岐阜県の財政状況(最新・2024年度)
岐阜県の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
岐阜県
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収録データの年度
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概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
令和6年度は、前年度に比べ基準財政収入額及び基準財政需要額ともに増加し、財政力指数は全国平均を上回る0.54となっている。社会保障関係経費や公債費の増加など、構造的な課題を抱えながらも、県土の強靱化や長引く物価高騰への対策、人や産業への投資などの様々な政策課題に対応しつつ、政策の自由度を確保するためにも、県費のみで実施する事業を極力減らして、国の補助金や交付金を活用するなど、知恵と工夫を生かした事業実施をしていく。
経常収支比率の分析欄
令和6年度は、県税収入や地方交付税の増などの改善要因があった一方で、定年引上げに伴う退職手当の増や給与改定による人件費の増、公債費の増などの悪化要因があったことにより、前年度より1.7ポイント上昇し93.8%となった。全国平均を上回っており、今後も社会保障関係経費や公債費の増加等により財政の硬直化が続くものと予想されることから、引き続き歳入・歳出両面にわたる行財政改革に取り組み、節度とメリハリの利いた財政運営に努める。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
給与改定による人件費の増などにより、人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、前年度から3,727円の増額となった。全国平均並びにグループ内平均を上回っている状況であり、今後も引き続き行政コストの削減に努める。
ラスパイレス指数の分析欄
臨時的給与抑制実施期間(平成21年度~25年度)後も適正な定員管理、昇給等の実施により、全国平均及びグループ内平均を下回って推移しており、今後も引き続き適正な給与水準の維持に努めていく。
人口10万人当たり職員数の分析欄
行財政改革指針(H20年度~H24年度)及び行財政改革アクションプラン(H22年度~H24年度)に基づいて新規採用を抑制し約1割(2,757人)の定員削減を進めてきたことにより、当県は相当に効率的な行政組織となっており、今後も基本的には現在の職員規模により適正な定員の管理を図っていく。
実質公債費比率の分析欄
全国平均は前年度と同率(10.1%→10.1%)であったの対し、本県は0.9ポイントの増(8.3%→9.2%)となった。これまでの公共施設の老朽化対策や防災・減災対策等により地方債残高が積み上がっていること、かつての交付税算入率の高い県債の交付税算入が順次終了を迎えていることが主な要因である。持続可能な財政運営を実現するため、将来の実質公債費比率などを踏まえつつ、無理のない投資的経費の規模を見極めながら、節度ある県債発行に努め、引き続き公債費減少に向けた取組みを進めていく。
将来負担比率の分析欄
令和6年度決算では、1.2ポイント増加したが、その主な要因としては、将来負担比率の分子の減要因となる公債費に係る基準財政需要額の将来算入見込額が減少となるなどにより、分子全体が増加したことが挙げられる。持続可能な財政運営を実現するため、早期の県債残高減少を目指す。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
行財政改革アクションプラン等に基づき平成24年度までに2,757人の定員削減を進め、臨時的給与抑制と合わせ、毎年度100億円程度の人件費の削減を実施した。その後も適正な定員管理、昇給等を実施しているが、近年は人事委員会勧告による給与費の増加等により人件費は増加傾向にあり、全国平均及びグループ内平均を上回っている。そのため、今後もより適正な職員規模及び給与水準の維持に努めていく。
物件費の分析欄
システム管理費の増などにより、前年度より0.1ポイント増加したが、全国平均は下回っている。今後もこれまでの行財政改革の取組の成果を踏まえ、引き続き経費の削減に努めていく。
扶助費の分析欄
児童手当の拡充(R6.10月)などにより、前年度から0.2ポイント増加したが、全国平均並びにグループ内平均を下回っている。これは本県において過去から生活保護の扶助対象者が人口に対して少ないこと(R6末:[全国]2,000,090人/124,330,690人(1.61%)⇔[岐阜県]6,203人/1,951,292人(0.32%))等によるものではあるが、社会情勢の変化の中、上記対象者数の動向を注視していく必要がある。
その他の分析欄
前年度と同率であり、全国平均と同率となっている。「その他」の主な内訳である維持補修費は、河川や道路等の修繕により増加した一方で、分母である経常的な一般財源全体が増加したため、前年同率となっている。今後も引き続き経費の縮減に努めていく。
補助費等の分析欄
社会保障関係経費の増等により、経常的な一般財源で行う補助費等が増加した一方、分母である経常的な一般財源全体が増加したため、前年度より0.4ポイント低下している。今後も高齢化の進展などにより上昇することが見込まれるため、引き続き経費の縮減に努めていく。
公債費の分析欄
前年度より0.2ポイント上昇したが、引き続きグループ内平均を下回っている。過去の公共施設の老朽化対策、防災・減災・国土強靱化の取組に対応した県債発行等による償還金の増により公債費は増加しているが、今後も県債発行の抑制など、引き続き公債費減少へ向けた取組を進めていく。
公債費以外の分析欄
