宮城県の財政状況(最新・2024年度)
宮城県の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
宮城県
用水供給事業
工業用水道事業
流域下水道
特定環境保全公共下水道
収録データの年度
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度2014年度2013年度2012年度2011年度2010年度
概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
令和6年度は、指数算定上の入れ替わりとなる令和3年度と比較し、基準財政収入額が基準財政需要額の伸びを上回ったため、結果的に財政力指数は0.02ポイント増の0.61となった。宮城県地方税滞納整理機構等の取組により、地方税の徴収率は高水準で推移しているが(R4:99.1%→R5:99.1%→R6:99.1%)、復旧・復興事業の進展に伴い、復興需要は今後減少することが見込まれることから、歳入確保・歳出削減策について検討していく必要がある。
経常収支比率の分析欄
令和6年度は、分母の要素となる県税の増加により、前年度より1.3ポイント低下し、95.4%となった。分子の増を分母の増が上回ったため、前年度を下回る形となったが、分子の経常的支出についても、前年度に比べて増額となっており、依然として財政の硬直化が継続しているため、経常的な経費の抑制や県税収入等の一般財源の確保に努めていく必要がある。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
類似団体平均に比べて高くなっているのは、新型コロナウイルス感染症対応経費が減額となった一方で、地域防災アプリの普及経費や鳥インフルエンザ対応経費が増額したことにより、1人当たりの決算額が増加した。
ラスパイレス指数の分析欄
平成29年度以降、人事委員会勧告に基づき、本県における公民較差解消のため国の給料月額に一定率を上乗せする水準調整を実施しているが、概ね国と同水準で推移している。直近の令和6年度は前年度から0.2減少し、100.0となった。グループ内平均を超えない状況が続いており、今後も人事委員会勧告を踏まえ、国及び他都道府県の動向を分析して適切に対応する。
人口10万人当たり職員数の分析欄
本県数値がグループ内平均よりも高いのは、東日本大震災からの復旧・復興事業に対応するため、平成23年度以降、任期付職員の採用等により職員数が増加していることが主な要因である。近年は復旧・復興事業が進捗したものの、行政需要の複雑・多様化や職員のなり手不足の深刻化により、「みやぎ行政運営・働き方改革推進プラン」においても職員数を維持する方針としている。今後も、新たな行政課題へ対応するための組織体制等を勘案しながら適正かつ合理的な定員管理に努めていく。
実質公債費比率の分析欄
元利償還金の額の減少や普通交付税、標準税収入額の増額により標準財政規模の増等により、減少傾向にある。今後も県債発行の抑制や公債費の平準化に努め、適正な水準となるよう配慮していく。
将来負担比率の分析欄
令和6年度は、県債残高の減少による分子の減少に加え、普通交付税、標準税収入額の増額による標準財政規模の増加に伴う分母の増加により、前年度から4.5ポイント改善し、130.8%となった。令和元年度以降、グループ内平均を下回って推移しており、引き続き将来負担に配慮した財政運営に継続して努めていく必要がある。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
東日本大震災に関連する人件費の影響により、平成23年度以降の比率はグループ内平均を上回っている。令和6年度は人事院勧告の影響により職員給が増加したほか、定年引上げに伴う退職者数の増に伴い退職手当が減少したため、前年度から0.9ポイント増加した。なお、復興事業の進捗により、震災関連の人件費の比率は今後も減少すると見込まれる。
物件費の分析欄
令和6年度は前年度からほぼ横ばいとなっているが、一貫してグループ内平均を上回る比率で推移しており、グループ内順位も低い状況である。指標が高止まりしている主な要因は、システムや公共施設等の維持管理費などであることから、それらの効率的な予算執行に努めていく。
扶助費の分析欄
各年度ともグループ内平均とほぼ同水準の比率であることから、本県の社会保障関係の需要が全国的なトレンドと同様の傾向で推移していることが分かる。今後も引き続き社会保障関係経費が増加していくことを想定し、各種制度の適切な運用に努めていく。
