新発田市:農業集落排水施設

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経営比較分析表(2018年度)

経営の健全性・効率性について

「収益的収支比率」は、上中山地区が公共下水道に移行したこと等により使用料収入が1億円を割り、前年度に比べ総収益は減少しましたが、総費用及び地方債償還金も減少しており、結果としては前年に比べ微増しました。「企業債残高対事業規模比率」は、地方債の償還が進んだことにより、今年度も状況が改善されました。類似団体との比較において平均を下回っていますが、接続率を向上させることで更なる経営改善を図る必要があります。「経費回収率」は、前年に比べ使用料収入が減少しましたが、修繕費や地方債償還金も減少しており、状況が改善しました。しかし、類似団体との比較において平均を下回っていること、委託料が前年と同レベルであったことから、長期継続契約の採用等により経費の削減を図ることで、改善に取り組む必要があります。「汚水処理原価」は、前年より下降しましたが、類似団体と比べわずかに高いことから、引き続き経費削減の取組を継続していきます。「施設利用率」は、施設の公共下水道への接続を順次行っていますが、平成26年度以降は横ばいで推移しており、類似団体と比べても高い水準になっています。「水洗化率」は、平成30年7月に接続率の低い上中山地区が公共下水道に移管したことで、前年から上昇しました。

老朽化の状況について

処理場について、施設が老朽化した大島地区の処理場を平成24年度に廃止し、公共下水道に接続しました。管渠については、米倉地区が昭和61年から工事に着手しており、管渠の法定耐用年数は50年とされているため、令和18年頃に耐用年数を迎えます。現状では老朽化による問題等は見られないため、更新工事は行っておりません。ただし、ポンプ類、ブロワ類及び計器類については、耐用年数がそれぞれ15年、20年、10年であり、耐用年数が経過した設備もあることから、適正な管理や早期の修繕により可能な限り耐用年数を延ばすことで、設備投資の増加を抑制しています。また、平成26年度に各処理場が老朽化した際の対応について検討を行い、最適化構想をまとめました。今後は、その構想に基づいて更新を行っていきます。

全体総括

増大する改築需要に対応するため、平成26年度に農業集落排水施設最適整備構想を策定しました。存続する処理場等では、修繕・改築を平準化することで施設の長寿命化を図りながら、経営の安定化を目指しています。また、接続促進員が、接続率の低い地区を重点的に個別訪問し、地域の協力を得ながら未接続世帯の解消、接続率の向上を図っています。これらの対応により、「収益的収支比率」「経費回収率」「汚水処理原価」「施設利用率」の改善及び将来の管渠更新等に向けた資金の確保が期待されます。「経費回収率」については、人口減少が進んでいることや、農業集落排水事業の「汚水処理原価」が公共下水道事業に比べて高いにもかかわらず、使用料が公共下水道事業より低い設定になっていることから、公共・農排を含めた全体的な使用料体系のあり方の検証が今後の課題となっています。

類似団体【F1】

岩見沢市 士別市 雨竜町 北竜町 日高町 士幌町 芽室町 鶴居村 五所川原市 つがる市 西目屋村 五戸町 奥州市 矢巾町 登米市 山元町 秋田市 横手市 由利本荘市 北秋田市 美郷町 鶴岡市 酒田市 新庄市 上山市 中山町 朝日町 大石田町 金山町 庄内町 白河市 喜多方市 南相馬市 伊達市 泉崎村 中島村 筑西市 美浦村 八千代町 真岡市 芳賀町 前橋市 伊勢崎市 熊谷市 深谷市 越生町 香取市 新潟市 長岡市 柏崎市 新発田市 小千谷市 十日町市 村上市 上越市 阿賀野市 魚沼市 富山市 高岡市 砺波市 南砺市 射水市 金沢市 かほく市 白山市 能美市 川北町 宝達志水町 福井市 小浜市 南越前町 越前町 美浜町 おおい町 中央市 駒ヶ根市 東御市 宮田村 小布施町 高山村 関市 伊豆市 常滑市 豊明市 田原市 みよし市 長久手市 伊賀市 長浜市 甲賀市 高島市 東近江市 福知山市 京丹波町 神戸市 姫路市 豊岡市 朝来市 たつの市 奈良市 五條市 鳥取市 湯梨浜町 大山町 松江市 出雲市 雲南市 総社市 三原市 安芸高田市 周南市 阿南市 さぬき市 松山市 今治市 菊池市 佐伯市 宮崎市 都城市 延岡市 美郷町 伊是名村