島根県邑南町の財政状況(最新・2024年度)
島根県邑南町の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
邑南町
簡易水道事業
末端給水事業
特定環境保全公共下水道
農業集落排水
簡易排水
小規模集合排水処理
特定地域生活排水処理
個別排水処理
収録データの年度
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概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(2025年3月末46.2%)に加え、町内に中心となる産業が少ないこと等により、財政基盤が弱く、類似団体平均をかなり下回っている。公共施設等総合管理計画に基づく施設の統合・廃止や組織の見直し等により、邑南町行財政改善計画を着実に実行し、現在行っている新発債の制限の継続による公債費の減少に努め、活力あるまちづくりを展開しつつ、行政の効率化を進めることによって、財政の健全化を図る。
経常収支比率の分析欄
町村合併まで福祉施設の運営を直営で行っていたため、近隣自治体と比較して職員数が多い状態にあったが、施設の民間譲渡等を行い職員数の削減を行ってきた。令和3年度に比率が減少し令和5年度まで上昇傾向にあった、令和6年度は人件費や物件費が増加したが普通交付税、臨時財政対策債は減少したものの国県支出金や地方特例交付金の増加により前年度から0.1ポイント改善したが、依然として高い比率となっている。現在行っている地方債の発行抑制を継続するとともに、予算編成方針に邑南町行財政改善計画の確実な実行を掲げ、経常収支比率の改善に努めていく。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
類似団体と比較して1人当たりの人件費及び物件費が高くなっている。人口は減少傾向にあるが、面積は広大で居住地が分散しているため窓口業務等行政サービスの集約化が難しく、職員の削減、施設の統合等による維持管理経費の削減が行えていないことが一因である。その他、共同処理を行う事務組合に対する負担金や福祉施設への委託料・補助金等の割合が大きい。今後、公共施設等総合管理計画に基づいた施設の統合・廃止や行財政改善計画に基づく維持管理経費の削減を目指し、限られた財源で、効率的かつ適正な行政サービスの提供に努める。
ラスパイレス指数の分析欄
平成28年度から実施している給与の総合的見直しによる現給保障や、高齢層職員の退職及び30代から40代の職員採用により、人員構造が平準化されたことで数値は上昇傾向であるが、人事異動に伴う職種間の変動や経験年数階層区分間の変動により令和6年度は減少している。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
面積が広いうえ、人口が集中している地域が分散していることに加え、高齢化率が46.2%(2025年3月末)と全国平均に比べ非常に高く、公共交通機関の少ない本町の現状では、支所等の行政サービスを集約化することによる職員数の削減は難しい。また、道路改良や農業、保健福祉事業における個別訪問など、面積に応じた人員配置が必要な事業が多いため、人口に対する職員数が多くなっている。今後は、DXの推進等による行政サービスの効率化を図るとともに、行財政改善計画に基づき、事務事業の整理縮小、組織・機構の見直しや職員育成を行い、行政のスリム化を図る。
実質公債費比率の分析欄
H24の保育所整備事業や邑智郡公立病院組合のH5病院事業債の元金償還終了などによりR6の公債費は減少し、標準税収入額等が増加したため、R6の比率は前年度に比べ0.1ポイント減少している。今後は人口減少等による普通交付税の減額に加え、R3完了のごみ処理施設整備やR7完了予定の公立病院改築、道の駅整備、石見中学校改築大型建設事業により、その影響が懸念される。引き続き、新発債の抑制のほか、耐用年数に応じた償還期間での借入れや繰上償還により、数値の改善に努める。
将来負担比率の分析欄
合併に伴う普通建設事業に係る起債の償還は進んだものの、類似団体と比較して高い値となっている。普通建設事業に係る起債額の抑制により起債残高が減少傾向にあったが、R6は公立病院改築や石見中学校改築、道の駅整備の実施により起債残高が増加している。今後は人口減少による普通交付税の減額に加え、コミュニティセンター建設や国民スポーツ大会施設整備による将来負担比率の上昇が懸念される。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
民間でも実施可能な部分については、指定管理者制度の導入などを進め、経常収支比率における人件費比率の抑制に努めている。R2からの会計年度任用職員制度の導入、期末・勤勉手当の支給や賃上げにより近年は上昇傾向にある。今後は、行財政改善計画及び行財政改善実施計画に基づき、事務事業の整理縮小や組織・機構の見直しなど効率的な行政運営を行い、行政のスリム化を図る。