前年度より1.5ポイント増加し、全国平均を上回った。「公債費以外」の主なものは、人件費(+1.6ポイント)、扶助費(+0.2ポイント)、補助費等(-0.4ポイント)。人件費や物件費が前述のとおり増加しているが、今後も引き続き経費の縮減に努めていく。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
総務費は、住民一人当たり27,879円で、前年度と比較して7,509円の増となった。これは、退職者数が増加したことに伴う退職手当の増や、衆議院議員選挙や知事選挙の執行経費の増などにより、決算額が143億円の増となったことによる。民生費は、住民一人当たり70,903円で、前年度と比較して2,380円の増となった。これは障害者自立支援給付費負担金の増などにより、決算額が35億円の増となったことによる。衛生費は、住民一人当たり17,152円で、前年度と比較して11,078円の減となった。これは新型コロナウイルス感染症関連経費の減などにより、決算額が221億円の減となったことによる。警察費は、住民一人当たり26,383円で、前年度と比較して2,788円の増となった。これは警察署庁舎建設費等の増などにより、決算額が50億円の増となったことによる。公債費は、住民一人当たり58,271円で、前年度と比較して3,572円の増となった。過去の公共施設の老朽化対策、防災・減災・国土強靱化の取組に対応した県債発行等による償還金の増により公債費は増加しているが、今後も県債発行の抑制など、引き続き公債費減少へ向けた取組を進めていく。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
歳出総額は、住民一人当たり451,749円となっている。人件費は前年度と比較して、住民一人当たりで8,668円の増となった。これは給与改定による人件費の増などにより、決算額が対前年度比151億円の増となったことによる。災害復旧事業費は前年度と比較して、住民一人当たり712円の増となった。これは過去に発生した災害に係る復旧経費の増などにより、決算額が対前年比13億円の増となったことによる。普通建設事業費は前年度と比較して、住民一人当たり3,405円の増となった。これは道路改築等の投資的経費の事業量が増となったことにより、決算額が対前年比54億円の増となったことによる。積立金は前年度と比較して、住民一人当たり4,743円の増となった。これは財政調整基金や県債管理基金の積立金等が増となったことにより、決算額が対前年比91億円の増となったことによる。公債費は前年度と比較して、住民一人当たり3,579円の増となった。過去の公共施設の老朽化対策、防災・減災・国土強靱化の取組に対応した県債発行等による償還金の増により公債費は増加しているが、今後も県債発行の抑制など、引き続き公債費減少へ向けた取組を進めていく。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
給与費改定に伴う人件費の増などに対応するため財政調整基金を56億円減額したことや、標準財政規模が拡大したことなどにより、財政調整基金残高の標準財政規模比が前年度より1.27ポイント減少した。なお、剰余金は年ごとの見積りとの差により増減するが、引き続き経費削減に取り組んでいく。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
前年度に引き続き赤字が生じている会計は存在しない。今後とも赤字が発生しないよう経費の節減に取り組んでいく。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
実質公債費比率の分子が前年度より約47億円増加している。これは元利償還金の増や交付税算入公債費の減によるものである。今後も当面は公債費の増加傾向が予想されることから、将来の実質公債費比率などを踏まえて、無理のない投資的経費の規模を見極めながら、節度ある県債発行に努めていく。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
将来負担比率の分子が前年度より325億円増加している。これは地方債残高の増や交付税算入見込額の減によるものである。早期健全化基準を下回ってはいるものの、持続可能な財政運営を実現するため、早期の県債残高減少に努めていく。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)財政調整基金を118億円、減債基金を45億円積み立てた一方、財政調整基金を175億円、岐阜県職員退職手当基金を42億円取崩したことなどにより、基金全体では47億円減少した。(今後の方針)県税の減収などの不測の事態への対応に加え、公共施設の老朽化対策など今後の財政需要に適切に対応し、安定的な財政運営及び特定事業の財源確保のため必要となる基金を確保していく。
財政調整基金
(増減理由)令和6年度の歳入・歳出決算見込みを踏まえ56億円減額した。(今後の方針)災害や景気悪化による税収減などの不測の事態などに対応するため、引き続き見通しを持って必要な残高の確保に努めていく。
減債基金
(増減理由)剰余金等を積み立てたことにより44億円増加した。(今後の方針)今後の公債費の償還や金利変動等のリスクに備えるため、県債の償還に必要となる財源を適正に確保していく。
その他特定目的基金
