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地方財政ダッシュボード

山口県柳井市の財政状況(2016年度)

🏠柳井市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2016年度)

財政力指数の分析欄

類似団体平均より高い数値で横ばい状況が続いているが、過去においては年々低下傾向にあった。これは、市税の約半分を占める固定資産税が構造的に減少傾向にあったことが要因であったが、近年は固定資産税の一時的な増加により、横ばいの状況となっている。今後も財政基盤の安定化を図るため、税収等の確保を中心とする歳入確保に努める。

経常収支比率の分析欄

平成27年度に比べ悪化し、類似団体平均よりも高い数値で推移している。経常経費の削減に努めてはいるが、市税等の一般財源が伸び悩んでいることが要因である。財政の硬直化を改善すべく、今後も定員適正化、補助金等の縮減、事務事業の見直し等の行政改革大綱行動計画の実施・実現に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

合併以降、人件費・物件費とも歳出削減に努めており、その結果として類似団体平均より少ない状況である。今後も定員適正化、指定管理者制度の導入等の事務事業の見直し等の行政改革大綱行動計画の実施・実現に努める。平成18年3月策定の集中改革プランの定員適正化では、計画を達成(計画:平成22年4月時点で19人減)(実績:平成18年4月340人→平成22年4月298人[普通会計ベース])した。その後の第2次集中改革プランの計画でも、更に平成27年4月時点で286名の計画に対し、実績286名と目標を達成し、計画期間中で13名の減となった。今後も、第3次柳井市行政改革大綱行動計画に基づき、適正な人員配置に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

指数は、近年改善に努めてきたが、依然として類似団体平均より高い数値である。類似団体平均、全国市平均の状況を踏まえつつ、引き続き給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成18年3月策定の集中改革プランの定員適正化では、計画を達成(計画:平成22年4月時点で19人減)(実績:平成18年4月340人→平成22年4月298人[普通会計ベース])した。その後の第2次集中改革プランの計画では、平成27年4月時点で286名の計画に対し、実績286名と目標を達成し、計画期間中で更に13名の減とした。しかし、人口の減少もあり、人口千人当たり職員数は微減に留まった。類似団体平均よりは少ない状況であるが、今後も第3次柳井市行政改革大綱行動計画に基づき、自治体規模に応じた組織機構を常に考慮し、適正な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

慢性的な水不足という地域性を改善するべく取組んだ広域水道事業と、地域環境改善のための下水道普及向上対策に伴う公債費が大きく率を押し上げていたが、平成19年度から21年度にかけて繰上償還を行い起債残高の減に努めた。また、新規発行債の抑制に努めたことにより、平成23年度から類似団体平均と同程度の数値となってきたが、27年度は類似団体平均の数値が改善されたため差が開いた。今後も、新規発行債の抑制に努めて改善を図る。

将来負担比率の分析欄

類似団体平均より高い数値であり、広域水道企業団への出資債残高、公共下水道事業への元金償還分繰出金等の負担が課題となっている。新規市債発行の抑制等による地方債残高の減少などにより将来負担比率は年々下がってきているが、今後も市債の発行抑制を行うとともに、市債発行する際には交付税算入のあるより有利な市債の発行に努める。併せて、基金残高の確保に努めて、財政の健全化を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2016年度)

人件費の分析欄

平成18年3月策定の集中改革プランの定員適正化では、計画を達成(計画:平成22年4月時点で19人減)(実績:平成18年4月340人→平成22年4月298人[普通会計ベース])した。その後の第2次集中改革プランの計画期間中では、平成27年4月時点の目標286名に対し、実績286名と目標を達成し、期間中で13名の減となっている。類似団体より良い数値ではあるが、今後も、第3次柳井市行政改革大綱行動計画に基づき、適正な人員配置に努める。

物件費の分析欄

物件費は、類似団体の平均より低い数値である。合併以降、歳出削減に努めており、その結果ともいえる。今後も、経費全般について、事務事業の統廃合を含め徹底的な見直しを行い、特に内部管理経費については、たとえ少額といえども節減していき、第3次柳井市行政改革大綱行動計画の基づく行政改革の更なる実施・実現に努める。

扶助費の分析欄

扶助費は、類似団体の平均より低い数値である。経年ごとに高齢化率が高くなっており、減に転じる要素に乏しい状況である。基本的には恣意的に減額できる経費でないためが、今後とも適正な支出に努める。

