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神奈川県平塚市:公共下水道の経営状況

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経営比較分析表(2023年度)

経常収支比率

収益的収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

水洗化率

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率は有収水量の増加に伴う下水道使用料の増加及び動力費の安定による流域下水道管理費の減少等により前年度から2.56ポイント増加し、健全経営の水準とされる100%超を維持しており、全国平均及び類似団体平均値も上回っています。③流動比率は前年度から13.26ポイント増加し、必要とされる100%を2年連続で超えており、全国平均及び類似団体平均値も上回っています。今後も、更なる経営健全性の向上に取り組みます。④企業債残高対事業規模比率は減少傾向にあり、全国平均及び類似団体平均値を下回っています。今後は、国庫補助額の減少及び建設改良費の増加に伴う企業債借入額の増加が見込まれますが、償還額以内の新規借入に努めます。⑤経費回収率は減少傾向から改善し、前年度から5.41ポイント増加し、汚水処理に必要な費用を下水道使用料の収入で賄えている状況とされる100%超を維持しており、全国平均及び類似団体平均値も上回っています。⑥汚水処理原価は前年度から3.19ポイント減少し、全国平均及び類似団体平均値も下回っています。今後、施設の老朽化等による維持管理費の増加や、人口減少による使用料収入の減少が懸念されるため、引き続きコストの縮減や業務の効率化に取り組みます。下水道の整備が概成しているため、⑧水洗化率は高い水準にあります。引き続き未接続世帯に対する接続促進に取り組みます。

有形固定資産減価償却率

管渠老朽化率

管渠改善率

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率及び②管渠老朽化率については、全国平均及び類似団体平均値を下回っていますが、耐用年数を経過した管渠が増加していく状況下において、施設の老朽化対策が今後の重要な課題であるため、③管渠改善率については、ストックマネジメント計画に基づく施設の状態調査・点検を通じて適正な維持管理と長寿命化を図るとともに、計画的な施設の改築更新を進めます。

全体総括

各指標の結果から、経営の健全性は保たれていると考えられます。一方で、維持管理・施設更新に係る費用の増加と今後の人口減少による下水道使用料の減収が懸念されるため、経営戦略に基づいて、安定的な財源の確保や民間活用等あらゆる施策について実施に向けた検討を進めることで経営基盤の強化を図り、下水道サービスの持続的・安定的な提供に努めます。

出典: 経営比較分析表,

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