(基金の使途)①県有施設の整備資金等に充てるための県有施設整備・新型コロナウイルス感染症対策基金、②公立小中学校等における情報機器の計画的な整備を行うための公立小中学校等情報機器整備基金、③後期高齢者医療の財政の安定化のための後期高齢者医療財政安定化基金、④徳山ダム上流域の山林の取得に要する資金に充てるための徳山ダム上流域公有地化基金、⑤地域における医療及び介護の事業に要する資金に充てるための地域医療介護総合確保基金。(増減理由)公立小中学校等における情報端末の計画的な更新のため公立小中学校等情報機器整備基金が20億円増加した一方で、定年引上げに伴う退職手当の増に対応するため岐阜県職員退職手当基金が42億円減少したことなどにより、その他特定目的基金全体では35億円減少している。(今後の方針)「県有施設整備・新型コロナウイルス感染症等対策基金」については、今後、旧県庁舎の取壊しや物価高騰対策などに活用していく予定であり、毎年度残高は減少していくことが見込まれる。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産の老朽化が進行しており、昨年度と比較して0.7ポイントの増となった。「第二期岐阜県公共施設等総合管理基本方針」(R7.3策定)や「第二期岐阜県県有建物長寿命化計画(個別施設計画)」(R7.3策定)に基づき、引き続き施設の長寿命化に向けた維持保全や統合・転用などの施設保有の最適化を着実に推進していく。
債務償還比率の分析欄
県債発行抑制による臨時財政対策債以外の県債残高(H15がピーク)の減少等により改善傾向にあったが、防災・減災・国土強靱化の取組みや新庁舎建設により、臨時財政対策債を除いた県債発行額が増加に転じるなどの状況を反映し、悪化に転じた。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
臨時財政対策債を除く県債残高が増加している一方で、交付税算入額が年々減少している(過去の交付税算入率の高かった県債の算入が順次終了)ことなどにより、将来負担比率は昨年度と比べ0.8ポイントの増となっており、類似団体の水準を上回っている。節度ある県債発行の継続により、県債残高の抑制に努めるとともに、「第二期岐阜県公共施設等総合管理基本方針」や「第二期岐阜県県有建物長寿命化計画(個別施設計画)」に基づき、施設の長寿命化、財政負担の平準化・最小化に引き続き取り組んでいく。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
令和元年度からの5か年で、実質公債費比率は1.7ポイント、将来負担比率は11.8ポイント悪化しており、類似団体と比較しても、実質公債費比率は低い水準にあるが、将来負担比率は高い水準にある。これは、過去に積極的に公共投資を進めてきた結果、県債残高が増加したものの、平成11年度以降、公共投資の縮減などによって県債の発行額を抑制してきたことから、平成21年度をピークに公債費が減少し続けていることによるものである。今後も、節度ある県債発行の継続など、県債残高及び公債費の抑制に取り組んでいく。
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が特に高くなっている施設は公営住宅である一方、特に低くなっている施設は博物館である。博物館については、類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が高くなっていたところ、新たな資産の取得(R2:岐阜関ケ原古戦場記念館)等により、類似団体より低い水準となっている。公営住宅については、昭和30年代~50年代中頃に供給されたストックが耐用年限の半分を超え、更新時期を迎えていることを背景に、十分な安全性や居住性を備え長期活用を図るべき住棟について、予防保全の観点からの中長期的な維持管理を行うため、「岐阜県公営住宅等長寿命化計画」を策定し、施設の老朽化対策に取り組んでいるところである。
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が低くなっている施設は庁舎であるが、令和4年度に新県庁舎が完成し資産化したことにより数値が低下したものである。また、試験研究機関については、類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が高くなっていたところ、平成30年度に新たな資産(産業技術総合センター)を取得したこと等により、類似団体より低い水準となった。各施設についての具体的な維持管理計画を定めた「第二期岐阜県県有建物長寿命化計画(個別施設計画)」に基づき、引き続き、施設の再整備、長寿命化に取り組んでいく。(なお、保健所については、平成30年度に西濃保健所揖斐センターを除却し、該当建物がなくなっている。)
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額が前年度末から10,454百万円の増加となった。道路工作物の増などによりインフラ資産の建設仮勘定が増加(17,004百万円)したことや、定年延長に伴い創設した退職手当基金の増などにより流動資産が増加(24,803百万円)したことが主な要因である。一方、減要因として、インフラ資産の減価償却累計額の増加による減(29,096百万円)等がある。資産総額のうち、将来の維持管理・更新等の支出を伴う有形固定資産の割合が82%となっており、引き続き施設の長寿命化や財政負担の最小化・平準化を図るなど適正管理に努める。水道事業会計、工業用水道事業会計等を加えた全体財務書類では、資産総額は、下水道管等インフラ資産の計上等により一般会計等に比べて122,420百万円多いが、負債総額も、下水道管の建設改良費事業等のための企業債の計上等により71,532百万円多い。岐阜県土地開発公社、岐阜県総合医療センター等を加えた連結財務書類では、資産総額は、土地開発公社が保有している公有用地等を計上していること等により、一般会計等に比べて296,590百万円多いが、負債総額も各団体の借入金等があること等から141,732百万円多い。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は786,428百万円となり、前年度から44,193百万円の減少となった。人件費や物件費等の業務費用が62%(485,789百万円)、補助金や社会保障給付等の移転費用が38%(300,639百万円)を占めている。最も金額が大きいのは移転費用の補助金等(301,101百万円)であり、純行政コストの40%を占めている。今後も社会保障関係経費の自然増が続くが、引き続き不断の行財政改革に取り組み、できる限りの経費の抑制に努める。全体では、一般会計等に比べて、給水収益の使用料・手数料への計上により経常収益が6,316百万円多い一方、国保負担金の補助費等への計上により移転費用が163,712百万円、減価償却費などの計上により業務費用が11,158百万円それぞれ多く、純行政コストは168,608百万円多い。連結では、一般会計等に比べて、事業収益等の計上により、経常収益が104,799百万円多い一方、移転費用が155,020百万円、人件費が34,216百万円など経常費用が276,753百万円多く、純行政コストは172,183百万円多い。