その他の分析欄

その他は、類似団体平均より大幅に高い数値である。平成21年度より大きく上回っているのは繰出金の増加が主な要因であり、下水道事業会計の赤字を解消すべく赤字補填の繰出金が必要となっためである。下水道事業については、経費を節減するとともに、独立採算の原則に立ち返った料金の値上げによる健全化などにより、税収を主な財源とする普通会計の負担額を減らしていくよう努める。

補助費等の分析欄

補助費等は、類似団体の平均より高めで推移している。補助費等の約3分の2を一部事務組合の負担金で占めているため、組合等が経費節減に努めているか十分検証を行うように努める。また、その他の補助金については、目的、効果、被補助団体の活動状況や予算決算書を精査し、効果の乏しいもの、長期にわたり継続しているもの、あるいは既にその目的を達成したものについては、慣例にこだわることなく、見直しを行う。

公債費の分析欄

公債費は、類似団体の平均並みの数値であったが、27年度から、類似団体平均が下がったことにより、相対的に高くなった。慢性的な水不足という地域特性を改善するべく取組んできた水源開発事業の起債残高が全体の約4分の1を占めていることと、下水道の普及率向上対策への取り組みが、公債費およびその関係指標を押し上げている要因となっている。今後も適正な事業選択を行い、新規発行債の抑制と世代間平準化に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外については、費目ごとで見ると類似団体の平均並みの数値である費目が多いが、繰出金が類似団体平均より大きく上回っているため、トータルでは類似団体の平均より高い数値となっている。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

・農業水産業費が、住民一人当たり26,732円と過去に比べ改善されてはいるが、類似団体平均に比べ高くなっている。これは、市町村類型の変更により平成27年度からⅠ-3に分類されたためであり、平成28年度は過去に比べ高いものではなく低いほうであるが、四方を山と海に囲まれた本市特有の地形のためである。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出決算総額は、住民一人当たり513,309円となっている。主な構成項目である人件費は、住民一人当たり79,816円となっており、職員削減効果等により類似団体内平均値より低い数値で推移している。ほとんどの項目で類似団体内平均値を下回っているが、貸付金は住民一人当たり12,138円で、類似団体と比較して一人当たりコストが高い状況となっている。これは、商工関係で原資預託のための貸し付けがあるためである。また、繰出金は住民一人当たり78,377円と類似団体と比較して一人当たりコストが高い状況となっている。これは、下水道事業会計の赤字を解消すべく赤字補填の繰出金が必要となているためである。

実質収支比率等に係る経年分析(2016年度)

分析欄

財政調整基金残高は、適切な財源の確保と歳出の精査により、近年、積み増すことができている。実質収支額については、合併後から平成20年度までは2億円台で推移していたが、平成21年度から5億円前後の増となっている。これは、歳入で各種交付金が措置されたことや、地方交付税等が予算額を大きく上回ったこと等が主な要因である。平成28年度においては、それらが平成24年度から縮小したことにより、前年と同様に平成20年度の水準まで減となている。今後は、合併団体に対する普通交付税の優遇措置が段階的に縮小し、さらに大型建設事業費や扶助費等の増により、一般財源の不足は必至であり、より一層の効率的な財政運営を図っていく必要がある。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2016年度)

分析欄

平成19年度においては公共下水道事業特別会計の資金不足が生じていたが、平成22年度以降、全会計において赤字は生じていない。平成27年10月には水道料金改定に取り組んでおり、今後も、料金の適正化や経費の節減を行い、公営企業や特別会計等を含めた市全体の適正な財政運営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

実質公債費比率は、平成20年度において公共下水道事業の繰出金が比率増の原因となったが、以降年々減少傾向にある。その主な要因としては、平成19年度から21年度にかけて利率の高い起債を繰上償還したことや低利な市債への借換え、さらに新規起債の抑制により、元利償還金の額が減ってきたことによる。しかし、平成28年度から分流下水道に係る一般会計からの繰出金の算出基準が変更されたことに伴い、準元利償還金が増嵩したことにより、実質公債費比率の分子が上昇に転じた。算入公債費等については、平成21年度以降同水準で推移している。今後も、起債の抑制、さらに公債費算入率の有利な起債の活用等により、引き続き財政の健全化を図る。

