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財政力指数の分析欄財政力指数は、近年の税収回復傾向などにより、単年度財政力指数は平成23年度以降、上昇に転じていることから、平成27年度も前年に比べて0.1ポイント改善し、0.75となった。(参考)単年度財政力指数平成25:0.73、平成26:0.74、平成27:0.75平成26財政力指数:平成24~26(単年度)の平均値平成27財政力指数:平成25~27(単年度)の平均値 | 経常収支比率の分析欄経常収支比率は、歳出面で減債基金の復元を前倒しで行ったことや職員の給与減額措置のカット率縮小による人件費の増加などにより、平成23年度から平成26年度まで悪化傾向にあり、類似団体平均を上回っている。平成27年度については、施設型給付費等負担金や後期高齢者医療費など社会保障関係経費などの増により、補助費等が増加したものの、府税収入が増加したことなどから、0.1.ポイント改善し99.8%となった。今後とも、PDCAサイクルに基づく事業の重点化と資産の適正化など徹底した「選択と集中」を図り、引き続きたゆみない改革の取組みを進めていく。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、人件費の抑制などコスト縮減に努めてきた結果、グループ内平均、全都道府県平均をともに下回る水準となった。 | ラスパイレス指数の分析欄ラスパイレス指数は、国が総合的見直しに係る現給保障により、給料水準が下がった一方で、本府は総合的見直しを経過措置なしで実施したことから、給料水準の変動がほぼなかったため、国・都道府県平均より高い水準となった。 | 人口10万人当たり職員数の分析欄人口10万人当たり職員数は、平成23年度から28年度(平成28年度当初)の6年間で、一般行政部門(学校・警察を除く)において、846人の削減を実施(平成28当初職員数:8,167人)したものの、学校・警察を含む普通会計部門における人口10万人当たり職員数が増加したことから、前年度比で微増となった。 | 実質公債費比率の分析欄実質公債費比率は、減債基金からの借入れ(平成13~19年度累計5,202億円)や借換債の増発(平成16~19年度発行額3,500億円)に頼る財政運営を続けてきたため、過去5年でも類似団体平均を上回っていると推測される。引き続き、行政改革推進プラン(案)に基づく減債基金の積立不足への計画的な復元などを行うことにより改善を図る。 | 将来負担比率の分析欄将来負担比率は、退職手当の調整率引き下げや地方債現在高の減などに伴い負担見込み額が減少するとともに、減債基金・財政調整基金などの充当可能基金や基準財政需要額算入見込額が増加したことなどにより分子が改善したことから、過去5年で改善傾向にある。 |
人件費の分析欄人件費に係る経常収支比率は、平成23年度からの「大阪府財政構造改革プラン(案)」に基づく給与カット(3.1%~0.7%)の実施などの給与抑制を行ったため、平成25年度まで改善したが、当該給与カットの終了などにより平成26年度は悪化した。平成27年度については、人事委員会勧告(+0.7%)の実施を見送り、総合的見直しを経過措置なしで実施したこと等により、グループ内平均値とほぼ同じ水準となった。 | 物件費の分析欄物件費に係る経常収支比率は、全都道府県・グループ平均ともに下回っている。これは、高等学校教育環境改善事業費などの減や、人件費と同様にコスト削減に努めてきた結果、全都道府県平均及びグループ内平均を下回る結果となった。 | 扶助費の分析欄扶助費に係る経常収支比率は、児童福祉施設事業費などの分子が増加した一方、府税収入の増など分母も増加したことから、前年度(1.5%)と同数値となり、グループ内平均、全都道府県平均ともに下回る結果となった。 | その他の分析欄その他に係る経常収支比率は、その他の主なものである維持補修費の増が経常収支比率の変動に影響がでない程度であるため、3年連続の同値(0.5%)となっており、グループ内平均、全都道府県平均ともに下回っている。 | 補助費等の分析欄補助費等に係る経常収支比率は、私立高校生等修学支援事業費などの教育関係や国民健康保険・後期高齢者医療など福祉関係の補助費が大きいことなどにより、過去5年間でも類似団体順位は最下位となっている。平成27年度についても、地方税等歳入の増加があったものの、地方消費税の増に伴う地方消費税市町村交付金の増や、社会保障関係経費などの増により、前年度(30.9%)に比べ2.2ポイント悪化し、33.1%となった。 | 公債費の分析欄公債費に係る経常収支比率は、減債基金の復元を前倒しで行ったことや過去に発行した起債の償還時期の到来などにより平成25年度は増加したが、その復元前倒しなどにより、平成26年度は2.3ポイント改善した。平成27年度は、一般単独事業債や減収補?債の元利償還額などの減により、前年度(21.7%)に比べ1.2ポイント改善し、20.5%となった。 | 公債費以外の分析欄公債費以外に係る経常収支比率は、人件費等の縮減により平成25年度に改善したが、給与カットの終了など人件費増加などにより平成26年度は悪化した。