3.純資産変動の状況
一般会計においては、税収等の財源(741,407百万円)が純行政コスト(752,061百万円)を下回っており、本年度差額は10,654百万円となり、純資産残高は10,317百万円の減少となった。地方税の徴収確保特別対策事業等により税収等確保に努める。全体では、国民健康保険特別会計の国民健康保険税などが税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が119,817百万円多く、本年度差額は▲10,164百万円となり、純資産残高は50,888百万円多い。連結では、一般会計等に比べて、資産額が296,590百万円多い一方で、事業収益の計上により純行政コストの上昇幅は64,557百万円にとどまり、純資産残高は154,858百万円多い。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は40,419百万円であったが、投資活動収支については、公共施設整備事業を行ったことなどから、▲45,851百万円となった。財務活動収支については、地方債発行収入が地方債の償還額を上回ったことから、3,108百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から2,324百万円減少し、17,330百万円となった。全体では、一般会計等に比べて、水道事業の給水収益を使用料及び手数料に計上しているため、業務活動収支が2,960百万円多い。一方で、水道施設の整備事業を行ったことなどから投資活動収支のマイナス幅も3,009百万円多い。本年度末資金残高は前年度から3,320百万円減少し、35,916百万円となった。
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額は、令和元年度以降類似団体平均を上回っているが、令和2年度にインフラ資産の再評価等を行ったことによりさらに増加し、令和5年度は類似団体平均を16.5万円上回っている。歳入額対資産比率は分子となる資産の額が増加した一方、分母となる歳入総額が減少したことから、類似団体平均を0.04上回る結果となった。有形固定資産減価償却率については、類似団体平均を2.5下回る結果となっている。今後も引き続き、「第二期岐阜県公共施設等総合管理基本方針」に基づき、施設の長寿命化や財政負担の最小化・平準化を図るなど公共施設等の適正管理に努める。
2.資産と負債の比率
純資産比率は類似団体平均を大幅に下回っているが、負債の大半を占めているのは、地方交付税の不足を補うために特例的に発行している臨時財政対策債であり、これを含む特例的な地方債を除いた地方債残高を分子として、社会資本等形成に係る将来世代の負担の程度を示す将来世代負担比率は、類似団体平均をやや上回る水準(67.3%)に留まっている。なお、仮に臨時財政対策債の残高を負債額から除いた場合、令和5年度の純資産額は723,485百万円となり、純資産比率は33.1%となる。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは昨年度と同程度であり、類似団体平均を上回っている。行政コストのうち最も金額が大きいのは移転費用の補助金等(301,101百万円)、次いで業務費用の人件費(244,726百万円)であり、純行政コストの72.6%を占めている。今後も社会保障関係経費の自然増などによるコスト増が見込まれるため、令和5年3月に策定した「岐阜県行財政改革指針2023」に沿って引き続き不断の行財政改革に取り組み、経費の抑制に努める。
4.負債の状況
住民一人当たり負債額は類似団体平均を上回っているが、負債の大半を占めているのは、地方交付税の不足を補うために特例的に発行している臨時財政対策債である。今後も人口は減少が見込まれ、一人あたり負債額も増加する見込みであることから、事務事業の不断の見直し、節度ある県債発行、公共施設等の計画的な維持管理等、節度ある財政運営を継続するほか、税収確保等の歳入確保対策を推進し、負債額の減少に努めていく。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、経常費用に対する使用料・手数料などの経常収益の大きさを表す比率であり、当該比率が低いと行政サービスに係る純行政コストの割合が大きくなる。令和5年度は、経常収益が増加したことにより、昨年度から1.8増加した。引き続き宝くじ販売収入の増加対策などに取り組み、経常収益の増加に努めていく。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
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岐阜県の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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