山口市:簡易水道事業

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収録データの年度

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経営比較分析表(2020年度)

202020210%累積欠損金比率
2020202158%59%60%61%62%63%64%65%流動比率
202020214,070%4,075%4,080%4,085%4,090%4,095%4,100%4,105%4,110%4,115%4,120%4,125%4,130%4,135%企業債残高対給水収益比率
2020202116.05%16.1%16.15%16.2%16.25%16.3%16.35%16.4%16.45%16.5%16.55%16.6%16.65%料金回収率
2020202151,000円52,000円53,000円54,000円55,000円56,000円57,000円給水原価
2020202156.5%57%57.5%58%58.5%59%59.5%60%60.5%61%施設利用率
2020202169.5%70%70.5%71%71.5%72%72.5%73%有収率

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率は、100%を超えているが、一般会計繰入金を除いて算定した場合は100%を下回っており、繰入金に頼った経営となっている。②累積欠損金は発生していない。③流動比率は、100%を下回っており、短期的な債務に対する支払能力が不十分な状態である。④企業債残高対給水収益比率は、老朽施設の更新をすすめているため年々増加しており、類似団体平均値より高くなっている。安定給水を行うために必要な投資ではあるが、借入額が過大になりすぎないよう留意する必要がある。⑤料金回収率は、100%を下回っており、給水に係る費用が給水収益で賄えていない。また、類似団体平均値より低くなっている。これは類似団体の中でも給水人口密度が低いことから維持管理費が割高になっていることが要因と考えられる。⑥給水原価は、料金回収率と同様の理由で類似団体平均値より高くなっており、経費の削減に努める必要がある。⑦施設利用率は、類似団体平均値より高くなっており、類似団体より施設を効率的に使用できている。しかしながら、施設規模が小さいため施設能力の余力がなく、漏水事故時や渇水時において安定供給に課題を抱えている。⑧有収率は、類似団体平均値より低くなっている。施設能力に余力が少ないことから、効率的な給水にむけて漏水を抑制していく必要がある。
202020215%5.5%6%6.5%7%7.5%8%8.5%9%9.5%10%有形固定資産減価償却率
2020202113.7%13.8%13.9%14%14.1%14.2%14.3%管路経年化率
202020210.2%0.3%0.4%0.5%0.6%0.7%0.8%0.9%1%1.1%1.2%1.3%1.4%1.5%管路更新率

老朽化の状況について

①②有形固定資産減価償却率、管路経年化率は類似団体平均値より低くなっており、類似団体よりも施設の老朽化が進んでいない状況にある。③管路更新率は、類似団体平均値より低くなっているものの、毎年度2㎞を目安に計画的に更新を進めている。

全体総括

事業区域は、山間に立地する地形的な要因や、給水面積は広いものの給水人口密度が低いため、配水管等の施設効率が悪く維持管理費等が割高になり、料金収入のみで採算を取ることができない状況であり、一般会計からの繰り入れに頼らざるを得ない状態である。こうした厳しい経営状況ではあるが、地域住民のライフラインとして重要な役割を担っていることから、事業を継続するため、引き続き経費の削減に努めるとともに、安全な水道水の安定供給に努めていく。