平成27年度については、補助費等の増加により、前年度(78.2%)に比べ1.1ポイント悪化し、79.3%となった。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄・社会保障関係経費などの増などにより、歳出全体としては1.0%の増となった。・「民生費」は、類似団体平均の前後を推移しており、平成27年度は、住民一人当たり56千円となった。これは、施設型給付費負担金などの増により、前年度と比較し増となった。・「商工費」は、中小企業向け制度融資の規模が大きいことなどの要因により、類似団体を上回っていると推測される。平成27年度については、住民一人当たり39千円となった。これは、リーマンショック以降、中小企業者に対する融資が一巡したことなどの近年の減少傾向と同様、各種融資制度貸付金などの減などにより、前年度と比較し減となった。・「警察費」は、警察官定員規模が大きいことなどの要因により、類似団体を上回っている。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄・「人件費」は、平成23年度からの「大阪府財政構造改革プラン(案)」に基づく給与カット(3.1%~0.7%)の実施などの給与抑制を行ったため、平成25年度まで改善したが、当該給与カットの終了などにより平成26年度は悪化した。平成27年度については、住民一人当たり93千円であり、退職者数の減による退職手当の減、及び、「給与制度の総合的見直し」に係る給与表の改定等により職員給が減となったことなどから、前年度と比較し減となった。・「補助費等」は、私立高校生等修学支援事業費などの教育関係や国民健康保険・後期高齢者医療など福祉関係の補助費が大きいことなどにより、グループ内平均と比較し高くなっていると推測される。平成27年度については、住民一人当たり98千円であり、地方消費税の増に伴う地方消費税市町村交付金の増や、社会保障関係経費などの増により、前年度と比較し増となった。・「貸付金」は、他の類似団体と比較し、各種融資制度に対する貸付金の割合が大きいことなどの要因によって高い水準にあると推測される。リーマンショック以降、中小企業者に対する融資が一巡したことなどの影響により、近年減少傾向となっている。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄平成8年1月の「大阪府行政改革大綱」策定以降、累次の行財政改革を策定し、公の施設の廃止・民営化や出先機関などの再編、府立大学や府立病院の地方独立行政法人化などにより、老朽化した施設の再編や廃止を行ったため、類似団体と比較して低い水準になっていると推測される。 | 債務償還可能年数の分析欄 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析将来負担比率及び有形固定資産減価償却率ともに、類似団体と比べて低い水準にある。これは、長年にわたり行財政改革に取り組む中で、施設保有量の縮減や府有財産の売払い、有効活用の取組みなどにより、老朽化した施設の再編や廃止などが進んだこと。また、建設事業の重点化・計画的実施による府債発行を抑制していることなどが要因であると推測される。引き続き「大阪府ファシリティマネジメント基本方針」に基づき、公共施設等の長寿命化と予防保全型の維持管理体制の構築、施設総量の最適化・有効活用に、取り組んでいく。 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析実質公債費比率は、類似団体と比較して高いものの、将来負担比率は低くなっている。実質公債費比率は、過去(平成19年度以前)に減債基金からの借入れや借換債の増発により、府債償還額が増加したことなどから、悪化傾向にあると推測される。一方、将来負担比率は、建設事業の重点化・計画的実施により、府債発行を抑制してきたことなどから、過去5年改善していると推測される。「粗い試算(29年2月)」において、これまでの減債基金積立不足額への復元等により、実質公債費比率は、平成30年度をピークにその後は徐々に下降し、平成32年度には18%を下回る見込みとしている。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港空港学校施設図書館博物館 |
施設情報の分析欄・「道路一人当たり延長」については、面積が比較団体の約4割程度であるため、延長も短いものと推測される。・「図書館一人当たり面積」については、比較団体とほぼ同水準である。 |
体育館・プール陸上競技場・野球場県民会館保健所試験研究機関警察施設庁舎消防施設 |
施設情報の分析欄「県民会館一人当たり面積」については、行財政改革の取組みによる施設保有量の縮減や府有財産の売払い、有効活用の取組みを推進してきたことなどにより、類似団体と比較して低い水準になっていると推測される。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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