高知県黒潮町の財政状況(最新・2024年度)
高知県黒潮町の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
収録データの年度
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概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
少子化・高齢化、生産年齢人口の減少、一次産業の所得減少などが続き、類似団体の平均を下回る状況が続いている。今後、さらなる事業を推進するため、平成30年6月に「黒潮町総合戦略」を策定した。これに基づいた施策を推進していくことで、引き続き、本町の最大の目標である2060年、町人口6,800人の達成に向け、各種施策の推進を図る。
経常収支比率の分析欄
昨年度から2.0ポイントの減少となっているが、平成22年度同意分の過疎対策事業債などの償還が終了したことによる公債費の減額もあり、前年度よりも低い比率となっている。歳出削減等の取り組みに努め、行財政構造の改革を推進し、経常経費削減を図っていく必要がある。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人件費については、2024人事院勧告によるプラス改定などにより前年度より増額となり、物件費等においては、住民基本台帳ネットワークシステム関連機器更改業務の委託料の増額などにより全体額が前年度に比べプラスとなっている。引き続き、ランニングコストの注視など事業内容の精査をしながら、一人ひとりに対する負担額を考慮した各種施策を推進し、最小の経費で最大の効果を求めていくことが必要となる。
ラスパイレス指数の分析欄
ラスパイレス指数については、類似団体と同等の数値であり、昨年度から0.6ポイントの微増となっている。引き続き、適切な運用を行い、ラスパイレス指数の上昇抑制を図り、適正な給料水準を保つよう努める。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
保育所の直営による人員確保や業務増加に伴う人員配置により、依然として類似団体を上回る職員数となっている。デジタル化の推進等により、人員削減へと繋げていきたいところではあるが、人口減少に伴う地方創生事業による行政ニーズへの対応などにより、職員数の削減は限界まで来ている状況であると考えられる。財政状況をふまえた行政サービスの質と量をより良いものにしていくためにも、職員数をどのようにしていくかは喫緊の課題である。
実質公債費比率の分析欄
近年では、新庁舎建設事業や保育所高台移転事業などの大型事業にかかる元金償還が始まったことにより、実質公債費比率が増加傾向にある。令和6年度は、前年度に比べ単年度公債費比率は減となっているが、直近3ヵ年の平均値をもって算出される実質公債費比率においては0.8ポイント増加している。また、衛生センター施設長寿命化事業が本格化することで普通建設事業費の増額が見込まれる、令和7年度から令和9年度までの3年間を予算総額縮減の集中改革期間と位置づけ、財政健全化を強力に推進していく必要がある。
将来負担比率の分析欄
類似団体や全国・県内の市町村と比較しても、数値の良好な状態が続いており、平成26年度より将来負担比率もマイナスとなっている。地方債について、引き続き、有利な地方債を活用することにより、良好な状態を維持していく必要があるが、旧合併特例事業債の発行期限が令和7年度をもって終了することや、実質公債費率が年々上がってきてる点などを考慮して、全体の予算額を抑えていくことも必要であると考えられる。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
2024人事院勧告による初任給の支給率のプラス改定などにより、前年度より増額となった。引き続き、給与水準の適正化を図っていきたい。
物件費の分析欄
地籍調査業務委託やスポーツツーリズム誘客促進事業委託などの、例年ある事業の経費が減額となっているが、各種システム関連の更新などの経費が増加したことにより、前年度とほぼ横ばいとなっており、依然として類似団体よりも高い数値となっている。全体的な経費の見直しを入念に行い、経常経費の削減に努めたい。
扶助費の分析欄
保育所が直営であるため、児童福祉に係る扶助費は類似団体よりも低い数値を保っている。令和6年度は児童手当や自立支援医療費などの増により、前年度より0.5ポイント増となっている。今後も、子どもから高齢者まで住み慣れた地域で自立した生活が送れるよう、提供するサービスの内容を精査しながら、財政健全化を図っていく。
