兵庫県稲美町の財政状況(2016年度)
兵庫県稲美町の財政状況について、2016年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
稲美町
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収録データの年度
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概観
普通会計の構造(2016年度)
財政比較分析表(2016年度)
財政力指数の分析欄
数値は3カ年平均の値であり、27年度と同じ数値となっている。単年度での比較においては27年度の0.74から0.75へと0.01ポイント改善している。町税は27年度から2.5%増となっていますが、今後は労働人口の減少等をはじめとする厳しい状況が予想されるため、課税客体の適正な把握、インターネット公売の実施、税のコンビニ収納など、歳入の確保を図り、財政基盤の強化に努める。
経常収支比率の分析欄
地方消費税交付金や臨時財政対策債の減などにより経常一般財源が減少しており、27年度より0.4ポイント上昇している。全体の構造としては繰出金が比率を上昇させている。今後も高齢者医療費や介護給付費の増、また下水道事業の起債償還のピークが続くことから、繰出金が経常収支比率を押し上げる構造が続くと考えられる。介護予防事業の充実や下水道料金の改定、資本費平準化債の借入などにより繰出金の抑制を図り、現在の水準の維持に努める。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
27年度には学校及び庁舎における電算機器の入替があったことにより物件費が減少し、全体としては27年度より1.1%減少しており、類似団体と比較して良好な状態である。ごみ処理事業の一部などを一部事務組合で行っていることと、職員数の抑制による人件費の節減が寄与していると考えられる。今後も現在の良好な水準の維持に努める。
ラスパイレス指数の分析欄
27年度より0.6ポイント低下している。給与体系の適正化を図っているところであるが、類似団体の平均と比較すると0.3ポイント上回っている。今後も給与水準の一層の適正化に取り組み、より住民に理解が得られる給与構造の構築に努める。また、24年度の指数が100を超えているが、これは国家公務員の2年間(24.25年度)の時限的な給与改定特例法による給与カット(平均7.8%)があったことによるもので、特例法による措置がないとした場合では24年度が97.3ポイントとなる。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
28年度(29.4.1現在)は27年度より約0.03人増加しているが、類似団体と比較して良好な状態である。これは、ごみ処理業務や消防事務、一部施設管理を委託していること、また、過去から取り組んできた職員数の抑制などによるものである。今後も適正な定員の管理に取り組み、現在の水準の維持に努める。
実質公債費比率の分析欄
数値は3カ年平均の値であり、27年度より1.0ポイント改善している。一部事務組合の起債に対する負担の減(約2千万円)などにより、単年度での比較においても27年度の6.1から4.9へと1.2ポイント改善している。類似団体平均値と比べると、平均を少し上回る水準を維持している。比率を押し上げている要因としては、下水道事業の繰出金に含まれる準元利償還金が大きいことがあげられるが、今後も償還金額のピークが続くため、下水道料金の改定や資本費平準化債の借入など、繰出金による負担の軽減を図る必要がある。
将来負担比率の分析欄
下水道など特別会計への公債費繰出見込の減(約6億1千万円)や充当可能基金の増(約5億円)などにより比率はさらに改善し、27年度以降の将来負担比率は「-(なし)」となっており、類似団体を上回る良好な状態となっている。しかしながら、下水道事業への公債費繰出金が多く、将来負担額全体の52.6%を占めている。農業集落排水事業の施設更新による借入や、一般会計において公共施設更新による借入など、大型事業が今後見込まれることから、計画的な施設更新による借入額の抑制や行財政改革による基金残高の維持に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2016年度)
人件費の分析欄
27年度と同じ数値となっており、類似団体と比較しても良好な状態である。また、一部事務組合や特別会計などに支出している人件費に充てる繰出金を合計した数値でも類似団体よりも良好な値となっている。これは、職員数の適正化に努めていることの他、ごみ処理業務や消防事務、一部施設管理を委託していることで、職員数が抑制できているためである。今後も引き続き適正な定員管理等に努める。
物件費の分析欄
27年度より0.1ポイント上昇しているものの、類似団体と比較して良好な状態にある。ごみ処理などの業務や公園等の管理運営を委託している(人件費から物件費へ振替えられている)額も含めての数値であるので、人件費に準ずる額を除いた物件費では、類似団体に比べて抑えられていると見ることができる。
扶助費の分析欄
27年度より0.1ポイント上昇しているものの、類似団体平均と同水準を維持している。今後も、認定審査等の適正化や保育料軽減基準の検討などにより、現在の水準の維持に努める。
その他の分析欄
27年度より0.2ポイント上昇しており非常に悪い値となっている。19.9ポイントのうち、19.5ポイントが他会計への繰出金となっている。繰出金の総額は、-1.7%となっている。下水道事業に対する繰出金が繰出金全体の41.3%を占め、比率を押し上げる大きな要因となっている。一般会計からの繰出を減らすため、下水道料金の改定に努め、また、資本費平準化債の借入により、単年度での公債費負担の抑制を図る。
補助費等の分析欄
