経営の健全性・効率性について
収益的収支比率は、H25から増加傾向である。100%に近づくよう、経営改善に向けた取り組みが必要な状況である。企業債残高対事業規模比率は、H27までと比べて低いが、一般会計繰入基準を総務省基準に基づいて算定したためである。経費回収率は平均値の37.20%に比べて24.15%と低く、汚水処理原価は平均値の508.64円に比べて639.57円と高くなっている。在住家庭の接続は完了しており、接続率の増加は今後見込めない状況であるが、適正な使用料収入の確保及び汚水処理費の削減が必要である。施設利用率は平均値の34.29%に比べて47.37%と高くなっている。水洗化率は100%である。
老朽化の状況について
管渠改善率は、平成25年度から29年度にかけて0%となっている。平成29年度末で18年経過しており、状況把握が必要となってきている。
全体総括
経営の健全性、効率性について、平均値と比べて不良の数値があり、適正な使用料収入の確保及び汚水処理費の削減、経営改善に向けた取り組みが必要な状況である。老朽化の状況については、状況把握が必要となってきている。