その他の分析欄
その他については、昨年度より、0.8ポイントの減となっている。これは、集落排水事業が法適用化したことに伴い、補助費等が増となったことが要因と考えられる。
補助費等の分析欄
補助金等については、新エネルギー会社補助金事業や幡多中央消防組合黒潮消防署分担金が減額となっているが、令和6年度から法適用となった集落排水事業会計への繰出金の増などにより、前年度より1.1ポイントの増となっている。引き続き、国・県の交付金や地方債を活用しながら、行政運営を行っていきたい。
公債費の分析欄
平成22年度同意分の過疎対策事業債などの償還が終了したことに伴い、前年度より減となっているが依然として高い数値となっている。類似団体順位は令和6年度も最下位となっており、今後の地方債発行については、より厳密な精査が必要であるが、今までの繰上償還の実施や有利債の借入によって、将来負担比率は類似団体より低い数値を維持している。引き続き、国や県の補助金等を最大限活用し、新規発行の地方債に注視しながら、健全な財政運営を行っていくことが必要不可欠である。
公債費以外の分析欄
皆減となっている事業もある一方で、近年の物価高騰による物件費等の増など影響もあり昨年度から3.4ポイント増加しており、R3年度以降は継続して上昇傾向にある。世界情勢による影響は大きいが、抑えられる経費については引き続き最小限にとどめ、最大の効果を出せるよう、財政の硬直化を回避していく必要がある。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
目的別に分析すると、総務費が教育振興交流支援施設建築工事などにより増、民生費があったふれあいセンター事業委託などによる増、土木費が町営住宅等整備事業や大規模盛土造成地二次スクリーニング計画策定業務委託により増、消防費が木造住宅耐震事業などの増、教育費が陸上競技場整備費補助金などにより増となっている。一方で、衛生費が新エネルギー会社補助金の減、農林水産業費が漁業集落環境整備事業や種子島周辺対策事業補助金の減、商工費が大型共同作業場電気設備改修工事やスポーツツーリズム誘客促進事業委託の減、公債費が平成22年度同意分の過疎対策事業債などの償還終了に伴い減となっている。令和6年度は教育振興交流支援施設の建築工事を行ったこともあり、総務費が大幅に増となっている。公債費については、昨年度と比較すると減額となっているが、依然として類似団体の数値より高くなっている。また、直近に借入を行った公営住宅建設事業債が令和7年度末をもって元金据置期間を終了することや令和7年度から本格化する衛生センター施設長寿命化事業に伴い、新規発行を行う地方債などの影響で高い数値のまま推移していくことが考えられる。繰上償還の検討、補助金や交付金の利活用などを積極的に行い、事業の精査をしながら健全な財政運営を行っていく必要がある。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は住民一人当たり1,101,026円となっている。主な構成項目である人件費は、住民一人当たり184,639円と、類似団体と比較すると高い順位を維持しており、依然として高い数値となっている。これは保育所が直営であることが原因として考えられるが、類似団体との乖離が大きくならないよう、今後も引き続き給与水準の適正化を図っていく必要がある。物件費は、住民一人当たり238,990円となっており、各種システム関連の更新や物価高騰等による影響で各種経費が増額したことにより、値は高い状況にある。引き続き、全体経費の見直しを行い、経常経費の削減に努める必要がある。普通建設事業費については、大方中学校外壁・屋根・軒天改修事業などの単独事業費の減はありつつも、教育振興交流支援施設や町営住宅整備事業の整備など補助対象事業の増などにより、昨年度よりも28.7%増額し、一人当たり205,160円となっている。引き続き、事業の精査を行いながら、事業費の減少を目指していきたい。公債費は一人当たりで145,023円となっており、昨年に引き続いて、類似団体よりも高い数値である。平成22年度同意分の過疎対策事業債などの償還終了に伴い減となっているが、令和7年度より本格化する衛生センター施設長寿命化事業などにより普通建設事業費の増額が見込まれるため、令和7年度から令和9年度までの3年間を予算総額縮減の集中改革期間と位置づけ、財政健全化を強力に推進していく必要がある。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
