事業・施設概要
| 都道府県 | 北海道 | 経営主体 | 北見市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | Bd1 |
| 行政区域内人口 | 109,131人 | 現在処理区域内人口 | 98,498人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 97,856人 | 現在処理区域面積 | 3,208ha |
| 晴天時現在処理能力 | 72,900m³/日 | 下水管布設延長 | 1,199km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は、令和6年度より浄化センターの汚泥処理過程で発生する消化ガスの売却事業を開始したことに伴い、営業外収益が増加したことにより、類似団体平均よりも高い値となっています。また、企業債残高対事業規模比率は、類似団体平均と比べ低い値を維持しています。経費回収率は、類似団体平均よりも高い値となっています。流動比率は、借換債により令和7年度の償還額が増加することから、類似団体平均を大きく下回っています。累積欠損金比率は0%となりましたが、使用料収入が減少傾向にあることや物価高騰により維持管理費が増加傾向にあることから、引き続き経営基盤強化のため、安定的に資金を確保していく必要があります。施設利用率は類似団体平均と比べ低く、今後も人口減少や節水機器の普及に伴い有収水量の減少が見込まれることから、施設の更新にあたっては、統廃合や規模の縮小を検討する必要があります。水洗化率は類似団体平均を大きく上回り、水洗化を促す啓発活動に取り組んできた結果、年々増加しています。
老朽化の状況について
管渠老朽化率は、現在類似団体平均を大きく上回っていますが、処理区域の拡張に伴い整備した管渠が順次法定耐用年数を迎えることにより、今後さらに増加傾向となることが見込まれます。類似団体平均と比較して、有形固定資産減価償却率及び管渠老朽化率が高い傾向にあり、現在も古い施設が使用されている状況にあります。管渠改善率は、類似団体平均より高い値となっていますが、今後も更なる管渠の改善に取り組む必要があります。人口減少や節水機器の普及により有収水量の減少が進む中、老朽化した管渠や施設がさらに増加することが見込まれるため、「ストックマネジメント計画」に基づく予防保全型の改築・更新手法により、長寿命化を図りつつ、施設の劣化状況や重要度などを勘案しながら計画的な更新を行う必要があります。
全体総括
北見市の下水道事業は、民間委託の業務範囲拡大や業務の見直しに加え、平成26年度に使用料改定を行ったことにより令和元年度で資金不足が解消し、令和6年度には公共下水道事業で累積欠損金を解消しましたが、特定環境保全公共下水道事業と合わせた会計単位でみると累積欠損金を抱えているため、資金的に安定しているとはいえない状況です。また、人口減少や節水機器の普及による使用料収入の減少、施設の老朽化に伴う更新需要の増加などにより、厳しい経営環境が今後も続いていくと予想されるため、更新・改築管渠の優先付けや施設の長寿命化、施設の統廃合といった計画的・効率的な事業運営を図るとともに、経費の節減に努め、支出額の抑制を図ってまいります。
経営状況
収支構造
総額41.1億円
総額37.8億円