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前年度と同水準であるが、平成21年度以降は世界的な経済不況の影響等により、減少傾向となっている。今後もなお厳しい状況が見込まれることから、より一層税源の涵養に向けて取り組んでいく。
前年度から1.4ポイントの悪化となった。依然として極めて硬直化した財政構造になっており、今後も、扶助費や公債費は高い水準で推移することが予測されることから、構造改善に向けた取組を更に推し進めることにより身の丈に合った財政運営を行い、引き続き数値の改善に努めていく。
全国平均、兵庫県平均よりも低額となっていることに加え、類似団体との比較においても下回ることとなった。これまでから定数削減や給与等の抑制を行ってきたことによるものである。今後も引き続き給与水準の適正化に努めるとともに、事務事業の見直しやアウトソーシングなどによる執行体制の見直しを行っていく。
平成26年度4月1日現在のラスパイレス指数は、全国市平均を下回る97.9となっている。本市のラスパイレス指数については、初任給基準の引下げや昇格資格基準年数の見直し等の給与水準の適正化に加え、本市の厳しい財政状況等を勘案して実施している独自の削減措置により、平成24・25年度の国家公務員の時限的な給与改定特例法による措置を考慮しなければ、ここ数年100を下回る状況で推移している。≪本市の給与削減措置の概要≫平成14・15年度:給料削減(-15%~-2%)平成16~19年度:給料削減(-10%~-2%)、管理職手当削減(-20%~-10%)平成20~22年度:地域手当削減措置(-20%~-85%)平成23・24年度:給料削減(-8%~-1%)平成22~24年度:期末・勤勉手当削減(-25%~-18%)平成25~27年度:給料削減(-5%~-2%)
概ね減少傾向で推移しており、平成19年度から類似団体平均より少なくなっている。平成20年度から5年間を計画期間とした『“あまがさき”行財政構造改革推進プラン』において職員定数の削減に取り組んできた。また、平成25年度からも10年間を計画期間とする『あまがさき「未来へつなぐ」プロジェクト』において、今後も、事務事業の見直しを行うとともに、地域団体や民間事業者など多様なサービスの提供主体の活用等を図ることで、定員の適正な管理に努めていく。
土地開発公社経営健全化に伴う市債の元金償還の増など、分子となる公債費が増となったことなどにより、前年度から0.3ポイントの悪化となった。今後も土地開発公社の経営健全化に係る取組や、これまでの収支不足への対応として講じてきた退職手当債、また学校施設耐震化などに伴う市債発行などにより、当面、公債費は高い水準で推移することが見込まれるため、その動向に十分留意し、公債費の適切な管理に努めていく。
地方債残高の減や、第三セクター等の負債額等の負担見込額の減などにより、前年度から7.9ポイントの改善となった。しかし、震災復興などにより多額の市債を発行したことによる市債残高や、土地開発公社が抱えてきた長期保有地にかかる負債が大きいことなどにより、類似団体と比較して高い数値となっており、引き続き、計画的な負債の縮減に努めていく。
これまでから定数削減や給与等の抑制を行ってきた結果、類似団体との比較においては人件費に係る経常収支比率が0.8ポイント低くなっている。平成22年度から平成24年度までは、厳しい財政状況に対応するため、地域手当の削減に加え、期末勤勉手当の削減を行っており、また、平成25年度から平成27年度においては、給料月額の削減を行っているところである。今後とも、国の給与水準や本市の財政状況を勘案する中で適正な水準の維持に努めるとともに、事務事業の見直しやアウトソーシングによる執行体制の見直しを行っていく。
平成15年度からは『経営再建プログラム』、平成20年度から平成24年度までは『“あまがさき”行財政構造改革推進プラン』、平成25年度以降は「『あまがさき「未来へつなぐ」プロジェクト』により、財政の健全化に向けた様々な節減努力を行ってきており、近年事務のアウトソーシングを進めていること等により微増傾向にはあるが、物件費に係る経常収支比率は類似団体平均を下回っている。今後も、新たな視点・仕組みを取り入れて、コスト削減に取り組んでいく。
本市は類似団体と比較し、特に生活保護受給者の割合(保護率)が高いことによって、扶助費に係る経常収支比率が突出して高くなっており、本市の財政状況の硬直化の大きな要因となっている。生活保護医療扶助費等、引き続き適正な執行に向けた見直しを行っていく。
下水道事業会計補助金の減などにより、補助額は減少しており、補助費等に係る経常収支比率は類似団体を下回っている。なお、企業債償還額の減少などにより、今後の補助額は減少するものと見込まれる。
土地開発公社経営健全化に伴い多額の市債を発行したことなどから、公債費が増嵩しており、類似団体よりも高くなっている。今後も公債費は高い水準で推移することが見込まれることから、構造改善に向けた取組を推し進めていく中で、投資的経費を圧縮するなど、市債発行の抑制に努めつつ公債費の適正な管理を行っていく。
定数削減や給与等の抑制などにより人件費は減少傾向にあり、類似団体と比較すると、0.1ポイント下回っている状況である。しかし、特に生活保護受給者の割合(保護率)が高いことが、本市の財政状況の硬直化の大きな要因となっているため、引き続き適正な執行に向けた見直しを行っていく。
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