収益等の状況について
②、③→R2年度決算に引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大による宿泊者数の減少等に伴う収益の減少があり、その補填として一般会計からの繰入金が増加した。④、⑥、⑦→R2年度決算に引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大による宿泊者数の減少等に伴う収益の減少が影響している。⑤→当施設に市職員はいないため、R2年度から報告値0としている。
資産等の状況について
R5年度でオープンから20年を迎え、今後ますます設備の老朽化への対応が必要となってくることから、施設のリニューアルを含む計画的な設備の更新修繕等を検討していく。⑫企業債残高対料金収入比率→コロナ禍以前に比べ料金収入は減少しているが、令和4年度で企業債の償還が終了する予定であり、企業債残高が減少していることによるもの。
利用の状況について
当該施設の宿泊者数実績は、H29年度29,542人H30年度29,659人R1年度27,079人R2年度16,294人R3年度17,111人→コロナ禍以前に比べ、年間を通じて宿泊者数が減少している。
全体総括
新型コロナウイルス感染症の拡大による宿泊者数の減少等に伴う収益の減少により、一般会計からの繰入金への依存度が増している。平成15年のオープン以来、消費税増税等に伴う料金改定しか行っておらず、昨今の物価上昇や人件費増、光熱費の増に対応できていない。今後は、経営戦略の策定・見直しをすすめ、将来的に一般会計からの繰入金に依存しない特別会計の黒字化及び基金を積み立てできるよう取り組んでいく。また、R5年度でオープンから20年を迎え、今後ますます設備の老朽化への対応が必要となってくることから、収益性をアップするような施設のリニューアルを含む計画的な設備の更新修繕等を検討していく。