大阪府の財政状況(2019年度)
大阪府の財政状況について、2019年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
収録データの年度
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概観
普通会計の構造(2019年度)
財政比較分析表(2019年度)
財政力指数の分析欄
財政力指数は、近年の税収回復傾向などにより、単年度財政力指数が上昇傾向にあり、令和元年度は前年度と横ばいで推移した。
経常収支比率の分析欄
経常収支比率は、障がい者自立支援給付費等負担金や介護給付費負担金などの社会保障関係経費が増となったが、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の好調な企業業績により、法人二税が増加したことにより、前年度に比べて1.6ポイント改善した。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、人件費の抑制などコスト縮減に努めてきた結果、グループ内平均、全都道府県平均をともに下回る水準となった。
ラスパイレス指数の分析欄
大幅な給与改定は無かったものの、定期昇任が平成31年4月15日に実施されたこと等により、前年度と比べて0.2ポイント増加している。
人口10万人当たり職員数の分析欄
人口10万人当たり職員数は、平成27年度から令和元年度で地方独立行政法人化、出先機関の統廃合等により、936.52から822.69へと約110人減となった。
実質公債費比率の分析欄
大阪府の実質公債費比率は、過去の減債基金からの借入等により、減債基金積立不足算定額が大きく、グループ内平均と比較して高くなっていると思われるが、計画的に減債基金の復元を実施していることなどから、直近3年は改善しており、今後も低下していくものと見込んでいる。
将来負担比率の分析欄
大阪府の将来負担比率は改善傾向にあり、H30からR1にかけては、地方債の現在高の減や減債基金などの地方債の償還等に充当可能な基金残高の増などにより、9.5ポイント減少して164.3%となっており、今後も財政の健全化に努めていく。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2019年度)
人件費の分析欄
令和元年度については、人事委員会勧告に基づく勤勉手当の支給月数及び地域手当率の引き上げ等があったものの、法人二税の増などにより経常一般財源の収入総額が増したことなどから、前年度に比べて1.1ポイント改善している。
物件費の分析欄
物件費に係る経常収支比率は、人件費と同様にコスト削減に努めてきたことなどにより、全都道府県平均及びグループ内平均を下回っている。
扶助費の分析欄
扶助費に係る経常収支比率は、概ね横ばいで推移している。令和元年度は、措置入院等に係る費用が増となったが、法人二税の増などにより経常一般財源の収入総額が増したことなどにより、横ばいとなった。
その他の分析欄
令和元年度は法人二税の増などにより経常一般財源の収入総額が増したことなどにより、前年度に比べて0.2ポイント改善した。
補助費等の分析欄
補助費等に係る経常収支比率は、社会保障関係経費などが増となったが、法人二税の増などにより経常一般財源の収入総額が増したことなどにより、前年度に比べて0.2ポイント改善した。
公債費の分析欄
公債費に係る経常収支比率は、公債費については概ね横ばいだが、法人二税の増などにより経常一般財源の収入総額が増したことなどから、前年度に比べて0.1ポイント改善した。
公債費以外の分析欄
公債費以外に係る経常収支比率は、概ね横ばいで推移している。令和元年度については、法人二税の増などにより経常一般財源の収入総額が増したことなどにより、前年度に比べて1.5ポイント改善した。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)
目的別歳出の分析欄
・「民生費」は、グループ内平均の前後を推移している。令和元年度は、介護給付費負担金の増などにより、前年度に比べ増加した。・「商工費」は、中小企業向け制度融資の規模が大きいなどの要因によりグループ内平均を上回っていると推測される。令和元年度は、制度融資預託金の減などにより、前年度に比べ減少した。・「警察費」は、警察官定員規模が大きいことなどの要因によりグループ内平均を上回っていると推測される。令和元年度は、警察職員費の増などにより、前年度に比べ増加した。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)
性質別歳出の分析欄
