北海道北見市の財政状況(2019年度)
北海道北見市の財政状況について、2019年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
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概観
普通会計の構造(2019年度)
財政比較分析表(2019年度)
財政力指数の分析欄
基準財政需要額は、合併特例債償還額の増加などに伴い、前年度と比べて0.3%の伸びとなった。一方、基準財政収入額は、市税収入の持ち直しなどに伴い、前年度と比べて0.3%の伸びとなった。その結果財政力指数は0.45となり、前年度と同率で推移したものの、類似団体平均0.62を下回っていることから、引き続き事務作業のさらなる見直し、市税等の徴収対策強化などの取組を進め、歳入規模に見合った財政構造への体質改善を図る。
経常収支比率の分析欄
大型建設事業等の公債費償還開始等により経常支出が増加するなど、経常収支比率が3.6ポイント下降したことから、引き続き経常経費の削減、経常一般財源の確保に努める。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
市町村合併に伴い、類似団体中最も行政面積が広大となり、類似の公共施設が増え運営管理経費等がかさむことにより、類似団体平均を上回っている。行財政改革推進計画や公共施設マネジメント基本計画に基づき、公共施設の再編統合等を図ることにより、経常経費の削減に努める。
ラスパイレス指数の分析欄
給与制度の総合見直しを実施し、特定の階層の昇給が圧縮された結果、指数はH29の水準を維持した。今後においても、国の給与水準や民間資金等の状況を踏まえながら、給与水準の適正化に努める。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
定員適正化計画に基づく適正な人員配置や事務事業の民間委託の推進、定年退職者の補充制限等により、適正な定員管理に努める。
実質公債費比率の分析欄
過去の社会資本整備の取組などにより、類似団体平均を上回っている。事務事業評価等を通じ、事業の必要性や優先度を見極めるとともに、基準財政需要額への算入率が高い地方債を活用することなどにより、適正水準の確保に努める。
将来負担比率の分析欄
過去の社会資本整備の取組などにより、類似団体平均を上回っている。事務事業評価等を通じ、事業の必要性や優先度を見極めるとともに、基準財政需要額への算入率が高い地方債を活用することなどにより、適正水準の確保に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2019年度)
人件費の分析欄
定員適正化計画に基づく職員数の減少、職員採用の抑制により、類似団体と比較し、人件費に係る経常収支比率は低くなっている。
物件費の分析欄
ごみ収集業務委託費の増加等により昨年度より比率が増加し、類似団体平均を上回っている。物価・最低賃金の上昇等により物件費は増加傾向にあり、今後も増加が見込まれることから、今後も経費の削減に努める。
扶助費の分析欄
扶助費に係る経常収支比率は、類似団体平均を下回っているが、今後も少子高齢化の進展により増加基調が続くものと見込まれる。
その他の分析欄
類似団体を上回っているのは、介護保険特別会計への繰出金の増加が主な要因であるが、今後、介護予防事業の推進を図ることなどにより健全な財政運営に努める。
補助費等の分析欄
類似団体平均を上回っているのは、消防業務を一部事務組合において行っているためであるが、一部事務組合においても経費の縮減を図り負担抑制に努める。
公債費の分析欄
過去の社会資本整備の取組などにより発行した地方債や臨時財政対策債の発行により公債費に係る経常収支比率は類似団体平均を上回っている。今後においては、旧合併特例事業債の発行などにより公債費の増が見込まれていることから、基準財政需要額への算入のない地方債の新規発行を抑制するなど公債費の縮減に努める。
公債費以外の分析欄
人件費、扶助費において類似団体平均を下回っていることによるものであるが、今後も経費削減に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)
目的別歳出の分析欄
総務費は、住民一人当たり84,292円となっている。前年度決算より費用が増加している主な要因は、市庁舎建設事業による工事費等の増加である。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり617,950円となっている。主な構成項目である普通建設事業費は、住民一人当たり126,144円となっている。近年、庁舎整備や社会教育施設などの大型建設事業が続いたこと等により、類似団体と比較して一人当たりコストが高い状況が続いている。前年度決算と比較すると14.1%増となっているが、引き続き公共施設マネジメント基本計画に基づき、公共施設の再編統合等を図ることにより、事業費の削減に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2019年度)
分析欄
財政調整基金残高については、標準財政規模比で増減があるが残高は増額となっている。実質収支額については、各年度の決算状況により変動はあるものの、概ね一定の黒字額となっている。実質単年度収支については、決算状況により実質収支が前年度実績収支額を下回ることにより赤字となることがある。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2019年度)