その他の分析欄
令和6年度は国民健康保険特別会計への繰出金が微減となったが、経常収支比率は横ばいとなった。今後は、東日本大震災の復旧・復興事業により整備した施設の維持補修費の増加が見込まれるため、経費の必要性について引き続き検討を行い、適切な財政運営に努めていく。
補助費等の分析欄
補助費等は、令和元年度以降、各年度ともグループ内平均を下回る比率で推移している。令和6度は経常一般財源の増加により、前年度に比べて0.7ポイント減少したが、決算額については前年度を上回った。今後も高齢化の影響により社会保障関係経費の増加が見込まれることから、各種制度の適切な運用に努めていく。
公債費の分析欄
償還計画に基づく元利償還金の計上による変動が見られ、令和6年度はグループ内平均を0.1ポイント下回った。これまで新発債を伴う投資的経費の抑制を図ることで、長期的には公債費は減少傾向になると見込んでいたが、頻発化・激甚化する自然災害への対応や国土強靱化対策に伴う新発債の増加、金利の動向によって、今後は公債費の増額が見込まれる。今後も公債費の平準化や金利負担の軽減に努めていく。
公債費以外の分析欄
令和6年度は、人件費の増加等により前年度から0.4ポイント増加しており、グループ内平均を上回る状況が続いている。今後は高齢化の影響により社会保障関係経費が増加する見込みであることから、引き続き経常的経費の計画的な抑制や安定的な一般財源の確保に一層努めていく必要がある。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
東日本大震災や台風被害からの復旧・復興事業の影響により、多くの費目において、住民1人あたりのコストはグループ内平均を上回って推移していたが、復旧・復興事業の進捗によりグループ内平均との差が縮小している。令和6年度は、衛生費において新型コロナウイルス感染症対応国庫返還や地域医療介護総合確保基金への積立の影響によりグループ内平均を大きく上回っている。また、労働費において、高等技術専門校の建設に伴い増加したほか、新たな定額運用基金への積立てを行ったことにより総務費が増加した。今後は、復旧・復興の進展に伴い生じる新たな行政課題や増加を続ける社会保障関係経費、金利の上昇等にも対応していかなければならないことから、財源確保対策や事業の十分な精査を通じて適切な財政運営に努めていく。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
東日本大震災や台風被害からの復旧・復興事業の影響により、投資的経費において住民1人あたりのコストがグループ内平均を大きくを上回っていたが、復旧・復興の進展に伴い、グループ内平均との差が縮小するように推移している。今後は、復旧・復興の進展に伴い生じる新たな行政課題や増加を続ける社会保障関係経費、金利の上昇等にも対応していかなければならないことから、財源確保対策や事業の十分な精査を通じて適切な財政運営に努めていく。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
財政調整基金残高は、令和6年度は前年度から0.04ポイント減少したものの、直近5年間で概ね4~5%の間で推移している。実質収支額は、震災対応事業で多額の歳出不用が生じたことに加え、新型コロナウイルス感染症に係る国庫返還分が生じた影響により肥大していたが、復旧・復興事業の進捗や、令和5年度より新型コロナウイルス感染症対策等に係る国庫返還分を予め基金に積み立てるなどの措置を講じたため、令和6年度は前年度から0.04ポイント減少した。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
本県の連結実質赤字比率について、各年度を通じて全会計とも赤字は生じていない。一般会計では、これまで震災対応事業で多額の歳出不用が生じたことに加え、新型コロナウイルス感染症に係る国庫返還分がじた影響により肥大していたが、復旧・復興事業の進捗や、令和5年度より新型コロナウイルス感染症対策に係る国庫返還分を予め基金に積み立てるなどの措置を講じたことから、前年度より0.05ポイント低下している。公営事業会計では、国民健康保険特別会計で、保険給付費等交付金が減少したことから、前年度より0.57ポイント上昇している。公営企業会計では、水道用水供給事業会計が企業債残高の減少や流動資産の増加により、前年度より0.47ポイント上昇している。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
