経営の健全性・効率性について
整備区域の拡大に伴い、使用料収入が増加しているものの、建設費に係る地方債の償還金が増加しているため収益的収支比率が100%を大きく割り込み一般会計からの繰入金に依存している状況である。しかし、町村合併により8地区あった農業集落排水施設のうち5地区を公共下水道区域に追加変更し、平成29年度までには2地区が編入となり、平成31年度までに順次整備する予定です。それに伴い、農業集落排水施設の5地区の排水及び事業所排水の接続が可能となり使用料の増収、一方処理施設の統合等による汚泥処分費の節減により、経営の健全化が図れる。
老朽化の状況について
現在、耐用年数が経過している施設はありません。
全体総括
事業開始は平成8年4月1日、町村合併により、18年度にみなべ町汚水処理構想計画を見直し、農業集落排水地区5箇所を公共下水地区に組み込み、平成31年度までに町内区域(301ha)を整備する計画に変更、現在の整備進捗率は60%強となっている。平成14年10月1日に供用開始し、平成27年度末における普及率は49.3%、水洗化率61.7%となっている。現在は建設途上であり、水洗化の推進、適正な維持管理に努めているが、収支の不足分は一般会計からの繰り入れにより補填している状況にある。