将来負担比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

将来負担比率の分子については、年々減少してきた。これは、繰上償還や新規起債の抑制等による一般会計等に係る地方債の現在高の減少や公共下水道事業特別会計等の公営企業債等繰入見込額の減少により、将来負担額が減少してきたことによるが、平成28年度から分流下水道に係る一般会計からの繰出金の算出基準が変更されたことに伴い、公営企業債等繰入見込額が上昇に転じた。また、関係一部事務組合の大規模事業実施に伴い、組合負担等見込額も、今後高い水準で推移することが見込まれる。今後も市債の新規発行額を元金償還額以内に抑えるなど市債残高の削減に努めるとともに、交付税算入率の有利な起債を活用するなど、将来負担比率の改善に努める。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2016年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

当市では、平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画において、公共建築物の延べ面積15%以上を削減するという目標を掲げ、老朽化した施設の集約化・複合化や除却を進めることとしている。有形固定資産全体の減価償却率については、類似団体平均より0.7ポイント高い状況となっており、今後は一層の取組が必要と考える。

債務償還可能年数の分析欄

債務償還可能年数は総務省で算出式を精査中であり、財政状況資料集においては、平成29年度より公表する。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

繰上償還や新規起債の抑制等により減少傾向にあるものの、広域水道企業団への出資債残高、公共下水道事業への元金償還分繰出金等の負担により類似団体平均より高い水準にある。一方、有形固定資産全体の減価償却率は、類似団体平均より0.7ポイント高い水準にある。今後、老朽化した施設の集約化・複合化にあたっては、公共施設等適正管理推進事業債を活用するなど、将来負担比率に配慮しつつ公共施設等総合権利計画に基づき適切に対応していく必要がある。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率、将来負担比率のいずれも減少傾向(平成28年度:分流下水道に係る一般会計からの繰出金の算出基準が変更による影響あり。)にあるものの、類似団体と比較すると、将来負担比率については高い水準となっている。これは、関係一部事務組合の大規模事業の実施に伴う負担が増加していることも影響していると考えられる。今後も市債の新規発行額を元金償還額以内に抑えるなど市債残高の削減に努めるとともに、交付税算入率の有利な起債を活用するなど、将来負担比率の改善に努める。

施設類型別ストック情報分析表①(2016年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設類型は、体育館・プール、保健センター・保健所、一般廃棄物処理施設であり、特に低くなっている施設は、図書館、学校施設である。体育館、保健センターは昭和50年代前半に建設されたもので、今後は個別施設計画を策定し、施設整備による長寿命化を図るとともに、将来的な施設更新等の検討を行う必要がある。一般廃棄物処理施設のうち、し尿処理場・ごみ焼却場(一部事務組合所有)は昭和50年代後半から昭和60年代に建設されたもので、長寿命化を図るため計画的に施設整備を行っている。図書館は、平成18年度に大畠図書館を建設しており、学校施設については、平成22年度に策定した「新たな柳井市立小中学校整備計画書」に基づき、適正規模、適正配置をめざし整備してきたことにより、有形固定資産減価償却率が低くなっている。

施設類型別ストック情報分析表②(2016年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設類型は、体育館・プール、保健センター・保健所、一般廃棄物処理施設であり、特に低くなっている施設は、図書館、学校施設である。体育館、保健センターは昭和50年代前半に建設されたもので、今後は個別施設計画を策定し、施設整備による長寿命化を図るとともに、将来的な施設更新等の検討を行う必要がある。一般廃棄物処理施設のうち、し尿処理場・ごみ焼却場(一部事務組合所有)は昭和50年代後半から昭和60年代に建設されたもので、長寿命化を図るため計画的に施設整備を行っている。図書館は、平成18年度に大畠図書館を建設しており、学校施設については、平成22年度に策定した「新たな柳井市立小中学校整備計画書」に基づき、適正規模、適正配置をめざし整備してきたことにより、有形固定資産減価償却率が低くなっている。

