収益等の状況について
①経常収支比率は、類似施設の平均値と同様に、慢性的に100%を下回っている。②③補助金収入はない。④定員稼働率は20%前後を推移していたが、類似施設の平均値に比べて低く、さらに本年は大きく下降した。⑤人件費に大きな変動がなく、売上が下がったことにより比率が上昇となった。⑥⑦ここ数年の減少傾向に加え、新型コロナウイルス感染症による影響が収益性を大きく低下させた。
資産等の状況について
当該施設は建設から36年を経過し、市の民間活用方針により民間が営業するとして公募を行っている。これにより大規模で必要な設備改修は、民間の意向を踏まえて順次行っていく予定としている。
利用の状況について
⑬周辺地域の宿泊需要に対し、当施設は低下した。これは設備の老朽化や利便性など利用者が求める付加価値に差があると考えられる。
全体総括
経営状況は慢性的に赤字で、ここに新型コロナウイルス感染症の影響により利用者が激減し、収入確保が困難な状況から、令和2年9月30日に事業廃止とした。施設は、民間活用方針により公募で民間に運営を行っていただくこととしている。