・「人件費」は、地域手当率の増等に伴う職員給の増などにより、前年度に比べ増加した。・「補助費等」は、社会保障関係経費などの増などにより、前年度に比べ増加した。・「貸付金」は、各種融資制度に対する貸付金の額が大きいことなどの要因によってグループ内平均より高い水準にあると推測され、融資実績が減少していることなどの影響により、近年減少傾向となっている。令和元年度も、制度融資預託金の減などにより、前年度に比べ減少した。
実質収支比率等に係る経年分析(2019年度)
分析欄
○財政調整基金残高平成20年度から黒字に転換したことにより、財政調整基金の積み立てを行っている。また、平成22年度から大阪府財政運営基本条例に基づき、決算剰余金の1/2相当額の積み立てを義務付けている。○実質収支額・実質単年度収支実質収支額は、平成20年度から黒字に転換し、以降も黒字を維持している。令和元年度は税収増などにより、1.96ポイント改善し、2.33%となっており、実質単年度収支についても2.26%となった。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2019年度)
分析欄
一般会計及び全ての特別会計で赤字は生じていない。今後も、各会計で適正な財政運営や企業経営を行っていく。
実質公債費比率(分子)の構造(2019年度)
分析欄
過去の減債基金からの借入等により、減債基金積立不足算定額が計上されているが、計画的に減債基金の復元を実施していることなどから減少傾向にあり、今後も同様に推移していく見込み。
将来負担比率(分子)の構造(2019年度)
分析欄
将来負担比率は、R1は地方債の現在高の減や減債基金などの地方債の償還等に充当可能な基金残高の増などにより、9.5ポイント減少して164.3%となっており、今後も財政の健全化に努めていく。
基金残高に係る経年分析(2019年度)
基金全体
(増減理由)令和元年度は、安心こども基金の減などにより、その他特定目的基金は減少したものの、財政調整基金の増などにより、基金全体として増となった。
財政調整基金
(増減理由)令和元年度は決算剰余金約25億円などを編入したため、前年度に比べて増となった。(今後の方針)府税収入の急激な減少、災害に伴う歳出の増加その他臨時的な歳入の減少又は歳出の増加を伴う事象に対応するために、10年以内に達成すべき目標額を1,400億円としている。
減債基金
(増減理由)令和元年度は、府債の繰上償還のための積立て額が取り崩し額を上回ったことにより、前年度に比べて増となった。
その他特定目的基金
(基金の使途)・公共施設等整備基金:大規模な公共施設並びに庁舎及びその周辺の整備並びに府が所有する建築物の耐震化。・地域医療介護総合確保基金:地域において効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに地域包括ケアシステムを構築することを通じ、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進。・府営住宅整備基金:府営住宅の用地の取得及び既存の府営住宅の整備。・安心こども基金:保育所の計画的な整備や子どもを安心して育てることができるような体制整備等を推進。(増減理由)〇令和元年度・公共施設等整備基金:積立て約14百万円、取り崩し約33億円を行ったことにより減少。・安心こども基金:積立て約4百万円、取り崩し約49億円を行ったことにより減少。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2019年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率はグループ内平均と比較して低くなっている。H30からR01にかけて、グループ内平均は0.6ポイント減少しており、大阪府では1.3ポイント増加している。なお、大阪府では平成27年11月に「大阪府ファシリティマネジメント基本方針」を策定し、公共施設等の長寿命化や、売却・撤去等による総量の最適化に取り組んでいる。
債務償還比率の分析欄