物件費の分析欄
町内福祉施設を指定管理により運営し、多くの職員を派遣していたために類似団体と比較して住民1人あたりのコストが高い値となっていたが、平成29年度末に派遣制度を終了し、派遣先福祉施設をすべて民間委譲した。R2に会計年度任用職員制度の導入による物件費から人件費への性質変更により減少して以降、同水準で推移していた。R6は物価高騰の影響により増加している。今後も引き続き、公共施設等総合管理計画に基づく施設の統合・廃止や行財政改善計画に基づく民間委託等の推進により維持管理経費の削減を目指し、効率的な行政サービスの提供に努める。
扶助費の分析欄
高齢化が進んでいる事に加えて、福祉事務所を設置していることや、本町の独自施策である『日本一の子育て村』推進の一環で、子育て環境充実のため医療費等の助成を行っていることから人口1人あたりの歳出額は類似団体より大きくなっている。今後は、独自施策の検証を進め、より合理的な助成を行うことによって、財政を圧迫する傾向に歯止めをかけるよう努める。
その他の分析欄
R5までの数値が類似団体平均を上回っているのは、多額の繰出金の支出が主な要因であり、特に下水道事業については、これまで整備してきた施設の維持管理費として繰出金が要因であったが、R6より下水道事業の法適化により性質の変更を行ったため比率が大幅に減少している。
補助費等の分析欄
一部事務組合等への負担金が多額であるほか、学校給食会にかかる経費を補助金としていることにより、類似団体と比較して高い値となっている。R4はごみ処理施設整備事業完了に伴う邑智郡総合事務組合負担金の減により比率が減少したが、R6下水道事業の法適化による性質の変更により比率は大幅に上昇している。補助金については、毎年新年度予算編成時に、ゼロベースでの見直しを実施するとともに、行財政改善計画に基づく補助金等の整理合理化を進めており、今後も積極的な見直しを行う。
公債費の分析欄
合併に伴う建設事業に係る起債の償還終了や新発債の抑制の効果により、公債費は減少傾向にあったが、R4から増加に転じ、R6はH24の保育所整備事業や邑智郡公立病院組合のH5病院事業債の元金償還終了などにより公債費は減少している。引き続き、新発債の制限をかけることで償還額の減少を図る。一方で、普通交付税等の減額に加え、R3完了のごみ処理施設整備やR7完了予定の公立病院改築、道の駅整備や石見中学校改築等の大型建設事業により、今後は公債費に係る経常収支比率が上昇する見込みである。
公債費以外の分析欄
公債費以外では、類似団体に比べて人件費が0.2ポイント、扶助費が0.3ポイント、補助費等が4.2ポイント高くなっているが物件費の4.8ポイント減などにより、全体比較では類似団体72.9%に対し、本町は72.2%で類似団体平均を若干下回っている。今後も厳しい財政状況は続くものと考えられるため、引き続き普通建設事業の起債額の制限や経常経費の削減、事業会計等の普通会計以外における財政の効率化を進め、経常収支比率の改善に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
総務費は、決算額全体の内訳で一番割合が大きく住民一人あたり432,881円、前年度比+25.7%と増加しているが、これは道の駅整備事業の実施が増加の主な要因である。教育費は、住民一人あたり294,550円、前年度比+4.3%となっているが、石見中学校改築事業や小学校のLED化、トイレの洋式化事業の実施により大きく増加している。民生費は、住民一人あたり283,444円、前年度比+5.2%となっているが、これは住民税非課税世帯重点支援交付金等の物価高騰対策により増加している。また、類似団体と比較して高い水準にあるが、これは平成23年度から本町が推進してきた「日本一の子育て村」施策の一環で、子育て環境充実を図るため、子育て世帯への助成や子育て施設への支援を重点的に取り組んできたことによるものである。また、福祉事務所を設置していることや、町内に多くの福祉施設を有しており、その施設の管理者への委託料等も高い水準となっている要因のひとつとなっている。衛生費は、住民一人あたり209,042円、前年度比-8.2%であり、類似団体と比較しても高い水準にある。これは、公営事業特別会計である上水道事業への補助費、一部事務組合等の公立邑智病院への繰出金、邑智郡総合事務組合(ごみ処理)の負担金等が大きな割合を占めているためである。また、令和6年度の減額の主な要因は下水道事業への繰出金を法滴化に伴い目的を土木費に変更したことによる。土木費は、住民一人あたり151,550円、前年比+53.7%となっているが、これは令和5年度まで衛生費としていた下水道事業への繰出金を法適化に伴い土木費に変更したため、増加している。