令和6年度は、「財政調整基金」の取り崩しを行わず、歳計剰余金の積立を行ったことにより増となっている。実質単年度収支については、財政調整基金の取り崩しを行わなかったこと等もあり大幅な増となっている。今後も引き続き、「黒潮町総合戦略」により、町の施策を推進しつつ、財政基盤の強化に努めていくことが必要である。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
赤字決算だった「国民健康保険事業特別会計」は平成30年度以降、黒字決算となっている。これは、平成30年度より国保制度が改革され新制度に移行し、県全体で医療給付費をまかなうことで各市町村での経費が調整されたことが大きな要因であると考えられる。宮川奨学資金特別会計については、昨年度から0.07ポイント減少しているが、これは奨学金の利用者が昨年度より減少したことが要因と考えられる。その他の特別会計の標準財政規模比は前年とほぼ横ばいだが、一般会計からの繰出金は依然として続いており、累積赤字は解消されたが、会計単体では赤字解消には至っていないため、その解消は喫緊の課題である。制度の見直し等も行いながら、引き続き行政運営の健全化を図っていきたい。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
令和6年度は平成22年度、平成23年度に実施した地域情報基盤整備事業などの大型事業に対して発行した地方債の償還が終了したことなどに伴い、昨年よりも低い数値となっている。ただし、継続して実施している町営住宅整備事業や令和7年度から本格化する衛生センター施設長寿命化事業などのハード事業により、将来的な実質公債費率の悪化が懸念される。新規発行する地方債に注視し、財政健全化を推進していく必要がある。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
交付税措置の有利な地方債の借入れ、基金造成などによる充当可能特定財源等の確保により、連続して将来負担比率のマイナスが続いている。これまで行った多額の地方債借入れによる数値の悪化や合併債の終了に伴う財源確保についてが懸念されるため、引き続き、国や県の補助金等を最大限活用し、地方債残高の抑制を図りながら、健全な財政運営を行っていくことが必要不可欠である。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)・防災対策事業の地方債償還財源に充当するため「防災対策加速化基金」を90百万円、「減債基金」を50百万円取り崩しをしているが、「財政調整基金」へ歳計剰余金等を約156百万円積み立てを行った。しかし、令和6年度は「ふるさと納税基金」を350百万円取り崩したこともあり、基金全体としては約306百万円の減となった。(今後の方針)・引き続き、基金の使途の明確化を図り、町財政の健全な運営に資する基金運営を行っていきたい。
財政調整基金
(増減理由)・利子額及び歳計剰余金を156百万円の積立したことによる増加。(今後の方針)・引き続き、災害への備え等のため、過去の実績等を踏まえ、計画的な積み立てを行っていきたい。
減債基金
(増減理由)・償還のため50百万を取り崩しているが、77百万円の歳計剰余金等の積立により増加。(今後の方針)・過去に行った防災対策事業にかかるハード事業に対する借入により、現在、地方債償還のピーク時であることから、引き続き、今後の普通建設事業等の整備計画及び地方債の償還計画を踏まえ、計画的な事業実施を踏まえた基金の積み立てと取り崩しを行っていきたい。
その他特定目的基金
(基金の使途)・建設推進基金:町の建設に資するため。・新しいまちづくり基金:町の新しいまちづくりに資するため。・地域活性化事業基金:町の多様な歴史、伝統、文化、教育、観光及び産業等を活かし、活性化に資するため。・ふるさと納税基金:町の未来に向けての施策および寄付者の意向を反映した施策に効果的活用するため。・防災対策加速化基金:地域の課題や特性に応じた優先的に取り組むべき防災対策をきめ細かに進め、災害に強い地域社会の実現の加速化(増減理由)・ふるさと納税基金(使途を限定しないもの):350百万円を取り崩し、財源不足を補ったことによる減少。・防災対策加速化基金:防災対策事業の地方債償還の財源に充当するため90百万円を取り崩したことによる減少。(今後の方針)・各基金の使途にあった計画的な積み立て及び運用を行っていきたい。そのうち、「防災対策加速化基金」については、引き続き、防災対策に要した経費に関連する町債の償還に充当を予定している。また、「ふるさと納税基金」については、今回は財源不足を補うことに対して取り崩しているが、今後は町の将来に向けての施策及び寄附者の意向を反映した施策に効果的に活用していくことを目指し、将来世代へ課題や負担を残さないためにも、各事業の内容精査を丁寧に行いながら行政サービスの質を向上させつつ健全な財政運営を行っていきたい。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