分析欄
平成27年度以降については全会計において黒字となっており、連結実質赤字は生じていない。
実質公債費比率(分子)の構造(2019年度)
分析欄
近年、元利償還金等(A)は同水準にあるのに対し、算入公債費等(B)は増加しているため、実質公債費比率の分子は減少傾向にあったが、令和元年度については大型事業の償還開始に伴い、昨年度から比べ増加した。地方債の発行に当たり、基準財政需要額への算入率が高い地方債を活用することなどにより、実質公債費比率の適正化を図る。
将来負担比率(分子)の構造(2019年度)
分析欄
将来負担額(A)は、一般会計債等に係る地方債の現在高が増加傾向にある。充当可能財源等(B)についても増加傾向となっている。これは、旧合併特例事業債及び臨時財政対策債等の増加による基準財政需要額算入見込額の増加が主な要因である。こうした状況により将来負担比率の分子は増加傾向にあるが、地方債の発行に当たり、基準財政需要額への算入率が高い地方債を活用することなどにより将来負担の減少に努める。
基金残高に係る経年分析(2019年度)
基金全体
(増減理由)ふるさと北見応援寄附金を7基金で按分して総額24,919万円を積み立てた一方、北見カーリングホール建設事業のために「地方創生拠点整備基金」を11,486万円取り崩したことのほか、社会事業基金・公営住宅入居敷金管理基金・ふるさと振興基金を投資的経費に45,000万円充当したこと等により、基金全体としては44,167万円の減少となった(今後の方針)ふるさと北見応援寄附金等の寄附金など使途が特定されているものについては、寄附者の意図に沿った適切な事業に充当するため、それぞれの基金に積立。
財政調整基金
(増減理由)基金を繰替運用したことにより発生した利子を積み立てたため増加。(今後の方針)財政調整基金の残高は、災害への備え等のため現在額程度の維持に努める。
減債基金
(増減理由)市債の償還のため、7,812万円を充当したことにより減少。(今後の方針)市債の償還財源として計画的に繰入を行う。
その他特定目的基金
(基金の使途)・地域振興基金:地域振興または市民連帯の強化・ふるさと振興基金:特色を生かした心豊かな個性あるまちづくり(増減理由)・体育・スポーツ振興基金:スポーツ機器整備等の事業の財源として1,050万円充当した一方で、ふるさと北見応援寄附金等1,881万円を積み立てたことにより増加。・ふるさと振興基金:ふるさと北見応援寄附金8,886万円を積み立てた一方で、スポーツ合宿事業や防災対策費、観光推進プロジェクト経費、防犯灯設置等経費の財源として9,788万円充当したこと等により減少。(今後の方針)・庁舎建設・整備基金:令和2年度完成予定の市庁舎建設事業に係る経費に充当する予定。・社会事業基金他6基金:ふるさと北見応援寄附金等の寄附金など使途が特定されているものについては、寄附者の意図に沿った適切な事業に充当するため、それぞれの基金に積立予定。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2019年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率は全国水準より高い水準にあり、資産の老朽化が進行している状態にある。今後とも平成28年2月に策定した北見市公共施設マネジメント基本計画に基づき、施設保有量の最適化や施設の適切な維持管理、コストの抑制と財源確保など、公共施設の適切なマネジメントに努める。
債務償還比率の分析欄
債務償還可能年数は全国水準より高い水準にある。近年の大型建設事業実施に伴い地方債残高が増加傾向にあるなど将来負担比率が類似団体平均より高い水準にあることが主な要因であり、行財政改革の推進、基準財政需要額への算入率が高い地方債を活用することで将来負担比率の改善を図り、適正水準の確保に努める。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率、有形固定資産減価償却率とも類似団体平均よりも高い水準にある。行財政改革の取組を推進することで、将来負担比率の改善を図るとともに、北見市公共施設マネジメント基本計画に基づき、施設保有量の最適化や施設の適切な維持管理、コストの抑制と財源確保など、公共施設の適切なマネジメントに努める。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
実質公債費比率は類似団体平均と同水準であるものの、将来負担比率は高い水準にある。将来負担比率が上昇傾向にあることから、実質公債費比率も今後は上昇していくことが想定され、これまで以上に公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。事務事業評価等を通じ、事業の必要性や優先度を見極めるとともに、基準財政需要額への算入率が高い地方債を活用することなどにより、適正水準の確保に努める。
施設類型別ストック情報分析表①(2019年度)
施設情報の分析欄
認定こども園・幼稚園・保育所に関しては、保育施設再編整備計画等に基づく保育所の建替や改修により、近年、有形固定資産減価償却率は改善されている。道路・橋りょう等のインフラ資産は、長寿命化計画等に基づき舗装改良や修繕等を計画的に実施しているものの、総体としては経年に伴って有形固定資産減価償却率は概ね一定割合で増加している。北見市公共施設マネジメント基本計画に基づき、長寿命化や複合化など施設の適切なマネジメントに努める。
