改築、中学校改築、道の駅整備等の大型建設事業により、今後は公債費に係る経常収支比率は上昇する見込みである。

公債費以外の分析欄

公債費以外では、類似団体に比べて扶助費が0.6ポイント、補助費等が0.5ポイント高くなっているが、物件費の減などにより、全体比較では、類似団体71.8%に対し、本町は71.9%と概ね類似団体並である。今後も厳しい財政状況は続くものと考えられるため、引き続き普通建設事業の起債充当の制限や事業会計等の普通会計以外における財政の効率化を進め、経常収支比率の改善に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)

分析欄

適切な財源の確保と歳出の精査により、実質収支額は継続的に黒字を確保している。令和2年度の実質単年度収支は、前年度繰越金を財政調整基金に積立てた一方、取り崩しを行わなかったことや繰上償還の実施により、黒字となっている。財政調整基金残高について、令和元年度は前年度繰越金を減債基金へ積立てたため基金残高が大きく減少したが、令和2年度は前年度繰越金を財政調整基金に積立てたため回復している。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)

分析欄

現在のところ、連結実質赤字の発生はない。税率や利用料金改定の見直しを継続的に行い、一層の健全化を目指していく。

実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

元利償還金は新発債の抑制や合併前後の大型建設事業の償還の終了に伴い、近年減少しているが、今後は令和3年度で完了するごみ処理施設整備(事務組合事業)や、現在実施中の公立病院改築、町立中学校改築、道の駅整備等の大型建設事業により、元利償還金の増加が懸念される。引き続き新発債の発行制限や事業精査を行うとともに、繰上償還を行い実質公債費比率の改善に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

平成21年度以降、地方債の新規借入の抑制を行ってきたことや合併前後の大型建設事業の償還が終了を迎えていることにより、起債残高が減少傾向にあったが、令和元年度・2年度の防災行政無線更新事業の実施により残高が増加している。このため、令和2年度は繰上償還を行っている。また、令和3年度で完了するごみ処理施設整備(事務組合事業)や、現在実施中の公立病院改築、町立中学校改築、道の駅整備等の大型建設事業により、今後起債残高が増える見込みである。他の事業の縮小や調整等を行うことや、減債基金の計画的な積立、取り崩し、繰上償還を行うことで将来負担額の減少に努める。

基金残高に係る経年分析(2020年度)

基金全体

(増減理由)令和2年度の基金残高は、普通会計で49億3千4百万円となっており、前年度から5百万円の減少となっている。これは、財政調整基金の取り崩しを行わなず、積立てを行ったことにより財政調整基金残高が1億2千2百万円増加したことや、ふるさと納税額の増加に伴いふるさと基金残高が3千4百万円増加し、一方で繰上償還による取り崩しにより減債基金残高が1億5千4百万円減少したこと等が主な要因である。(今後の方針)今後積み立てる基金については、基金の使途の明確化を図るために、個々の特定目的基金に積み立てていくことを予定している。また、今後邑智病院改築や石見中学校改築、道の駅整備などの大型事業により財政負担が増えるため、特定目的基金の有効活用を図っていく。財政調整基金については、災害等に緊急的に対応する財源として5億円程度を維持する。減債基金については、新発債の普通建設事業への充当額を上限5億円としており、止むを得ず上限を超える場合は、必要な償還額を減債基金に積み立て今後の償還に備える。

財政調整基金

(増減理由)令和2年度の基金残高は、3億9千6百万円となっており、前年度から1億2千2百万円の増加となっている。これは、令和元年度は前年度繰越金を全額減債基金に積立てたが、令和2年度は繰越金の一部を財政調整基金に積み立てたことや、適切な財源の確保と歳出の精査に努めたことにより財政調整基金の取り崩しを行わない財政運営を行い、1億2千2百万円を積立てたことが主な要因である。(今後の方針)邑南町行財政改善計画や公共施設等総合管理計画に基づいた施設の統合・廃止の取組みを着実に進め、残高を確保していく。災害への備え等のため、過去の実績等を踏まえ、5億円程度を目途に積み立てることとしている。