実質公債費比率(分子)の構成要素に占める割合が大きな元利償還金は、償還計画に基づく償還により、各年度を通じて700億円程度で推移しており、算入公債費等も700億円程度で推移している。令和6年度は、定時償還債での新発債の増加等により措置期間中の満期一括地方債が相対的に減少し、減債基金不足比率が低下したことなどにより、実質公債費比率の分子が減少している。今後も県債の発行抑制や公債費の平準化に努め、適正な水準となるよう配慮していく。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
将来負担比率(分子)の構成要素に占める割合が大きな地方債の現在高が、これまで取り組んできた県債の発行抑制の効果もあり、近年は減少傾向で推移している。令和6年度は、臨時財政対策債の発行額の減等により将来負担額が減少し、将来負担比率の分子が改善したほか、普通交付税や税収の増加により標準財政規模が増加したため、分母も改善されている。今後も継続して将来負担に配慮した財政運営に努めていく必要がある。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)財政調整基金や減債基金は、ほぼ横ばいであり、その他特定目的基金では普通交付税の精算や新型コロナウイルス感染症関係国庫返還等への対応などで「地域整備推進基金」を408億円取崩した一方、後年度の普通交付税の精算等に備えて「地域整備推進基金」へ171億円、県有施設の長寿命化対策のため「公共施設等整備基金」へ52億円それぞれ積立てた結果、基金全体では246億円の減額となった。(今後の方針)東日本大震災からの復旧・復興事業の進捗に伴い「東日本大震災復興基金」等の東日本大震災関連の基金残高は、減少していく見込みである。また、県有施設の老朽化等の将来の財政負担に備え、県庁舎等の長寿命化対策に要する経費として「公共施設等整備基金」等に積立を行い、引き続き残高の確保に努めていく。
財政調整基金
(増減理由)令和6年度当初予算では、120億円の取崩を見込んでいたが、景気の持ち直しを反映した県税収入などの歳入変動や歳出抑制等により、取崩が6億円となり、また、令和5年度決算剰余金等を8億円積み立てたことにより、前年度残高から2億円の増加となった。(今後の方針)みやぎ財政運営戦略(第4期)において、大規模災害や国の政策変更があった際の安定的な財政運営の観点に加え、被災地ニーズの変化への柔軟な対応や、本格的な人口減局面を見据えた施策に対応するため、一定の残高を確保する必要がある、としている。このため、歳出予算の節減や歳入増の取組の着実な推進と決算剰余金や年度末の執行残額を活用し、減債基金と合わせて、標準財政規模の10%程度を目標に、引き続き残高の確保に努める。
減債基金
(増減理由)預金利子等の果実322百万円の積立及び県債償還のための322百万円の取崩により、ほぼ横ばいで推移している。(今後の方針)適切な運用・管理を行い、引き続き残高の確保に努める。
その他特定目的基金
(基金の使途)・地域整備推進基金:県内各地域における県勢発展の基盤となる公共施設等の整備その他の地域の振興に資する施策の円滑な推進・富県宮城推進基金:富県宮城の実現に向けた県経済の成長を図るための産業振興に関する施策及び大規模な地震による被害の最小化に関する施策の推進(増減理由)・地域整備推進基金、公共施設等整備基金:普通交付税の精算等への対応などで「地域整備推進基金」を408億円取崩した一方、後年度の普通交付税の精算等に備えて「地域整備推進基金」へ171億円の積立てを行い、県有施設の長寿命化対策のため「公共施設等整備基金」を38億円取崩した一方、県有施設の老朽化等の将来の財政負担に備え52億円を積立てた結果、その他特定目的基金全体では248億円の減額となった。(今後の方針)・東日本大震災復興基金等の震災関連の基金:復旧・復興事業の進捗に伴い残高は減少していく見込みである。・公共施設等整備基金:将来の財政負担に備え、県有施設の長寿命化対策に要する経費として積み立てを行い、引き続き残高の確保に努める。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