施設類型別ストック情報分析表②(2019年度)
施設情報の分析欄
図書館は、中央図書館が平成27年度に移転改築したことにより、有形固定資産減価償却率は全国平均値・類似団体平均値よりも低い水準にある。一方で、一般廃棄物処理施設は、耐用年数が短い附属設備や工作物を多く保有しており備忘価額まで償却されていること、保健センターは老朽化が進んでいることなどから、それぞれの有形固定資産減価償却率は全国平均値・類似団体平均値よりも高い水準にある。これらの施設については、北見市公共施設マネジメント基本計画に基づき、長寿命化や複合化など施設の適切なマネジメントに努める。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2019年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2019年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、市庁舎建設(32.0億円)や高栄団地建替(9.5億円)、温根湯中学校改修(5.3億円)などの大型建設事業が実施されたことにより資産の取得額が大きくなっているが、減価償却による資産の減少がそれを上回ったことから、前年度末と比較すると資産総額としては27.8億円(1.0%)の減少となった。一方で負債に関しては、これら大型事業に係る地方債の発行により固定負債が大きくなり、負債総額は29.1億円(2.5%)増加した。全体においても、水道事業会計や下水道事業会計の施設・設備の減価償却額が大きく、資産総額として47億円(1.2%)の減少となった。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用のうち施設の老朽化に係る維持補修費や減価償却費の割合(23.2%)が高くなっている。北見市公共施設マネジメント基本計画に基づき、施設保有量の最適化や施設の適切な維持管理、コストの抑制と財源確保など、公共施設の適切なマネジメントに努める。
3.純資産変動の状況
後期高齢者医療特別会計における後期高齢者医療保険料、国民健康保険特別会計における国民健康保険料、水道事業会計及び下水道事業会計における使用料等の収入により、これら会計としては税収等が純行政コストを上回っているが、一般会計等では、税収等の財源(529億円)が純行政コスト(586億円)を下回っていることから本年度差額及び純資産残高は57億円の減少となった。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は21億円であったが、投資活動収支については、市庁舎建設や高栄団地建替、温根湯中学校改修などの大型建設事業の実施により△56億円となった。これに伴い、地方債の発行額が地方債償還額を上回っているため、財務活動収支は37億円となっている。財務活動収支に関しては今後償還が始まるとマイナスに転じることが予想されるが、地方交付税措置率の高い地方債の発行に努めているため、税収等の収入により賄えるものと考えている。全体では、下水道事業会計などにおいて地方債償還額が発行額を上回っており、地方債の償還が進んでいる状況である。
財務書類に関する情報②(2019年度)
1.資産の状況
住民一人あたり資産額は類似団体平均を上回っている一方で、有形固定資産減価償却率は6割を超えて推移するなど資産の老朽化が進行している状況にある。北見市公共施設マネジメント基本計画に基づき、施設保有量の最適化や施設の適切な維持管理など公共施設の適切なマネジメントに努める。
2.資産と負債の比率
将来世代負担比率は類似団体平均を上回っており、例年増加傾向にある。近年の大型建設事業実施に伴い地方債の残高は増加で推移しているが、地方交付税措置の高い地方債の選択や基金の活用などにより比率の改善を図り、適正水準の確保に努める。
3.行政コストの状況
住民一人当たりの行政コストは類似団体平均を上回っている。特に、施設の老朽化に伴い年々増加する維持補修費や減価償却費が経常費用の高い割合を占め、行政コストを引き上げる要因になっているものと考えられる。
4.負債の状況
近年の大型建設事業実施に伴い、地方債の発行額が償還額を上回り続けており、残高(負債)が増加している状況である。基礎的財政収支に関しては、地方債を主財源とした公共施設等整備により投資活動収支が大きく赤字となっており、類似団体平均を下回っている。新規事業については、北見市公共施設マネジメント基本計画に基づき、優先度の高いものから計画的に実施し、地方交付税措置の高い地方債を選択するなど赤字分の縮小に努める。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は類似団体平均と同程度であるが、施設の老朽化による維持補修費や減価償却費が増加してきていることか北見市公共施設マネジメント計画に基づく施設の整備を行うことにより、経常費用の削減に努める。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
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データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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