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人口の減少や全国平均を上回る高齢化比率(平成29年3月末48.64%)に加え、基幹産業であった炭鉱の閉山により財政基盤が大きく崩壊し、類似団体平均を大きく下回っている。また、歌志内市財政健全化計画に基づき、人件費を含め各種健全化項目を実施し財政の健全化に努めてきたが、引き続き行政の効率化等を図り財政の健全化に努める。
公債費の経常収支比率に占める割合の増加(平成27年度13.0%、平成28年度14.1%)等により、前年度に比べ数値が上昇したが、類似団体の平均を大きく下回っている。今後も事務事業の見直しや事業の優先度を勘案し、計画的な事業執行により、地方債の発行を極力抑制するなど義務的経費の抑制に努め、現在の水準を低下させることを目指す。
人件費は、ラスパイレス指数(平成28年度93.8)が低い一方、職員数は、平成7年度から25年度まで一般職の退職不補充を実施したが、福祉施設の指定管理者制導入により介護職員を一般職員に身分移行したことにより、類似団体と比較すると人口1人当たりの職員数が多く、費用も多額になっている。また、物件費についても、指定管理及び最終処分場管理業務(2か所)の委託料等により類似団体と比較すると人口1人当たりの費用が多額となっている。今後も勧奨退職や退職者等の補充抑制などによる適正な職員数の維持、業務の効率化等により経費の縮減に努める。
職員給与は、歌志内市財政健全化計画に基づき平成18年度以降、職務に応じ最大16~20%の給与削減を行ってきたが平成26年度に復元をしている。給与水準は、類似団体の中では最低水準にあるが、引き続き、財政状況を勘案しながら適正な給与水準の維持を図る。<給与独自削減の実施状況>給与月額平成18.4~-6%(期末勤勉-5%)、平成19.1~-8~10%、平成19.4~-16~20%、平成21.4~-10~15%、平成22.4~-5~8%、平成24.4~-4~5%(3級以上)、平成26.4~復元
平成11年度から行財政改革推進計画に基づき、原則退職者不補充(一般職は平成7から25年度まで不補充)としてきたことにより、平成28年度(101人)の職員数は平成11年度(190人)に比べ-89人(-46.8%)となっているが、類似団体と比較すると人口1人当たりの職員数が多い。今後は組織機能の維持や職員の年齢構成の平準化等を考慮しながらも、退職者等の補充抑制を図り、引き続き、更なる事務の効率化の促進などにより職員数の抑制に努める。
歌志内市財政健全化計画に基づき、地方債の発行を抑制したことや平成19年度から21年度の3か年にわたり利率の高い起債を繰上償還したことにより、年々減少傾向にある。今後も住民ニーズを把握し事業の選択と集中により、必要最小限の地方債の発行にとどめ、引き続き比率の抑制を図る。
将来負担額は、新規地方債の発行抑制による地方債現在高の減少及び充当可能財源である基金の増加により比率が年々減少している。また、平成27年度からは充当可能財源等が将来負担額を上回り将来負担比率は算定されていない。今後も計画的な事業執行により、現在の水準を維持する
平成11年度から行財政改革推進計画に基づき、原則退職者不補充(一般職は平成7年度から25年度まで不補充)としてきたことにより、平成28年度の職員数(101人)は平成11年度(190人)に比べ-89人(-46.8%)となっている。また、ラスパイレス指数は低いものの、類似団体及び全国市町村平均と比較すると職員数が多いことから経常収支比率の人件費の割合が高くなっている。今後は、組織機能の維持や職員の年齢構成の平準化を考慮しながら、更なる事務の効率化の促進などにより職員数の抑制に努める。
平成26年までは指定管理者制度の導入効果などによる事業費の縮減により、類似団体の平均を若干下回る水準を維持してきたが、平成27年度以降はシステムの更新経費などが発生し、類似団体の平均とほぼ同水準となっている。今後も引き続き、収支状況を勘案しながら抑制に努める。
公債費の償還ピークは過ぎたものの、炭鉱閉山(平成7年3月)以降に実施した地域振興対策事業(炭鉱跡地取得、不用施設除却、市営住宅建替事業等)の起債償還が多額となっている。今後も引き続き、必要最小限の事業を吟味し、地方債の発行の抑制を図る。
公債費を除く経常収支比率は、平成26年度までは類似団体の平均を若干上回っていたが、平成27年度以降は繰出金等の減少により類似団体平均を下回った。今後も引き続き、収支状況を勘案しながら歳出を抑制し、水準の維持に努める。
実質公債費比率、将来負担比率ともに類似団体と比較し低い水準となっている。これは、歌志内市財政健全化計画に基づき、地方債の発行を抑制したことや行財政改革推進計画により事務事業の見直しを行うことで、充当可能財源である財政調整基金の確保によるものである。今後においても、減債基金への積立を計画的に行い公債費の適正化に取り組んでいくこととする。
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