グループ内の類似団体と比較し、有形固定資産減価償却率は低く維持されており、老朽化が極端に進んでいる状態ではないと見ることができる。要因の一つとしては、東日本大震災で被災した施設等を復旧・建替等していることが考えられる。また、本県では、平成28年度に策定した宮城県公共施設等総合管理方針に基づき、施設新築に当たり将来の人口構造の変化等を踏まえた、長期的・総合的な観点から検討を行うとともに、既存施設については、長寿命化や施設の積極的な統廃合による施設総量の適正化を検討しており、財政負担軽減に努めている。
債務償還比率の分析欄
債務償還比率は、令和4年度と比べ減少した。この要因としては、将来負担に備えた基金への積立に伴う充当可能基金の増加等による分子の減少に加え、経常経費充当一般財源等の減少等による分母の減少が考えられる。今後人口減少により歳入の減少が見込まれることから、経常的な歳出の抑制と債務償還可能年数に配慮した地方債の発行を意識し、財政運営に努めていく必要がある。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率は過去5年間一貫して類似団体を下回る水準で推移している。主な要因は、交付税措置のない地方債の発行取りやめ等により地方債の現在高を減少させることで将来的な負担の低減を図っているためである。また、有形固定資産減価償却率も、類似団体と比べて低い水準を維持しており、その主な要因は東日本大震災で被災した施設等の復旧・建替が考えられる。ただし、復旧・復興事業の完了等に伴い投資的経費の規模が縮小し、今後は有形固定資産減価償却率の上昇が見込まれるため、「宮城県公共施設等総合管理方針」に基づき、施設の長寿命化や施設の積極的な統廃合による施設総量の適正化等を進めることで、将来負担比率と有形固定資産減価償却率の上昇を抑えつつ適切な財政運営に努めていく必要がある。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率は過去5年間一貫して類似団体を下回る水準で推移している。主な要因は、交付税措置のない地方債の発行取りやめ等により地方債の現在高を減少させることで将来的な負担の低減を図っているためである。実質公債費比率は、平成30年度以降低下を続けており、主要因は過去の地方債発行に伴う償還経費の変動である。将来負担比率の低下に応じ、今後の傾向としては低下していくものと見込まれるが、引き続き公債費負担の平準化に努めた上で、適正な水準となるよう配慮していく。
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
・類似団体と比較し、道路、橋りょう・トンネル、港湾・漁港、学校施設の有形固定資産減価償却率が特に低くなっており、東日本大震災で被災した施設等を移転・建替等したことによるものと考えられる。・一方で、公営住宅の有形固定資産減価償却率が特に高く、東日本大震災以前からある公営住宅の老朽化が進んでいる状況にあるが、「宮城県県営住宅ストック総合活用計画」に基づき、既存ストックの適切な維持保全や改善等による耐久性や住宅性能水準の向上により、県営住宅の長期的活用を図るとともに、耐用年限までの期間が短い住宅や老朽化の著しい住宅などについては、入居者の安心・安全を確保するための適切な維持管理を実施することとし、将来的には用途廃止なども視野に入れる。・学校施設の有形固定資産減価償却率が前年度より低くなっているが、校舎等の建替え工事や改修工事が完了したことによるものと考えられる。
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
・類似団体と比較し、保健所及び試験研究機関の有形固定資産減価償却率が特に低くなっており、東日本大震災で被災した施設等を移転・建替等したことによるものと考えられる。・また、県民会館の有形固定資産減価償却率が類似団体よりも特に高くなっているが、建替えを実施する予定としている。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
・一般会計等において、資産総額は2,494,424百万円で、うち有形固定資産が1,781,259百万円と71.4%を占めている。・復旧・復興事業の減少などによりインフラ資産の増加ペースが落ち着いたことで、有形固定資産は前年度末からマイナス20,866百万円となり、2年連続の減少となった。・負債総額は1,833,634百万円で主に、地方債の減少により、前年度から27,224百万円減少している。
2.行政コストの状況
