簡易水道事業(法適用) 簡易水道事業(法適用) 農業集落排水施設 特定環境保全公共下水道 公共下水道
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財政力指数は0.67となり前年度と同数となっている。全国平均(0.50)より数値は高いが、滋賀県平均(0.71)と比較すると0.04ポイント低い。類似団体平均(0.67)と同数となっている。
財政の弾力性を示す経常収支比率は87.0%となり、前年度と比較すると0.4ポイント改善している。全国平均(90.0%)と比べると3.0ポイント、滋賀県平均(88.7%)と比べると1.7ポイント低い。また、類似団体平均(84.7%)と比べると2.3ポイント高い。今後も財政の硬直化を招かないように事務事業の見直しや経常経費の削減に努めなければならない。
人口一人当たりの人件費、物件費の合計は126,433円と全国平均(121,920円)や滋賀県平均(119,371円)と比較すると上回っているが類似団体平均(132,511円)と比較すると下回っている。本年度は物件費で約2,400万円増加しているが人件費では人事院勧告制度等により減額している。このような中、人口の減少が加速しており、一人当たりに占める経常経費が増加傾向にあるものと考える。今後も経費の見直しを図り、削減に努める。
ラスパイレス指数は98.7と全国市平均(99.1)を下回っているが、全国町村平均(96.3)および類似団体平均(97.3)を上回っている。国家公務員の給料改定特例法を受け、ラスパイレス指数が大きく改善した。当町は給料構造改革以前に採用された職員では、大学卒のラスパイレス指数が全体で下回る一方、短大卒、高校卒のラスパイレス指数が上回っており、それが全体に影響している。なお、長期的には職員構成の変動により、ラスパイレス指数は低下する見込である。
人口千人当たりの職員数は8.74人と全国平均(6.96人)、滋賀県平均(7.05人)、類似団体平均(7.49人)と比較すると上回っている。当町は地理的要因により教育関係施設等が多いことから、教育関係に従事する職員が多く、これにより人口千人当たりの職員数が多くなっている。指定管理制度の導入や事務の民間委託化、退職者の補充抑制により人員の減に努めてきたところであるが、引き続き、職員数の抑制に努める必要がある。
本年度の実質公債比率は4.8%と前年度と比べて1.9ポイント改善した。これは町債の新規発行を可能な限り抑制しつつ、繰上償還の実施を行うことで元利償還金が減少していることが要因である。なお、全国平均(7.4%)、滋賀県平均(7.9%)、類似団体平均(7.1%)と比較すると低くなっている。引き続き、新規起債の抑制や町債の繰上償還を実施することにより改善に努めたい。
将来負担比率は42.3%で前年度(49.0%)と比べると6.7%ポイント改善している。比率は年々減少傾向にあるが、それでも全国平均(38.9%)や滋賀県平均(14.6%)、類似団体平均(20.2%)よりも高い傾向にある。近年では町債の新規発行を可能な限り抑制しつつ、繰上償還を行うことで残高を圧縮することで、より効果的な改善に努めている。
本町では、地理的要因により教育関係施設が多く、教育関係の人件費が多くなる傾向にある。しかし、人件費削減の取り組みとして、定員管理による職員数の抑制や諸手当の見直しに取組んでおり各種手当の削減等を実施し、地域手当は支給していない。引き続き、適正な定員管理に努め、行政需要に対応できる組織体制を維持しつつ、機構改革や人員抑制等により人件費の抑制に努めたい。
物件費については、委託経費や施設維持にかかる経常経費の抑制に取り組んでいるが、近年では、行政改革による業務の民間委託や、電算関係業務に関係する委託費、様々な行政需要に対応するために雇用している嘱託職員や臨時職員の賃金等の増加により、経常経費に占める割合は高止まりしている。今後も、継続的に業務の見直しを行い、事務事業の合理化や内部管理経費の削減により、物件費の抑制に努めたい。
扶助費については、少子高齢化の進展に伴い医療費等の社会保障関係経費の自然増が続いている。また、保育所関係経費などの児童福祉費も増加傾向にある。今後も、高齢化による医療費増や、所得の減少に伴う増が見込まれるが、支給に対する審査の適正化や、地域住民の健康増進に取り組むことにより、扶助費の抑制を図りたい。
その他にかかる経費の経常収支比率は、繰出金に関する支出が主なものである。近年では、国民健康保険特別会計や介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計への繰出金についても、保険給付の伸びなどにより増加傾向が続いている。
補助費等については、各団体に対する補助金の見直しや各種団体・協議会の負担金の見直しなどに取り組み、整理合理化を図ってきたところである。補助費等の見直しを実施し、補助金にあっては、公と民間の役割分担の観点から、公共性、必要性に応じた補助対象団体の選定や交付要件の適正化を図っている。負担金にあっては、負担の必要性、負担割合の妥当性などを精査し、抑制に努めている。
公債費は減少傾向にあり、全国平均(17.4%)、滋賀県平均(15.5%)、類似団体平均(13.2%)と比較しても比率の占める割合は低い。要因として、過去に起した町債の償還が進んでいること、積極的に繰上償還を実施しつつ、新規起債の発行を抑制していることから、公債費そのものが減少傾向にあることが上げられる。起債を伴う事業の実施にあっては、引き続き事業の厳選や事業費の精査を実施し、発行抑制に取り組むとともに、町債の繰上償還を実施し、公債費の抑制に努めたい。
公債費以外の経常経費については、公債費の経常収支割合が低いことから、相対的に類似団体に比較して高い傾向が続いている。本年度は、繰出金の経常収支比率に占める割合が微増しており、結果として公債費以外の経常経費の占める割合が増加している。今後とも、公債費への支出を抑制しつつ、人件費や扶助費などの義務的経費や物件費や補助費なども含め、全体的な経費の抑制に努めたい。
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