矢巾町:農業集落排水施設

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

経営の健全性・効率性について

経常損益の割合を示す指標である経常収支比率は94.80%と前年度より1.13%増加したが、いまだ100%を下回り経営は厳しい状況である。内部留保資金で補てんすることが出来ず、複数年にわたって累積した欠損金の営業収益に対する比率である累積欠損比率は361.33%と類似団体平均を大きく上回っている。本来は0%であることを求められる累積欠損金を有していることから経営の健全性に問題があると考えられる。支払能力を示す流動比率は△117.44%と平成26年度から5年連続マイナス値となっており、公共下水道事業と会計をともにしているために支払いできている状況である。マイナスの値は毎年悪化しており、早急な改善策が必要である。使用料で回収すべき経費を使用料収入でどの程度賄えているかを表している経費回収率は70.76%と前回から大きく低下し、経営はますます厳しいものとなっている。水洗化率の向上のために企業債を財源とする工事を行ってきたため、企業債残高対事業規模比率は4,301.16%と類似団体平均を大幅に上回り、事業規模に対して企業債が過大なものとなっている。以上の結果から、経営は健全とはいえず、今後もますます厳しいものになると考える。

老朽化の状況について

農業集落排水の供用開始は昭和57年であり、耐用年数を超えて使用している管渠はない。現在の経営状況では、管渠の更新や施設の災害対策などの避けられない投資であっても捻出することが難しく、更新の負担を最小限にするためにも計画的な更新が求められる。

全体総括

経常収支比率が100%を超えず、流動比率もマイナス値と厳しい経営状況であり30年度も欠損金が発生している。農業集落排水の使用者の減少は今後加速していくものと考えられ、使用料収入の更なる増加は見込めない。これまで取得した資産の更新と取得にかかった企業債の償還金が今後経営を圧迫することは明白であり、業務改善が必要である。

類似団体【F1】

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