2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度
概ね横ばいベースで推移しているところである。類似団体内平均値と比較するとやや下回っている状況にあり、社会保障関係経費の割合が大きいことが要因であるといえる。
経常収支比率は、繰出金において0.4%悪化したものの、人件費、物件費、補助費等において減少したこと、経常一般財源である普通交付税が減少したものの市税収入及び株式等譲渡所得割交付金が増加したことなどにより、全体では0.9%改善し94.5%となった。ただし、類似団体内平均値89.9%と比較しても依然高水準にあり、硬直化した財政状況にあるといえる。
職員数適正化計画や集中改革プランの実行に加え、職員の削減後も安易にアルバイトの雇用や委託に頼ることなく、創意工夫による業務効率の向上を図った結果、前年度と同様に類似団体内順位で最上位の83,616円となった。今後も民間で実施可能な事業については委託化を進めるなど、引き続き総コストの縮減を図っていく方針である。
平成19年7月に職員給与構造の見直しを実施し、給料表を国準拠に改めたが、現給保障者の割合が国と異なることなどにより、国基準を上回る数値となっていた。平成25年度においては、国家公務員の時限的な(平成23及び平成24の2年間)給与改定特例法による措置も終わり、本市においては昇給号給の2号給抑制を実施したこともあり、国基準を下回る水準となった。今後も、初任給基準の引下げ、給料表の見直しなどの行財政改革を図り、より一層の給与の適正化に努めたい。
これまで実施してきた「職員800人削減計画」や「職員数適正化計画」などにより、類似団体内平均値6.17人を下回る5.36人となっている。今後も新集中改革プラン(平成22~26)による定員管理計画を着実に実行するなど、さらなる行財政改革の推進に努めたい。
住民基本台帳システム整備事業費が皆減したこともあり、公債費に準ずる債務負担行為に係るものが全体として2億7千万円減少し、また、公営企業債償還の財源に充てたと認められる繰入金が2億3千万円減少したが、標準税収入額等の増加等により標準財政規模が14億3千万円増加した。これらの要因等により、単年度実質公債費比率は前年度より0.5%減少し、3ヵ年平均値では5.9%となり前年度と比べ0.7%改善された。今後も、退職手当債等の償還が増加する見込みであるが、引き続き適正な公債管理に努めたい。
土地開発公社の解散により設立法人の負債額等負担見込額が減少したこと、下水道事業会計や公共用地先行取得事業特別会計において地方債残高が減少したこと及び職員数の減により退職手当負担見込額が減少したことなどにより、将来負担額が前年度と比べ92億円(2.8%)減少し、将来負担比率は前年度より19.0%減少の8.5%となった。類似団体と比べても健全な数値となっており、今後も将来世代への負担が増加することのないよう健全な財政運営に努めたい。
人件費及び人件費に準ずる費用の人口1人当たり決算額は、56,441円となり、前年度の56,813円より減少した。また類似団体内平均値58,658円と比較しても下回っている。人件費にかかる経常収支比率については、職員年齢構成の変化による減少や定年退職者数の減少により、前年度から0.2%減少し23.5%となっている。今後も民間でも実施可能な業務については委託化を進めるなど、より一層の行財政改革の推進に努めたい。
物件費にかかる経常収支比率については10.5%となり、類似団体内平均値13.8%を下回っている。前年度比較では類似団体内平均値が0.4%増加しているのに対し、0.4%の減少となっており、減少要因としては、情報化推進経費等の減少が挙げられる。
扶助費にかかる経常収支比率については18.4%となり、前年度と同数値となっており、類似団体内数値のなかでも依然低い数値となっている。これまで大きな要因であった生活保護費については、減少に転じたものの民間保育所運営費や障害者地域生活支援事業費などが増加したことにより依然高い水準となっている。
その他の経常収支比率については、類似団体内平均値12.3%を下回る11.2%となった。内訳は維持補修費で1.3%、繰出金で9.8%となりそれぞれ前年度と比較して横ばい、0.4%の増加となっている。今後は、これまでに整備した施設等の老朽化も伴い維持補修費の増加が見込まれることもあり、引き続き計画的な財政運営を心がけたい。
補助費等にかかる経常収支比率については、類似団体内平均値を大きく上回る14.9%となったものの、前年度との比較では0.8%の減少となった。これは下水道事業会計への繰出金が5億2千万円減少したことなどによるものである。
公債費及び公債費に準ずる費用の1人当たり決算額については、9,960円と類似団体内平均値13,672円を下回っている。同様に公債費にかかる経常収支比率も類似団体内平均値18.1%を下回る16.0%となっている。しかしながら、今後も退職手当債、小中学校における耐震化事業債などにかかる償還が増加する見込みであることから、事業の緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業採択を心がけ、健全な公債管理に努めたい。
公債費以外の経常収支比率については78,5%となり、前年度と比較して0.9%減少となった。類似団体内平均値71.8%と比較すると上回っており依然高水準で硬直した状態であるといえる。主な内訳として人件費、扶助費、補助費等の合計で56.8%となっている。前年度と比較して人件費、補助費等は減少したものの、扶助費については横ばいとなっており、今後もより一層の行財政改革の推進に努めたい。
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