減債基金

(増減理由)令和2年度の基金残高は、18億2千5百万円となっており、前年度から1億5千4百万円の減少となっている。これは、繰上償還の実施により1億5千5百万円を取り崩したことが主な要因である。(今後の方針)現在、新発債については普通建設事業への充当額を5億円以内と設定し制限をかけており、今後もこの方針を継続し起債抑制を図っていく。一方で、止むを得ず上限を超える新発債については、将来の負担に備え必要な償還額を積み立てる。

その他特定目的基金

(基金の使途)「地域振興基金」/邑南町の一体感の醸成、自治振興組織の育成、地域住民の連帯の強化に資する事業の推進のため「三江線跡地活用基金」/三江線の鉄道跡地の活用等に要する経費「日本一の子育て村推進基金」/日本一の子育て村構想の推進のため「まちづくり推進基金」/邑南町基本構想に即して行う事業の実施のため「ふるさと基金」/(1)「子育て日本一」を目指して、子育て環境の充実のため(2)お年寄りがいきいきと幸せに暮らすことのできる環境づくりのため(3)町内小学校、中学校の教育環境充実のため(4)新型コロナウイルス感染症に関する支援・対策のため(5)町内県立高校(矢上高等学校・石見養護学校)支援のため(6)その他(文化財保護、環境保全など)(増減理由)三江線跡地活用基金は、三江線鉄道公園整備事業による取り崩しにより、1千2百万円の減少となっている。日本一の子育て村推進基金は、小中学校のGIGAスクール構想実現事業の実施により1千1百万円、奨学基金への積立てにより1千1百万円をそれぞれ取り崩したため、合計2千2百万円の減少となっている。ふるさと基金は、ふるさと納税額の増加に伴い1億6千6百万円を積み立て、事業実施のため1億3千2百万円を取り崩したため、3千4百万円の増加となっている。(今後の方針)今後、邑智病院改築や石見中学校改築、道の駅整備などの大型事業により財政負担が増えるため、特定目的基金の有効活用を図っていく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

平成16年の町村合併前後に支所や公民館、自治会館等の整備を進めたため比較的新しい施設もあり、有形固定資産減価償却率は、類似団体平均より低い水準です。今後は人口減少に伴う税収の減少や高齢化に伴う社会保障経費の増加、普通交付税の減少などにより、全ての公共施設をこれまで同様に維持・保全していく財源を確保し続けることは困難です。また、老朽化の著しい施設も多くあり、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の計画的な更新や統廃合・複合化・多機能化を基本として、適切な施設の維持管理に努めます。

債務償還比率の分析欄

現在、新規発行の地方債の抑制による地方債残高の減少を進めるとともに、新規起債時に償還に必要な財源分の減債基金の積立を行っています。また、令和2年度は1.5億円の繰上償還を行い、債務償還比率計算の分子となる将来負担額は減少しています。加えて、分母となる経常一般財源等が、地方消費税交付金の増などにより増加したため比率が減少しています。引き続き地方債の新規発行の抑制と減債基金積立を行うとともに、経常収支の改善に努めていきます。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

本町は、将来負担比率が減少傾向で、有形固定資産減価償却率は増加傾向にありますが、類似団体と比べて将来負担比率は高く、有形固定資産減価償却率が低くなっており、全体的には老朽化した施設の更新が進められていることを示しています。これは、平成16年の町村合併前後に支所や公民館、自治会館、ケーブルテレビ等の施設整備に伴い、借り入れた地方債が将来負担比率の値に結びついていますが、現在はこれらの償還も進み将来負担額が減少傾向にあります。現在、新規発行の地方債の抑制や繰上償還による地方債残高の減少を進めており財政の健全化に努めています。今後は、来たるべき公共施設等の更新需要に備えるための財源確保や施設の長寿命化による財政負担の軽減・平準化を図る必要があります。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率、実質公債費比率ともに類似団体平均を上回る状態が続いていますが、近年は概ね減少傾向にありました。しかし、現在は、新規発行の地方債の抑制や繰上償還による地方債残高の減少を進めているものの地方交付税の減少の影響が大きく、平成30年度から実質公債費比率が増加に転じています。今後も道の駅整備事業や邑智病院改築事業、石見中学校改築事業など大型事業の実施により本指標は上昇すると見込んでいますが、引き続き地方債の新規発行の抑制を行うとともに繰上償還の実施により両指標の改善に努めていきます。

施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2020年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2020年度)

財務書類に関する情報②(2020年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

島根県邑南町の2020年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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