収益等の状況について
経常収支を示す①経常収支比率においては直近3年間において200%以上であり、類似施設平均値を上回っています。また施設の営業に関する収益性を示す④売上高GOP比率においても、類似施設平均値を上回り、安定して推移しています。しかし、企業の収益が継続して成長しているかどうかを判断する指標である⑤EBITDAにおいては、類似施設平均値を下回り、減少傾向にあり、収益性がやや低下しております。
資産等の状況について
資産の老朽化度合を示す⑥有形固定資産減価償却率について、類似施設平均値は下回っているものの、年々増加傾向にあり、老朽化が進んでいると言えます。企業債残高規模を示す⑩企業債残高対料金収入比率については、類似施設平均値を上回っていますが、平成35年度に完済予定となっています。
利用の状況について
⑪稼働率は類似施設平均値を約30%上回り、一定の水準を維持しています。
全体総括
平成25年度より、これまで3場一括であった指定管理者公募を、各駐車場毎に公募を行い、それぞれの駐車場の特色を生かした運営を行っていることなどにより、収益・利用において安定した数値となっている。今後において、老朽化が進み施設整備費の増加が見込まれることから、長期的な施設整備をはじめとした投資計画と、その裏付けとなる財政計画からなる経営戦略を、平成30年度中に策定予定です。