経営の健全性・効率性について
○収益的収支比率企業債償還金の財源は、ほぼ一般会計からの繰入金に頼っている状況です。平成28年度より運転管理業務委託の範囲を拡大しトータルコストの削減を進めている。○企業債残高対事業規模比率平成26年度から老朽化設備の更新を進めているため、27年度以降借入額は増加する見込である。○経費回収率平成22年度の使用料改定以降、100%に近い水準を維持しております。今後も使用料の徴収と汚水処理コスト削減を進める。○施設利用率類似団体平均と比較し低い水準ですが、浄化槽利用を推進し利用率の向上を図る。○水洗化率処理区域内の水洗化率は90%を超えており、劇的な向上は見込めないものの、引き続き戸別訪問など水洗化率の向上を図る。
老朽化の状況について
○昭和60年の供用開始以降、定期的な点検や修繕を実施しておりますが、ほとんどの設備が耐用年数を大幅に過ぎていることから、平成25年3月に「川崎町下水道長寿命化計画」を策定し、計画的に設備の更新を進めている状況である。機能停止等の未然防止を図ると共に、限られた財源の中でライフサイクルコストを最小限とするよう努める。
全体総括
当町の下水道事業は供用開始から30年が経過しており、老朽化が進む設備の更新が直近の課題となっている。計画的に設備更新を進めながら、包括的民間委託の範囲拡大など効率的な運営改善に努める。