経営の健全性・効率性について
収益的収支比率については、平成28年度決算で前年度より上昇し100%を上回っているが、今後も更なる経費削減を行い、健全経営を継続させていくよう努める。企業債残高対事業規模比率については、類似団体平均値と比較すると、大きく下回っている。また、経年比較を行うと減少傾向である。経費回収率については、平成27年度決算より100%を超える回復をし上昇傾向である。また、類似団体平均値と比較すると、大きく上回っている。今後も適切な料金収入の確保を図り、経営の効率性を高めるよう努める。■汚水処理原価については、類似団体平均値と比較すると下回っており、平成27年度までは増加傾向であったが、平成28年度決算では減少している。■施設利用率については、類似団体平均値と比較すると高い水準であり、経年比較をすると増加傾向である。水洗化率については、経年比較を行うと一貫して増加しており類似団体平均値と比較すると、平成24年度以降は、平均値より高い水準で推移している。下水道事業の整備率及び接続率の順調な進捗により良好な状況である。
老朽化の状況について
管渠改善率については、管渠の耐用年数が約50年であり、整備が平成10年から開始されており、耐用年数を超えたものがないため、管渠の更新等は行っていない。そのため、管渠改善率の数値は計上されていない。
全体総括
収益的収支比率が100%を上回っており、収支が黒字であるため健全な経営は行っているが、更なる一般会計からの繰り入れの減少に努める。経費回収率は、平成28年度では100%を超える回復となっている。更なる経費削減を行い、健全な経営を継続していくよう努める。■■■■■■■■■■■■■■■また、施設利用率や水洗化率も増加傾向であるため、今後も、増加傾向で推移していくよう努める。