経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率については、低下傾向にある。④企業債残高対事業規模比率については、類似団体平均値に比べて低い水準で推移してきたが、H28は類似団体平均値を上回った。⑤経費回収率については、ほぼ100%を維持している。⑥汚水処理原価については、類似団体平均値に比べて極めて低い水準にある。⑦施設利用率については、類似団体平均値を下回っている。⑧水洗化率については、類似団体平均値を上回っており、90%以上に達している。経営の健全化を維持するためには、使用料金の値上げで対応するほかないと考えるが、平成17年度に実施した30%の料金改定では、処理水量の減少もあり大きな収入増にはならなかった。地理的に処理区域内人口の増加は見込めない。
老朽化の状況について
指標となる数値はないが、老朽化が進行している。
全体総括
処理区域内人口が限られ、将来にわたり料金収入の増加を見込むことが困難である。料金値上げも限界があり、近い将来、使用者がいなくなることもありうる状況である。現状を維持し、壊れた部分を修繕しながら使用してきている。今後については平成28年度に策定した経営戦略に基づき、中長期的視点に立って経営健全化を図っていく。