市立旭川病院 公共下水道 簡易水道事業(法適用) 農業集落排水施設 旭川駅前駐車場 簡易水道事業(法適用) 旭川市7条駐車場
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数値は過去5年間でほぼ横ばいであるが,平成23年度において0.49となり,0.50を下回った。市税収入の割合が低く,地方交付税への依存度が高い財政構造であり,類似団体では依然下位に位置する。「新財政健全化プラン」に基づき,人件費の削減,内部管理経費や補助金等の見直し,公共事業等の抑制,市債発行の抑制等,総合的に支出抑制に努めてきた。収入については,市税収納率を平成25年度までに94.7%にすることを目指すとともに,保育料,住宅使用料等の滞納対策を引き続き強化していくほか,市が所有する未利用地の計画的な処分などの収入確保に努め,財政の健全化を図る。
市税,地方交付税が増加した一方で,人件費が増加したことで,前年より0.2ポイントの増となり,比率は高止まりである。「新財政健全化プラン」では,市債発行額を毎年130億円以内とする目標を定め,市債発行額の抑制に努めている効果により,公債費は減少傾向で,平成23年度決算では前年から4億円減の184億円となった。また,人件費については退職金の影響で増となっているが,給料の独自削減や職員数の削減の取組により職員給は確実に減少している。今後においても比率の改善を図る取組に努めることとし,平成25年度において85%以下を目標としている。
依然として類似団体の平均を上回っている。重点施策を設定し,財政の健全化を踏まえた予算編成・執行を行っているが,本指標が類似団体と比較して高くなる要因として,本市は積雪寒冷地であることから維持補修費において除雪費が経常的に発生していることがあげられる。人件費及び物件費については,定数削減や業務委託の拡大,指定管理制度の導入拡大等により削減を行っているが,今後も徹底して取組を継続していく。
平成18年度から財政健全化への取組として,給与の独自削減(平成23年度においては管理職6%,一般職2~3%)を行ってきたことから,類似団体の中では最低水準である。
平成14年度からのリノベーションプロジェクト,平成18年度からの「財政健全化プラン」及び平成21年度からの「新財政健全化プラン」において職員数削減の目標を掲げ,平成14年度から平成23年度までの10年間で556人の削減を行ったことにより,人口千人当たりの職員数は類似団体平均を下回っている。平成24年度当初職員総数は2,894人となっており,「新財政健全化プラン」の目標(平成25年当初で2,900人)を達成している。今後も,指定管理者制度の導入や業務のアウトソージングを進めるなど,より簡素で効率的な事務の執行に努めるとともに,技能労務職員についても業務全般のあり方や職種の見直しなどを行いながら,取組を進めていく。
元利償還金の減,公営企業に要する経費の財源とする地方債の償還の財源に充てたと認められる繰入金の減,普通交付税額の増等により,前年よりも1.3ポイント減少。借入額の抑制により市債残高が減少してきているところであり,今後も市債借入額を抑制し公債費負担の軽減を図る。
公営企業等繰入見込額の減,企業債残高が減となったことによる元利償還に対する繰出金が減となったこと,充当可能基金の増等により,前年よりも6.4ポイント減少。今後も市債の発行抑制や基金の積立などに努め将来にも備えた財政の健全化を目指す。
人件費に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っている要因として給与の独自削減により給与水準が低位であること,適正な定数管理により職員数が比較的少ない水準であることがあげられる。
物件費に係る経常収支比率は,平成15年度から予算の枠配分方式を導入しており,事業担当部局が重点施策と財政の健全化を踏まえた予算編成・執行を行っていることから,8年連続で類似団体平均を下回っている。今後も「新財政健全化プラン」に基づき,一般事務経費の節減を始め,委託料等の積算単価や契約手法の見直しにより,より一層の経費削減や抑制を行う。
扶助費に係る経常収支比率は類似団体平均を上回っており,依然高い水準にある。その要因として生活保護世帯の増加により生活保護費が,制度利用の増により障害者の自立支援給付費が急激に膨らんでいることがあげられる。生活保護費については,自立支援プログラムの活用や医療機関との連携等により,障害者の自立支援給付費については,利用状況の分析を進めていくことにより,適正な運用に努めていく。
その他の経費に係る経常収支比率は,類似団体平均を上回っており,前年から1.3ポイント増加している。要因として,維持補修費において,積雪寒冷地のため除雪費が経常的に発生すること,介護保険事業・後期高齢者医療事業に係る給付費の増加に伴い,繰出金が増加していることがあげられる。今後は,特別会計繰出金の算定に当たり内部管理経費を見直すことで抑制を図っていく。
補助費等に係る経常収支比率は類似団体平均を下回っており,前年度から0.1ポイント減小している。「新財政健全化プラン」に基づき,補助金交付基準に基づいた見直しを行ってきており,今後も引き続き個別の補助金の効果を含めた点検や外部機関を交えた評価を行い,補助金交付団体の自立を促し,廃止や見直しを進める。企業会計の繰出金については,今後も事業経費の節減を図りながら,繰出金の適正化に努める。
公債費に係る経常収支比率は前年度から0.9ポイント減少したが,依然類似団体平均を上回っている。市債の元利償還額は前年から4億円減の184億円となり,減少傾向にあるものの,市の財政に大きな負担となっている。「新財政健全化プラン」に基づき,公債費負担の軽減を図るため,市債発行額を抑制しており,市債残高は6年連続で減少している。今後も市債発行額を抑制していくとともに,公的資金補償金免除繰上償還の制度を活用して利子負担の軽減を図る。
公債費以外の経費の合計は類似団体平均を下回っている。要因として,人件費,物件費,補助費等で類似団体平均を下回っていることがあげられる。一方で,公債費を含めた総体の経常収支比率は類似団体平均を上回り,41市中23位となっていることから,経常収支比率の改善には公債費の抑制がポイントになってくるといえる。
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