財務書類に関する情報①(2016年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

これまでに形成した資産は、一般会計等で54、912百万円、全体会計で60,181百万円、連結会計に至ると71,524百万円となった。連結会計で見ると、純資産である36,483百万円については過去の世代や国・県等の負担で支払われており、負債である35,041百万円については、将来の世代が負担していくことになるが、比率的には、51%と49%と過去世代と将来世代の負担する比率は、ほぼバランスが取れている。。連結会計の資産の中で最も大きな割合を占めているのが、有形固定資産であり、その中でも道路や上水道・下水道、公園といったインフラ資産が、全体の45.29%を占めている。学校施設や保育所・公民館などの事業用資産についても31.63%となっており、インフラ資産に次いで大きな割合を占めている。また、流動資産においては現金預金、基金が主なものになっている。一方、負債においては地方債及び1年内償還予定地方債が負債全体の69.5%を占めている。資産総額のうち有形固定資産の割合が高くなっており、これらの資産は将来の維持管理・更新等の支出を伴うものであることから、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の集約化・複合化を進めるなど公共施設等の適正管理に努める。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

平成28年度における連結会計の経常費用は28,483百万円で、行政サービスに係る対価として、市民が負担する使用料や手数料などを主とした経常収益は2,115百万円となり、経常費用から経常収益を差し引いた純経常行政コストは26,368百万円となっている。これに臨時損失と臨時利益の差額を加えた純行政コストは28,585百万円となり、この不足部分(コスト)については、市税や地方交付税といった一般財源や国・県等からの補助金などで賄っている状態である。連結会計で見て、経常費用のうち、最も大きな割合を占めているのが政策目的による補助金や負担金である補助金等の54.12%である。次いで大きな割合を占めているのが物件費等の21.7%である。物件費等には委託料や建物・道路などの固定資産に係る減価償却費、施設の維持補修に係る費用などが含まれている。また、人件費の割合は13.1%である。人件費には職員給与や議員報酬など市及び関連団体に勤務する職員に対する給与などが含まれている。今後も、この傾向が続くことが見込まれるため、事業の見直しや行政改革の推進等により経費の抑制に努める。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

平成28年度末純資産残高は、一般会計等で644百万円、全体会計で490百万円、連結会計では533百万円の増加となった。これは、一般会計等、全体会計、連結会計の全てで、税収等の財源が純行政コストを上回ったことから、純資産残高が前記のとおり増加した。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

連結会計を見ると、行政サービス提供の収支である業務活動収支は2061百万円のプラス、資産形成や投資などの収支である投資活動収支は1,193百万円のマイナスとなった。一方、市債発行・償還などの収支である財務活動収支については、558百万円のマイナスとなった。これは地方債の返済額である「地方債償還支出」が地方債の発行額である「地方債発行収入」を上回っていることが要因である。この結果、本年度の資金収支が310百万円のプラスとなり、本年度末の現金預金残高が2,798百万円となっている。平成28年度における資金収支計算書は、業務活動収支ではプラス、投資活動収支と財務活動収支ではマイナスとなっており、合計では前年度末残高と比較するとプラスとなっており、期末残高が前期末と比較して増加する結果となっている。当期においては、投資活動に係る費用と財務活動に係る費用を業務活動収支で補填した状態である。

財務書類に関する情報②(2016年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民1人当たりの資産額が類似団体平均を大きく下回っているが、これは、法的化を控えた下水道事業、農業集落排水事業及び簡易水道事業が対象が担っていることが要因の一つである。歳入額対資産比率についても類似団体平均を大きく下回っているが、これも同じことが要因の一つである。有形固定資産減価償却率については、類似団体平均を少し下回っているが、50%を超えているので、公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設の適正管理に努める。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は類似団体平均を大幅に下回っているが、これは、1市1町の合併により、類似施設の数が少ないことが要因である。将来世代負担比率は、類似団体を上回っているため、新規に発行する地方債の抑制を行うなどし、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努める。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民1人当たり行政コストは類似団体平均を下回っているが、社会保障給付が年々増加していることや、特別会計への繰出金が高い割合を占めているので、この2つについて、増加傾向に歯止めをかけるように努める。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民1人当たりの負債額は、類似団体平均を下回っている。これは、地方債残高は返済額が発行額を上回る傾向にあるためである。今後も、中期財政計画に基づいた慎重な財政運営を行い、地方債残高の減少に努める。基礎的財政収支は、投資活動収支が地方債を発行して、公共施設等の必要な整備を行ったため赤字になっているが、業務活動収支の黒字を下回るため、黒字になっている。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は、類似団体平均を下回っており、行政サービス提供に対する直接的な負担の割合は比較的低くなっている。今後、公共施設等の老朽化による維持補修費の増加が見込まれるので、公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の集約化・複合化や長寿命化を行うことにより、経費の削減に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,