債務償還比率は、グループ内平均と比較して低くなっている。H30からR01にかけて、グループ内平均は54.9ポイント増加しているが、大阪府では、地方債の現在高の減や、減債基金などの地方債の償還等に充当可能な基金残高の増などにより、216.6ポイント減少している。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率及び有形固定資産減価償却率はグループ内平均と比較してともに低くなっている。将来負担比率については、グループ内平均値はH30からR01にかけて1.6ポイント減少しており、大阪府では、地方債の現在高の減や、減債基金などの地方債の償還等に充当可能な基金残高の増などにより分子が改善するとともに、標準財政規模の増などに伴い分母も改善したことにより、9.5ポイント減少している。また、有形固定資産減価償却率については、グループ内平均がH30からR01にかけて0.6ポイント減少しており、大阪府では1.3ポイント増加している。なお、大阪府では平成27年11月に「大阪府ファシリティマネジメント基本方針」を策定し、公共施設等の長寿命化や、売却・撤去等による総量の最適化に取り組んでいる。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率はグループ内平均と比較して低くなっているが、実質公債費比率は高くなっている。将来負担比率については、H30からR01にかけて、地方債の現在高の減や、減債基金などの地方債の償還等に充当可能な基金残高の増などにより分子が改善するとともに、標準財政規模の増などに伴い分母も改善したことにより、減少している。一方、実質公債費比率は、過去の減債基金からの借入等により、減債基金積立不足算定額が大きいことなどからグループ内平均と比較して高くなっていると思われるが、計画的に減債基金の復元を実施していることなどから、今後も低下していくものと見込んでいる。
施設類型別ストック情報分析表①(2019年度)
施設情報の分析欄
〇有形固定資産減価償却率については、【港湾・漁港】及び【博物館】がグループ平均を上回っているが、その他の施設類型ではいずれもグループ平均を下回っており、特に【公営住宅】や【図書館】はグループ平均を10ポイント程度下回っている。また、施設類型別の一人当たり数値については、【道路(一人当たり延長)】や【博物館(一人当たり面積)】がグループ内最小、【公営住宅(一人当たり面積)】がグループ内最大となっている。(【空港】については該当施設がないため空欄。)〇本府においては、平成27年11月に「大阪府ファシリティマネジメント基本方針(大阪府公共施設等総合管理計画)」を策定しており、そのもとにインフラ、府営住宅、警察施設、学校などの各施設類型別の詳細な取組方針を定めた計画(「施設類型別計画」)を策定し、それぞれの課題に応じた取組みを推進しているところである。
施設類型別ストック情報分析表②(2019年度)
施設情報の分析欄
〇【体育館・プール】の有形固定資産減価償却率がグループ平均を上回っているが、その他いずれの数値においてもグループ平均を下回っている。(【陸上競技場・野球場・球技場】及び【試験研究機関】については該当施設がないため空欄。)〇本府においては、平成27年11月に「大阪府ファシリティマネジメント基本方針(大阪府公共施設等総合管理計画)」を策定しており、そのもとにインフラ、府営住宅、警察施設、学校などの各施設類型別の詳細な取組方針を定めた計画(「施設類型別計画」)を策定し、それぞれの課題に応じた取組みを推進しているところである。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2019年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2019年度)
1.資産・負債の状況
【一般会計等】資産総額は7兆967億円となった。資産総額の内訳は、流動資産4,476億円、固定資産6兆6,491億円であり、固定資産のうち、最も大きな割合を占めるインフラ資産は3兆6,051億円となった。インフラ資産は固定資産全体の54.2%を占めている。負債総額は6兆3,200億円となった。負債総額の内訳は、流動負債8,465億円、固定負債5兆4,734億円であり、固定負債のうち、最も大きな割合を占める地方債は5兆473億円となった。地方債は固定負債全体の92.2%を占めている。【全体】流域下水道事業会計等の地方公営事業会計を加えた全体では、資産総額は、流域下水道事業等のインフラ資産を計上していること等により、一般会計等に比べて1兆3,404億円多くなったが、負債総額も、流域下水道事業等の地方債を計上していること等により、9,525億円多くなった。【連結】地方独立行政法人、地方公社及び出資法人等を加えた連結では、資産総額は、連結対象企業等の事業用資産を計上していること等により、一般会計等に比べて2兆202億円多くなったが、負債総額も、連結対象企業等の負債を計上していること等により、1兆3,196億円多くなった。
2.行政コストの状況
