みよし市:農業集落排水施設

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経営比較分析表(2017年度)

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率は、前年度からの繰越金が多くあったため、その分の他会計繰入金を減少させた結果、総収益が減少したことにより、前年に比べ19.52ポイント下降しました。依然として、本来収益の柱となるべき料金収入が乏しく、他会計繰入金に依存している状態であるため、今後は経費削減や使用料改定等による収入増加により汚水処理に係る経費回収、事業の適正化が必要と考えます。④企業債残高事業規模比率は、使用料等により賄えていないため0%となっています。整備事業の完了により新規企業債がないため企業債残高は減少していきます。⑤経費回収率及び⑥汚水処理原価は、経費削減により改善していく必要がありますが、市内7か所の処理場で汚水処理が行われており、経費削減や施設使用料の改定による収入増加のみで経費を賄うのには限度があります。施設の老朽化等に伴い増加する維持管理費に対応するため、農業集落排水事業より維持管理費が経済的な流域関連公共下水道への切替接続を関係団体等と協議し、類似団体と同程度の水準となるよう経営改善を図っていきます。⑦施設利用率は、降水量の増加に伴う不明水量の増加により前年に比べ3.68ポイント上昇しました。類似団体と比較すると高い数値となっています。今後も適正利用を推進していきます。⑧水洗化率は供用開始から30年経過していることもあり、類似団体より高い水準で推移しています。⑦について、増加した要因を分析し、記載すること

老朽化の状況について

将来にわたり農業集落排水事業を安定的に継続させるため、施設の老朽化対策や管渠更新の投資は重要です。供用開始から既に30年経過した施設もあり、管渠改善率については類似団体と比較し高い水準となっています。今後も施設の老朽化や更新期に備え法適化やストックマネジメント計画の策定を行い、適正な施設管理を継続できるよう取り組んでいきます。

全体総括

市の汚水処理施設の整備は、汚水処理人口普及率が99.8%と処理施設の整備が概ね完了しています。農業集落排水事業は7か所の処理場を所有し、供用開始から30年を経過している施設があります。今後は維持管理費の縮減のため、流域関連公共下水道への切替接続による経営改善が必要と考えます。また、事業の中長期的な視点に立った収支計画に基づく経営戦略をH32年度までに策定し、他の下水道事業(公共下水道事業、コミュニティ・プラント事業)と併せた事業の効率化による経費削減や下水道使用料の改定などに取り組むことより、経営基盤の強化や経営の健全化を図ることが必要と考えます。

類似団体【F1】

岩見沢市 士別市 雨竜町 北竜町 士幌町 芽室町 鶴居村 つがる市 西目屋村 五戸町 奥州市 矢巾町 登米市 山元町 秋田市 由利本荘市 北秋田市 三種町 美郷町 鶴岡市 酒田市 新庄市 上山市 中山町 朝日町 大石田町 白河市 喜多方市 伊達市 泉崎村 筑西市 美浦村 真岡市 前橋市 伊勢崎市 熊谷市 深谷市 香取市 新潟市 長岡市 柏崎市 小千谷市 十日町市 村上市 上越市 阿賀野市 魚沼市 南砺市 金沢市 かほく市 白山市 能美市 川北町 宝達志水町 福井市 南越前町 越前町 美浜町 おおい町 東御市 宮田村 小布施町 関市 常滑市 豊明市 田原市 みよし市 長久手市 伊賀市 長浜市 甲賀市 高島市 東近江市 福知山市 京丹波町 神戸市 姫路市 朝来市 たつの市 奈良市 五條市 鳥取市 湯梨浜町 松江市 出雲市 雲南市 総社市 三原市 安芸高田市 阿南市 さぬき市 松山市 今治市 佐伯市 宮崎市 延岡市 伊是名村