経営の健全性・効率性について
市の浄化槽設置事業及び市へ寄附を受けた浄化槽に係る事業です。整備率は38%、水洗化率は100%となっております。収益的収支比率は、98%であるものの収入の多くは一般会計からの繰入金に依存しています。汚水処理原価が類似団体平均値より高く、上昇傾向にあることから更なる費用の縮減が必要です。市が年80基前後の浄化槽を設置するにあたり財源を補助金と起債によって賄っているため、企業債残高対事業規模比率が年々上昇しており、今後、市設置の数が一定落ち着けば比率は減少するものと見込まれます。
老朽化の状況について
市へ寄附を受けた浄化槽については、経過年数が経っているものが多く、施設の機能停止とならないよう、点検結果に基づき早期の修繕を行うこととしております。
全体総括
浄化槽の管理費に対して、使用料収入の割合は4割程度であり、使用料の改定と維持管理費の効率化により収支改善を図っていく必要があります。