【一般会計等】・経常費用(2兆3,627億円)から経常収益(1,053億円)を控除した純経常行政コストは2兆2,575億円となった。また、純経常行政コストに、資産の除売却で発生した損益等の臨時損益(134億円)を加えた純行政コストは2兆2,709億円となった。【全体】・全体では、経常収益は、流域下水道事業の長期前受金戻入を計上していること等により、一般会計等に比べて470億円多くなったが、経常費用は、国民健康保険事業の保険給付費等交付金を計上していること等により、8,452億円多くなり、純行政コストは7,986億円多くなった。【連結】・連結では、経常収益は、連結対象企業等の事業収益を計上していること等により、一般会計等に比べて2,178億円多くなったが、経常費用は、【全体】と同様の理由により、9,978億円多くなり、純行政コストは7,776億円多くなった。
3.純資産変動の状況
【一般会計等】前年度に引き続き、税収等の財源(2兆3,777億円)が純行政コスト(2兆2,709億円)を上回ったことから、本年度差額は1,068億円となり、純資産残高は前年度から945億円の増加となった。【全体】・全体では、財源は、国民健康保険事業の事業費納付金を税収等に計上していること等により、一般会計等に比べて7,776億円多くなり、本年度差額は859億円となり、純資産残高は前年度から814億円の増加となった。【連結】・連結では、財源は、【全体】と同様の理由により、一般会計等に比べて7,821億円多くなり、本年度差額は1,112億円となり、純資産残高は前年度から820億円の増加となった。
4.資金収支の状況
【一般会計等】・業務活動収支は1,852億円であったが、投資活動収支については、基金積立金支出(2,561億円)が、基金取崩収入(1,650億円)を上回ったことなどにより▲1,153億円となった。財務活動収支については、地方債償還支出(6,958億円)が地方債発行収入(6,655億円)を上回ったことなどにより▲392億円となっており、本年度末資金残高は559億円となった。【全体】・全体では、業務活動収支は、国民健康保険事業に係る償還金を計上していること等により、一般会計等より88億円少ない1,765億円となった。投資活動収支は、基金積立金支出を計上していること等により、1,096億円となった。財務活動収支は、地方債償還支出が地方債発行収入を上回ったことから、▲429億円となり、本年度末資金残高は903億円となった。
財務書類に関する情報②(2019年度)
1.資産の状況
当年度の住民一人当たり資産額は、類似団体に比べ人口が多いこと等により平均値を下回っているが、南海トラフ巨大地震対策をはじめとする事業を推進しており、前年度に比べ7千円増加している。当年度の有形固定資産減価償却率は類似団体平均値を下回っているため、減価償却率は類似団体と比較すると進行していないと言えるが、公共施設やインフラ資産の老朽化が進んでいる。「大阪府ファシリティマネジメント基本方針」に基づき、府有施設の長寿命化と維持管理コストの低減、府有財産の有効活用及び府有財産の総量縮小に取り組んでおり、今後も引き続き同基本方針に基づく府有施設の適正な管理を推進していく。
2.資産と負債の比率
当年度の純資産比率は類似団体平均値を下回っているが、将来世代負担比率は同水準となっている。当年度は行政コスト及び純資産変動計算書において財源が純行政コストを上回り、純資産は945億円増加している。「大阪府ファシリティマネジメント基本方針」に基づき、公共施設等の更新、長寿命化に努める。
3.行政コストの状況
当年度の府民1人当たりの純行政コストは25万7千円となり、類似団体平均値を2千円上回っている。指標を算出する元となる純行政コストでは、少子高齢化の影響を受け、教職員等の人件費や私立学校関係の補助金は減少傾向にあるが、一方、高齢化の進展等により、今後も社会保障関係費等は増加が見込まれる。しかし、最も大きなウェイトを占める税関連の費用に清算金や交付金があり、これらは、税制改正等の影響による変動があり、指標に大きく影響を与えている。
4.負債の状況
当年度の住民一人当たり負債額は71.4万円と、類似団体平均値の79.3万円よりも少なくなっている。
5.受益者負担の状況
当年度の受益者負担比率は4.5%となり、類似団体平均値を0.2%上回っている。指標を算出する元となる経常費用では、少子高齢化の影響を受け、教職員等の人件費や私立学校関係の補助金は減少傾向にあるが、一方、高齢化の進展等により、今後も社会保障関係費等は増加が見込まれる。しかし、最も大きなウエイトを占める税関連の費用に清算金や交付金があり、これらは、税制改正等の影響による変動があり、指標に大きく影響を与えている。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
大阪府の2019年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。