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり1,766,201円、前年度比+8.9%となっている。最も高額な項目である普通建設事業費は、住民一人当たり523,345円、前年度比+34.5%で類似団体では最も高い値である。これは、道の駅瑞穂整備事業や石見中学校改築事業などの実施によるものである。続いて高額な項目である補助費等については、住民一人当たり400,695円、前年度比+17.8%で、類似団体では最も高い値である。これは、公立邑智病院改築に伴う建設費繰出金や下水道事業の法滴化により性質を変更したことが増加の主な要因である。人件費は、住民一人当たり198,208円、前年度比+9.0%で、これも類似団体内で最も高い値となっている。これは、町内12公民館、2支所に職員をそれぞれ配置し、地域振興や地域密着型業務など、地域毎の専門的な仕事に従事していることにより、職員削減を行えていないことが主な要因である。なお、令和2年度からは会計年度任用職員制度の導入に伴い物件費から人件費への性質変更により増加している。公債費については、住民一人当たり166,284円、前年度比+2.4%で類似団体で最も高い値である。また、令和3年度完了のごみ処理施設整備や令和7年度完了予定の公立病院改築、道の駅整備、石見中学校改築等の大型建設事業により、今後の公債費の増加が懸念されるため、耐用年数を踏まえた適切な償還期間を設定し公債費負担の平準化を図ることとしている。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
適切な財源の確保と歳出の精査により、実質収支額は継続的に黒字を確保している。令和6年度の実質単年度収支は、前年度決算剰余金や追加交付された普通交付税を財政調整基金に積立てた一方、取り崩しを行わなかったため黒字となっている。財政調整基金残高は、決算剰余金等の積立てに伴い増加し、標準財政規模比は0.97ポイント増の16.77%となっている。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
現在のところ、連結実質赤字の発生はない。税率や利用料金改定の見直しを継続的に行い、一層の健全化を目指していく。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
元利償還金は新発債の抑制や合併前後の大型建設事業の償還終了に伴い、近年減少し、令和5年度は令和2年度実施の防災無線整備事業などに係る元金償還開始により増加しているが、令和6年度は平成24年度の保育所整備事業や邑智郡公立病院組合の平成5年度病院事業債の元金償還終了などにより公債費は減少している。今後は、令和7年度完了予定の公立邑智病院改築、道の駅整備、石見中学校改築等の大型建設事業により、元利償還金の増加が懸念される。引き続き新発債の発行制限や事業精査を行うとともに、耐用年数を踏まえた適切な償還年限の設定や繰上償還を行い実質公債費比率の改善に努める。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
平成21年度以降、地方債の新規借入の抑制を行ってきたことや合併前後の大型建設事業の償還終了により、起債残高が減少傾向にあったが、令和元年度・2年度の防災行政無線更新事業や令和3年度で完了したごみ処理施設整備事業などによる残高増加のため、令和2年度、3年度は繰上償還を行い公債費負担の抑制を図っている。令和5年度、6年度は公立病院改築事業の本体工事、道の駅整備事業、石見中学校改築の実施などにより残高が大幅に増加している。今後は、令和7年度完了予定の公立病院改築、道の駅整備、石見中学校改築等の大型建設事業により、さらに起債残高が増える見込みである。起債の抑制や他の事業の縮小・見直し、減債基金の計画的な積立、取り崩し、繰上償還などを行うことで将来負担額の減少に努める。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)令和6年度の基金残高は、普通会計で56億4千6百万円となっており、前年度から4千2百万円の減少となっている。これは、前年度決算剰余金や普通交付税の追加交付分を財政調整基金及び減債基金に積み立てたことにより、財政調整基金残高が7千万円増加したが、減債基金は5千2百万円の減額、その他特定目的基金が事業実施に伴う取崩しにより6千1百万円減少したことが主な要因である。(今後の方針)今後積み立てる基金については、基金の使途の明確化を図るために、個々の特定目的基金に積み立てていくことを予定している。また、現在実施中の邑智病院改築や石見中学校改築、道の駅整備事業などにより財政負担が増えるため、その他特定目的基金の有効活用を図っていく。財政調整基金については、これまでは災害への備え等のため、過去の実績等を踏まえ5~6億円程度を目途に積み立てることとしていたが、今後の公共施設の除却費用の確保や様々な財政需要に対応するため、標準財政規模の10%以上は確保し、さらなる積み立て額確保に努める。減債基金については、新発債の普通建設事業への充当額を上限5億円としているが、邑智病院改築などの大型事業の実施により今後の公債費増加が見込まれるため、単年度の起債額を4億5千万円以内に抑制することとし、将来負担の軽減を図っていく。止むを得ず上限を超える場合は、必要な償還額を減債基金に積み立て今後の償還に備える。
