貝塚市:公共下水道

地方公共団体

大阪府 >>> 貝塚市

地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

経常収支比率は101.21%となり、類似団体平均値の106.90%よりは低いものの、経常収支で黒字を計上することができた。累積欠損金比率は0%となっており、類似団体よりも健全な状態となっている。流動比率は償還金がピークを迎えた翌年度償還の建設改良企業債の計上により29.76%となり、類似団体平均値の72.92%大きく下回った。企業債残高対事業規模比率は1,382.58%となり、事業開始当初の大規模投資分の企業債が残っているため、類似団体平均値の1.9倍となった。経費回収率は96.89%で、平成30年4月の下水道使用料の改定等の影響により、類似団体平均値90.69%よりも高い数値となっているが、汚水処理に係る経費を下水道使用料で賄えていない状態となっている。汚水処理原価は141.34円で、類似団体平均値138.52円よりも高い数値であり、有収水量1㎥当たりの汚水処理に係る経費は前年度よりも0.26ポイント上昇した。なお、施設利用率については、単独処理場を設置していないため、当該値を計上していない。

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率は、令和元年度から地方公営企業法を適用したため、類似団体平均値よりも低くなっている。管渠老朽化率は0.00%になっているが、汚水管渠は供用開始後30年程度であり、法定耐用年数を経過した管渠は存在しないためである。管渠改善率は0.00%になっているが、汚水管渠は供用開始後30年程度と著しい劣化は見られないためである。地域条件によっては劣化が進行している管渠もあることから、それらの管渠については、順次改築更新を行っていく。供用開始から30年以上経過するポンプ場については、ストックマネジメント計画に基づき改築更新を行っている。

全体総括

令和3年度決算では収益的収支で最終黒字を計上することができたが、今後は、下水道施設の整備及び更新に伴う減価償却費の増加、流域下水道維持管理負担金の増加、企業債償還金が高水準で継続すること等により、厳しい経営が続く見込みである。その中で、今後も下水道サービスを持続できるよう効率的な事業運営を目指すため、令和2年度から令和11年度までを計画期間とする「第4次貝塚市中長期下水道整備計画」及び「貝塚市下水道事業経営戦略」に基づき、計画的な整備・改築更新を進めるとともに、更なる経費の節減、安定的な収入の確保に努め、収支改善に向けた取組みを着実に進めていく。

類似団体【Bc1】

滝沢市 牛久市 取手地方広域下水道組合 飯能市 加須市 鴻巣市 蓮田市 日高市 白岡市 伊奈町 四街道市 白井市 富里市 武蔵村山市 羽村市 逗子市 綾瀬市 寒川町 三島市 藤枝市 瀬戸市 東海市 大府市 知多市 知立市 尾張旭市 豊明市 日進市 みよし市 東浦町 武豊町 幸田町 守山市 亀岡市 八幡市 京田辺市 貝塚市 河内長野市 大阪狭山市 熊取町 高砂市 三田市 大和郡山市 橿原市 桜井市 生駒市 香芝市 廿日市市 海田町 徳島市 筑紫野市 太宰府市 古賀市 福津市 糸島市 那珂川市 長与町 合志市 別府市 奄美市 宜野湾市 名護市 糸満市