27年度より0.3ポイント改善している。消防事務委託、農業共済事務組合、衛生事務組合への負担金、国営東播用水土地改良事業に係る県への負担金が多額であるが、類似団体平均と同水準となっている。今後、国営東播用水土地改良事業負担金は29年度に終了するが、新たに広域ごみ処理事業負担金が生じるため、比率は上昇する見込である。
公債費の分析欄
27年度より0.3ポイント上昇しているものの、類似団体と比較して良好な状態にある。公債費に準ずる費用を含めた額でも類似団体平均と比べて良好な値となっている。しかし、公営企業債の償還に充てたと認められる繰入金は類似団体平均の1.4倍の額となっており、公債費に準ずる額が非常に多くなっている。下水道料金の改定や資本費平準化債の活用などを行い、一般会計の負担軽減を図る。
公債費以外の分析欄
27年度より0.1ポイント上昇しているものの、類似団体平均と同水準を維持している。今後も、繰出金の抑制を図り健全な財政の運営に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)
目的別歳出の分析欄
議会費、総務費、労働費、農林水産業費以外は、類似団体を下回る低コストな行政運営を実現できています。上回っている費目については、次のような理由があります。議会費(議員報酬が類似団体を上回る)、総務費(多額の基金積立)、労働費(勤労者住宅資金融資対策事業)、農林水産業費(農業振興や土地改良事業など、過去から農地の保全や農業振興に努力)一方、下回っている費目の中でも、衛生費、消防費には町の特色が現れており、次のような理由があります。衛生費(ごみ処理業務の一部を委託や一部事務組合で実施)、消防費(消防事務を加古川市に委託)
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)
性質別歳出の分析欄
人件費については、ごみ処理業務や消防事務、一部施設管理を委託していること、また、過去から取り組んできた職員数の抑制などにより、類似団体や全国平均と比べて非常に低コストな行政運営を行っています。普通建設事業費やそのうちの新規整備については、類似団体や全国平均を下回っています。また、それに伴い公債費についても、類似団体や全国平均を下回っています。これは、公共施設の更新をでき得る限り先延ばししながら施設の延命を図ってきたこと、過去からのハコモノ整備の抑制によるものですが、今後、各施設の更新時期を一斉に迎える際に急激にコストが増加することを意味しています。施設の更なる長寿命化対策や、基金の積立などの財源確保対策が課題となっています。
実質収支比率等に係る経年分析(2016年度)
分析欄
人件費や投資的経費など徹底した歳出削減と税収の確保などにより、20年度以降は実質単年度収支の黒字を維持し、基金の積立を行っている。19年度末で約10億3千万円まで減少していた基金が、28年度末で約31億6千万円となっている。今後も健全な財政運営に努め、将来の公共施設の更新に備え適正な基金残高の維持に努める。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2016年度)
分析欄
全会計において、20年度以降実質収支は黒字を維持している。今後も各会計において、実質収支の黒字を維持できるよう、健全な財政運営に努める。
実質公債費比率(分子)の構造(2016年度)
分析欄
元利償還金とならび、公営企業債の元利償還金に対する繰入金の割合が大きい。元利償還金については、借入残高に占める臨時財政対策債の割合が年々増加傾向にある。臨時財政対策債分については全額が交付税算入(算入公債費等)されるため実質公債費比率には影響しない。公営企業債の繰入金については、料金の改定や資本費平準化債の借入により抑制を図っている。また、債務負担行為に基づく支出額については、順次償還が終了し減少傾向にある。これらの要因により実質公債費比率の分子は減少傾向にある。
将来負担比率(分子)の構造(2016年度)
分析欄
公営企業債等繰入見込額については、料金の改定や資本費平準化債の借入により、21年度から減少してきている。一般会計等に係る地方債の現在高については、臨時財政対策債の借入による増加が大きく、それ以外の新規借入についても公共施設の更新による増加が見込まれる。なお、臨時財政対策債分は全額が基準財政需要額算入見込額となるため、将来負担比率には影響しない。さらに、充当可能基金も近年増加傾向にある。これらの要因により将来負担比率の分子は減少傾向にあり、27年度以降はマイナスとなり、将来負担がない状態となっている。しかしながら、この将来負担比率の分子には、今後の公共施設の更新費用が含まれていないことに注意が必要である。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2016年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
債務償還可能年数の分析欄
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率及び実質公債費比率ともに近年は大きく改善し、類似団体と比較して良好な状態である。将来負担比率では下水道事業の借入残高の減及び基金残高の増、実質公債費比率では一部事務組合の起債に対する負担の減が主たる改善の要因である。しかしながら、実質公債費比率では下水道事業の繰出金に含まれる準元利償還金が大きく、今後も償還金額のピークが続くため、これ以上の大きな改善は見込めない。また、将来負担比率でも公共施設の更新等による大規模事業により、現在の基金残高の維持や借入残高の減を見込むことが困難であり、比率の上昇が見込まれる。今後は計画的な施設等の更新により、借入の抑制や基金残高の維持を図り、将来負担比率の急激な上昇の抑制を図る。また、料金改定により下水道事業に対する負担の軽減を図る。
施設類型別ストック情報分析表①(2016年度)
施設情報の分析欄
施設類型別ストック情報分析表②(2016年度)
施設情報の分析欄