令和5年度は令和4年度から1.5ポイント増加しているが、全国平均を下回る結果となっており、近年の防災対策に係る普通建設事業費の増加が主な要因である。引き続き、公共施設等総合管理計画及び個別施設計画により、一層の単年度の財政負担の低減や事業実施の平準化を図り、効果的な取り組みを推進していきたい。
債務償還比率の分析欄
債務償還可能比率は類似団体の平均を下回っているが、今後においても地方債の新規発行に気を配りながら、引き続き適切な財政運営に努めていく必要がある。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
有利債の借入などにより将来負担比率はマイナスとなっているため、当町の値は表示されていないが、今後は有利債である旧合併特例事業債の活用額終了による財源調達の課題がある中、一般廃棄物処理施設(し尿処理施設)の長寿命化事業などを予定している。引き続き、適切な財政運営に努め、良好な値を継続していく必要がある。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
有利債の借入などにより将来負担比率はマイナスとなっているため、当町の値は表示されていないが、実質公債費比率が上昇の一途をたどっていることは注視しなければならない。引き続き、公共施設等総合管理計画及び個別施設計画により、事業実施の平準化を図り、一層の単年度の財政負担の低減や地方債残高の適正管理などに努めていく必要がある。
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
橋りょうについては老朽化が類似団体を上回っているため、平成25年度に策定をした「黒潮町橋梁長寿命化修繕計画」に基づき、緊急性により優先順位をつけ順次改修を行っているところである。公営住宅については老朽・耐震化対策として、長期計画となる建て替え事業(119戸)を令和4年度より開始、令和18年度に終了予定。多額の事業費が長期的に継続するため、その都度、想定入居者等を確認し、建て替え戸数を整理しながら、適正に事業をすすめていく。その他、体育館(学校施設)は、環境対策(熱中症予防)として順次、整備が必要であると認識しているが、実施計画は定めていないため、早期に検討したい。引き続き、令和2年度に策定した公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画により、計画に基づく施設全体の長寿命化対策及び安全対策、環境整備を進めていきたい。
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
一般廃棄物処理施設については、令和6年度からの3年間で大規模改修を予定しており、老朽化は解消される見込みだが、財源となる地方債の発行は、以降の実質公債費比率等の上昇に起因するため、他事業の年次計画をふまえ、年間発行額の調整を図っていきたい。消防施設の老朽化対策については、消防屯所の津波浸水区域から高台への移転を順次行っているところであり、将来的には解消される見込みである。令和2年度には公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画を策定したため、計画に基づき施設全体の長寿命化対策及び安全対策を進めていきたい。各施設の一人当たり面積等は人口減少の中で、施設の統廃合が進まないことから、現状では増加傾向が続いている。今後は、真に必要な施設のあり方を政策的な議論とあわせて確認していきたい。その他、令和6年度は南海トラフ巨大地震対策として黒潮町事前復興まちづくり計画を策定したことで、今後、公共施設に対する新たな財政需要が発生することも予期されている。ストック情報にも大きな影響が生じるため、今後の動向に注視していきたい。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
高知県黒潮町の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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