収益等の状況について
国民宿舎久住高原荘建築費の償還が完了したため、他会計補助金比率は平成29年度以降大幅に減少しています。平成29年からは休前日の宿泊料金を値上げし、売り上げは増加しましたが、温泉施設等の光熱費等の経費がそれ以上に増加しているため、他会計からの繰入により収支のバランスを取っている状況です。料金収入のみによる黒字化のためには、さらなる経営改善に向けた取組が必要です。
資産等の状況について
平成29年度で国民宿舎久住高原荘建築費の償還が完了しました。今後は施設の長寿命化、維持補修にかかる経費が概算で7千万円程度見込まれていますので、計画的な施設整備が必要となっています。
利用の状況について
宴会利用客数は減少しています。法事等の規模、数ともに減少傾向にあります。宿泊客数は横ばい傾向ですが、平成29年度からインバウンドの影響により訪日外国人客が増加しています。外国人のほとんどは韓国からのお客様ですが、政治情勢に影響を受けやすいことから、最近は台湾の旅行会社等に営業を行い、韓国以外のお客様が来てもらえるようにしています。国民宿舎久住高原荘の目指すコンセプトは3つあります。1.親近感があり、気軽に利用できる施設2.久住・竹田観光のフラッグ施設3.営業・販促の充実による経営安定
全体総括
経営状況が厳しいため、売り上げを向上させ経費見直しを行い黒字化を図る必要があります。1.個人予約とインターネットを強化2.国内営業活動の推進3.インバウンドの推進4.宴会、会議、婚礼利用の促進5.イベント利用の推進6.関係団体を利用しての販促7.施設の管理8.人材の育成*注:平成27年度末で国民宿舎直入荘事業特別会計を廃止。平成27年度までは合算数値となっており、特に平成27年度の数値については、直入荘のリニューアルに向けた施設の解体等、営業外の費用に対して、一般会計からの繰入金の収入しかないため、データの変動が大きい。