財政調整基金
(増減理由)令和6年度の基金残高は、11億7千9百万円となっており、前年度から7千万円の増加となっている。これは、前年度決算剰余金や追加交付された普通交付税の一部を財政調整基金に積み立てたことや、適切な財源の確保と歳出の精査に努めたことにより財政調整基金の取り崩しを行わない財政運営を行ったことが主な要因である。(今後の方針)邑南町行財政改善計画や公共施設等総合管理計画に基づいた施設の統合・廃止の取組みを着実に進め、残高を確保していく。災害への備え等のため、これまでは過去の実績等を踏まえ5~6億円程度を積み立てることとしていたが、今後の公共施設の除却費用の確保や様々な財政需要に対応するため、標準財政規模の10%以上を目途に確保し、さらなる積み立て額確保に努める。
減債基金
(増減理由)令和6年度の基金残高は、20億2千8百万円となっており、前年度から5千2百万円の減額となっている。これは、令和5年度は前年度決算剰余金のうち4割程度を減債基金に積み立てたほか、普通交付税の臨時財政対策債償還基金費創設による追加交付分の積み立てにより増加していたが、令和6年度は前年度決算剰余金のうち一部と追加交付された普通交付税の臨時財政対策債償還基金分を積み立てたが、取り崩し額が上回ったことが主な要因である。(今後の方針)現在、新発債については普通建設事業への充当額を5億円以内と設定し制限をかけているが、邑智病院改築などの大型事業の実施により今後の公債費増加が見込まれるため、単年度の起債額を4億5千万円以内に抑制することとし、将来負担の軽減を図っていく。一方で、止むを得ず上限を超える新発債については、将来の負担に備え必要な償還額を積み立てる。
その他特定目的基金
(基金の使途)「地域振興基金」/邑南町の一体感の醸成、自治振興組織の育成、地域住民の連帯の強化に資する事業の推進のため「三江線跡地活用基金」/三江線の鉄道跡地の活用等に要する経費「電気通信事業基金」/邑南町電気通信事業の円滑な運営を図るため「日本一の子育て村推進基金」/日本一の子育て村構想の推進のため「ふるさと基金」/(1)「子育て日本一」を目指して、子育て環境の充実のため(2)お年寄りがいきいきと幸せに暮らすことのできる環境づくりのため(3)町内小学校、中学校の教育環境充実のため(4)新型コロナウイルス感染症に関する支援・対策のため(5)町内県立高校(矢上高等学校・石見養護学校)支援のため(6)その他(文化財保護、環境保全など)(7)エネルギーの地産地消による環境と経済を両立したまちづくりのために(増減理由)その他特定目的基金残高は6千1百万円減少している。主な理由は、日本一の子育て村推進基金が石見中学校改築事業の実施等により残高が2千8百万円減の1億3千5百万円に、まちづくり推進基金が道の駅整備事業の実施により残高が6千9百万円減の1千6百万円に減少しているためである。(今後の方針)現在実施中の邑智病院改築や石見中学校改築、道の駅整備事業などにより財政負担が増えるため、その他特定目的基金の有効活用を図っていく。また、今後も魅力あるまちづくりの推進のため、ふるさと寄附額の増加につながる効果的な方法の検討を進める。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
平成16年の町村合併前後に支所や公民館、自治会館等の整備を進めたため比較的新しい施設もあり、有形固定資産減価償却率は、類似団体平均より低い水準です。今後は人口減少に伴う税収の減少や高齢化に伴う社会保障経費の増加、普通交付税の減少などにより、全ての公共施設をこれまで同様に維持・保全していく財源を確保し続けることは困難です。また、老朽化の著しい施設も多くあり、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の計画的な更新や統廃合・複合化・多機能化を基本として、適切な施設の維持管理に努めます。
債務償還比率の分析欄
地方債の新規発行を抑制し、地方債残高の削減を進めるとともに、新規起債時に償還に必要な財源の一部を減債基金に積立てています。これにより、債務償還比率計算の分子となる将来負担額は減少傾向となっていましたが、今年度は地方債や組合負担等見込額が増加し、将来負担額が増加しました。加えて、分母となる経常一般財源等は減少し、その結果分母の減が分子の減を上回ったため比率が上昇しています。引き続き地方債の新規発行の抑制と減債基金積立を行うとともに、経常収支の改善に努めていきます。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