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2016年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2016年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額が当該年度の期首から131百万円の増加(+0.4%)となった。ただし、総資産のうち有形固定資産の割合が75.6%を占めており、これは将来の更新等の支出を伴うものであることから、施設の長寿命化を図るとともに、更新時期を調整し、分散させることにより、更新費用等の軽減・平準化を行う必要がある。全体においては、資産総額が64,493百万円となっており、総資産のうち有形固定資産の割合が80.6%を占めている。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は9,422百万円となっている。経常費用のうち、行政サービス提供の担い手である職員等の人件費、業務委託や消耗品等の経費、減価償却費等の物件費等及び、補助金等や社会保障関係等の扶助費等の移転費用にかかるコストが全体の97.9%を占めている。全体においては、経常費用は16,609百万円となっている。経常費用のうち、行政サービス提供の担い手である職員等の人件費、業務委託や消耗品等の経費、減価償却費等の物件費等及び、補助金等や社会保障関係等の扶助費等の移転費用にかかるコストが全体の96.3%を占めている。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、国県等補助金、税収等の財源(8,887百万円)が純行政コスト(9,018百万円)を下回っており、本年度差額は131百万円の不足となった。純資産の合計としては、余剰分(不足分)の本年度差額131百万円の不足に無償所管換等を加味すると、本年度純資産変動額が128百万円の不足となり、本年度末純資産残高としては21,750百万円となった。全体においては、国県等補助金、税収等の財源(15,160百万円)が純行政コスト(15,234百万円)を下回っており、本年度差額は74百万円の不足となった。純資産の合計としては、余剰分(不足分)の本年度差額74百万円の不足に無償所管換等を加味すると、本年度純資産変動額が71百万円の不足となり、本年度末純資産残高としては34,221百万円となった。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は496百万円のプラスとなっているが、投資活動収支については797百万円のマイナスとなった。財務活動収支については、239百万円のプラスとなっており、その内訳としては地方債発行収入が1,038百万円に対して地方債の償還支出が725百万円となっており、負債の負担が増えていることを示している。全体においては、業務活動収支は1,454百万円のプラスとなっているが、投資活動収支については1,176百万円のマイナスとなった。財務活動収支については、265百万円のマイナスとなっており、その内訳としては地方債発行収入が1,575百万円に対して地方債の償還支出が1,766百万円となっており、負債の負担が減少していることを示している。
財務書類に関する情報②(2016年度)
1.資産の状況
住民一人あたり資産額が106万円となり、当該年度期首の105万円から1万円増加している。また、類似団体平均値を下回っており、資産、負債ともに低く、低資産、低負債のコンパクトな行財政運営がなされている。歳入額資産比率は2.9年となっており、類似団体平均値を下回っている。今後は老朽化した公共施設等の改修が必要となってくるため上昇する見込である。有形固定資産減価償却率は63.9%となり、当該年度期首の62.3%から1.6%上昇している。老朽化した資産が多いため、類似団体平均値を上回っている。老朽化した施設について、各施設の重要度や劣化状況に応じて、計画的・効率的に改修・更新を行う必要がある。
2.資産と負債の比率
純資産比率は65.2%となり、類似団体平均値を下回っており、低資産でコンパクトな行財政運営がなされている。将来世代負担比率は11.7%と類似団体平均値を下回っているが、新規に発行する地方債の抑制を行うなど、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努める必要がある。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは28万7千円となり、類似団体平均値を下回っており、効率的でコンパクトな行財政運営をしていることが分かる。ごみ処理業務や消防事務、一部施設管理を委託していることなどが要因としてあげられる。
4.負債の状況
住民一人当たり負債額は36万9千円となり、類似団体平均値を下回っており、低負債のコンパクトな行財政運営がなされている。今後、公共施設の更新等に多額の費用が必要となることが想定されるため、更新費用等の軽減・平準化を行う必要がある。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は4.4%となり、類似団体平均値を下回っており、行政サービス提供に対する直接的な負担の割合は比較的低くなている。一般会計は基本的に税収を主な収入源としており、サービスに対する対価として徴収するものは、保育所、土地改良事業などの分担金及び負担金、証明発行手数料などに限られているためである。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
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兵庫県稲美町の2016年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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