・一般会計等において、純行政コストは701,643百万円、そこから臨時損失及び利益を除いた純経常行政コストは691,882百万円と前年度から96,745百万円減少している。・純経常行政コストの主な減少要因は新型コロナウイルス感染症対応に係る補助金等の減少(▲34,424百万円)となっている。・純経常行政コストの内訳は、経常費用721,752百万円(前年度比94,008百万円)、経常収益29,871百万円(前年度比+2,737百万円)となっており、経常費用のうち人件費等の業務費用は344,276百万円(前年度比▲41,507百万円)、補助金や社会保障給付等の移転費用は377,476百万円(前年度比:▲52,501百万円)となっている。
3.純資産変動の状況
・一般会計等において、減価償却方法の変更による累積的影響額を反映したことにより、前年度末純資産残高が645,508百万円となった。・税収等と国県等補助金を合わせた財源713,211百万円が純行政コスト701,643百万円を下回ったことにより、本年度差額が11,568百万円となっている。そこから純資産変動額を加えた年度末純資産残高は660,790百万円となり、会計方針の変更を反映した前年度末残高から15,282百万円の増加となっている。・財源は前年度804,700百万円に比べ91,489百万円減少しており、主な要因としては、国県等補助金が新型コロナウイルス感染症対応の縮小などにより前年度から97,366百万円減少しているためである。
4.資金収支の状況
・一般会計等において、業務活動収支は新型コロナウイルス感染症対応に係るものなど補助金等支出が前年度に比べ47,695百万円減少したことなどにより、プラス43,820百万円と前年度に比べ18,720百万円増加した。・投資活動収支は貸付金元金収入が前年度に比べ21,394百万円増加した一方で、基金積立金支出が前年度に比べ9,235百万円減少したことなどによりマイナス35,946百万円と1,289百万円増加した。・財務活動収支は地方債等償還支出の増加などにより、マイナス28,578百万円と前年度から15,763百万円減少している。
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
・住民一人当たり資産額について、類似団体平均より高くなっているのは、復興事業による資産形成が進んだためと考えられる。・歳入額対資産比率について、類似団体平均と同水準となっている。有形固定資産減価償却率について、類似団体平均より11.0%低くなっているのは、復興事業による資産形成が進んだためと考えられる。・本県では、平成28年度に策定した宮城県公共施設等総合管理方針に基づき、施設新築に当たり将来の人口構造の変化等を踏まえた、長期・総合的な観点から検討を行うとともに、既存施設の長寿命化や施設の積極的な統廃合による施設総量の適正化を検討しており、財政負担軽減に努めている。
2.資産と負債の比率
・純資産比率について、例年、類似団体平均より高い値で推移しているのは、東日本大震災以降の施設整備や基金造成等の影響により、地方債発行などの負債額増加が抑制されているためと考えられる。・将来世代負担比率について、類似団体平均より低くなっているのは、国等補助金や税収等の財源を活用し、地方債発行が抑制されているためと考えられる。・地方債については可能な限り交付税措置のある地方債を発行することで、後年度の財源確保を図っている。
3.行政コストの状況
・住民一人当たり行政コストについて、当県は震災復興や東日本台風等の復旧事業関係の支出により類似団体よりも高い傾向にあったと考えられるが、R2年度以降は復旧・復興事業の減少により類似団体平均との乖離幅が縮小したと考えられる。
4.負債の状況
・住民一人当たり負債額について、類似団体平均よりやや高くなっているものの、平均的な値といえる。・基礎的財政収支について、類似団体平均を下回る24,621百万円となっているのは、公共等施設整備費支出が他団体より高水準である可能性が考えられる。ただし、復旧・復興事業の落ち着きなどから3年連続で数値は改善している。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率について、R4年度以前は類似団体平均を下回っていたが、R5年度は同値となった。・復興事業の完了により資産が増加しており、維持補修費や減価償却費の増加が見込まれることから、引き続き経常費用の縮減及び使用料・手数料の見直し等による経常収益確保に努める必要があると考えている。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
宮城県の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。