本町は、将来負担比率が減少傾向で、有形固定資産減価償却率は増加傾向でしたが、今年度は地方債や組合負担等見込額の増加により将来負担比率は増加しています。類似団体と比べて将来負担比率は高く、有形固定資産減価償却率が低くなっており、全体的には老朽化した施設の更新が進められていることを示しています。平成16年の町村合併前後に支所や公民館、自治会館、ケーブルテレビ等の施設整備に伴い、借り入れた地方債の償還が進んでいましたが、今年度は大型事業などにより地方債残高が増加しています。現在、新規発行の地方債の抑制や繰上償還による地方債残高の削減を進めており、今後は、来たるべき公共施設等の更新需要に備えるための財源確保や施設の長寿命化による財政負担の軽減・平準化を図る必要があります。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率、実質公債費比率ともに類似団体平均を上回る状態が続いていますが、近年は概ね減少傾向にありました。しかし、今年度は地方債や組合負担等見込額が増加し、将来負担額は増加しました。現在は、新規発行の地方債の抑制や繰上償還による地方債残高の削減を進めているものの地方交付税の減少などの影響が大きく、平成30年度から実質公債費比率が増加に転じています。令和3年度から減少しているものの、今後も道の駅整備事業や邑智病院改築事業、石見中学校改築事業などの大型事業の地方債借入により本指標は上昇すると見込んでおり、引き続き地方債の新規発行の抑制を行うとともに繰上償還の実施により両指標の改善に努めていきます
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
道路、橋りょうトンネルについては、平成16年の町村合併後に交通網の改良を進めたことなどにより、類似団体と比べて有形固定資産減価償却率が低くなっています。一方で、学校施設については、学校施設の多くが昭和40年代~50年代に建設されたものであるため古い施設が多く、有形固定資産減価償却率が高くなっています。老朽化により、設備の更新や日常の維持補修費が例年発生していることから、老朽化の著しい石見中学校の改築を進めるほか、計画的な維持補修に努めるとともに、今後の維持更新費用の逓減、現状からのダウンサイジングを検討するなどし、適正な公共施設等の維持管理、更新を実施していきます。また、公営住宅については、昭和40年~50年代に建築された住宅について、耐用年数が経過しつつあることが有形固定資産減価償却率を押し上げている要因となっていますが、公営住宅の良好な維持管理に努めるため、定期点検、日常点検を実施し、また将来見込まれる修繕工事や必要となる費用を想定し、長寿命化を図るとともに、計画的な建て替えを進めていきます。公民館については、老朽化の著しい施設は合併以降に改築を行っているため有形固定資産減価償却率は類似団体平均を下回っていますが、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の統廃合・複合化・多機能化の検討を進め、適正な規模による施設の維持管理を行っていく必要があります。
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
庁舎については、各支所は平成18年、平成22年の建設で比較的新しい施設ですが、本庁舎は平成7年の建設であるため有形固定資産減価償却率が類似団体平均を上回っていると考えられます。保健センター、図書館、体育館、消防施設は、昭和40年代から昭和50年代に整備しているものが多く、それらの施設が耐用年数を迎えつつあることから、有形固定資産減価償却率が全国平均や類似団体より高い水準にあります。予防的な修繕や改修を行うことにより、施設の機能を適正に維持するなど長寿命化を図っていきます。一方で、一般廃棄物処理施設については、ごみ処理施設整備事業が令和3年度で完了したため令和2年度から数値が大きく減少しています。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては資産総額が1,667百万円の減少(▲1.8%)となった。ただし、資産総額のうち有形固定資産の割合が91.9%を占めており、これらの資産は将来の(維持・更新等の)支出を伴うものであることから、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の集約化・複合化を進めるなど公共施設等の適正管理に努める。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は14,718百万円となり、前年度比427百万円(前年度比3.0%)の増加となった。これは主に、公立邑智病院改築事業に伴う建設費繰出金が増加したため、補助金等が昨年度より1,033百万円増加しているためである。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等の財源(11,038百万円)が純行政コスト(14,030百万円)を下回っており、本年度差額は▲2,992百万円(前年度比222百万円減)となり、純資産残高は3,708万円の減少となった。特に本年度は、純行政コストが増加した上に、地域脱炭素移行・再エネ推進交付金や学校施設環境改善交付金等の増加で国庫補助金が増加したものの、道の駅瑞穂整備事業費負担金や災害復旧費県補助金等の減少で県補助金の減少が国庫補助金の増加よりも大きかったため、本年度差額は減少した。地方税の徴収業務の強化等により税収等の増加に努めるとともに、純行政コストの圧縮を行い純資産の増加を図っていく。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は789百万円であったが、投資活動収支については、▲2,788百万円、財務活動収支については、邑智病院改築事業や石見中学校改築事業などにより、地方債の発行収入が地方債償還支出を大きく上回ったことから2、062百万円となっており、業務活動と財務活動収支の黒字で投資活動の赤字を補填している。本年度末資金残高は前年度から63百万円増加し、438百万円となった。
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額は、合併前に旧町村毎に整備した公共施設があるため、保有する施設数が非合併団体よりも多く、類似団体平均を上回っている。前年度末に比べて4.1万円増加しているが、老朽化した施設が多く資産合計額は、過去5年間を見ても減少傾向である。将来の公共施設等の修繕や更新等に係る財政負担を軽減するため、令和5年度に改訂した公共施設等総合管理計画に基づき、今後30年間の取り組みとして公共施設等の集約化・複合化を進めるなどにより、施設保有数の適正化に取り組む。
2.資産と負債の比率
社会資本等形成に係る将来世代の負担の程度を示す将来世代負担比率は前年度から3.2%増加しているが、引き続き類似団体平均を下回っている。これは新規に発行する地方債に上限を設け抑制を行うとともに、やむを得ず上限を超えて地方債を発行する場合には、返済の原資を積み立てる対策を行うなど、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努めているとによる。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは類似団体平均を上回っている。特に、純行政コストのうち人件費が、類似団体と比べて住民一人当たり行政コストが高くなる要因となっていると考えられる。直営で運営している施設について、指定管理者制度を導入するとともに、行財政改善計画及び行財政改善実施計画に基づき、事務作業の整理縮小や組織・機構の見直しを行うとともに職員育成を行い、行政のスリム化を図り、人件費総額の削減に努める。併せて、人件費とともに大きな割合を占める物件費、維持補修費も、施設の老朽化等により今後はさらに増加が懸念されるため、施設の集約化・複合化事業を進めるなど、公共施設等の適正管理に努めることにより、経費の縮減に努める。
4.負債の状況
住民一人当たり負債額は類似団体平均を上回っているが、新規に発行する地方債の上限を設け抑制を行うなど、地方債の減少に努めている。やむを得ず上限を超えた地方債を発行する場合には、返済の原資を積み立てる対策を行うなど財源確保にも努めている。業務・投資活動収支は、基金の取崩収入及び基金積立支出を除いた投資活動収支の赤字分が、業務活動収支の黒字分を大幅に上回っているため、△1,614百万円となっている。これは、邑智病院改築や石見中学校改築に係る地方債を発行して、投資活動収支△2,454百万円(前年度比△1,616百万円減)となったためである。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、類似団体平均を上回っている状況にある。町村合併以前(平成16年以前)の施設が多くあり、施設の老朽化が進んでいる現状で、今後、経常費用のうち維持補修費の大幅な増加が見込まれることから、公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の集約化・複合化や長寿命化を行うことにより、経常費用の削減に努める。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
島根県邑南町の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。