兵庫県神戸市の財政状況(最新・2024年度)
兵庫県神戸市の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
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概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
財政力指数については、震災復興事業に多額の市債を発行したことにより、その償還のための公債費が基準財政需要額に算入されていることなどから、類似団体平均を下回っている。令和6年度は、前年度と同水準となったが、今後も市域内税収の増加に向けた施策に着実に取り組み、財政力指数の改善を図っていく。
経常収支比率の分析欄
経常収支比率については、震災復興事業に伴い公債費に関する比率が高まったこと等により悪化した水準を、その後の行財政改革の取組みによって改善を図ってきており、令和6年度は、地方税や地方交付税が増加したものの、臨時財政対策債の減少等に伴い、1.1ポイント悪化した。依然として類似団体の中でも財政が硬直していることから、組織の最適化、事務事業の見直し、行政手続きのスマート化など行財政改革の取組みを着実に進め、引き続き経常経費の削減を図っていく。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
震災以降、行財政改革を着実に進め、外郭団体への派遣職員も含めた職員総定数の削減を行ってきているが、人口1人当たり人件費・物件費等決算額については、人口1,000人当たり職員数が類似団体平均と比べ1.15人多いこと、職員の平均年齢(令和6年4月時点類似団体2位)や一般行政職の給与月額(令和6年4月時点類似団体中4位)が類似団体に比べ高い水準であることなどにより、類似団体平均を上回っている。こうした状況にあることから、組織の最適化、事務事業の見直し、行政手続きのスマート化など行財政改革の取組みを引き続き進めていく。
ラスパイレス指数の分析欄
ラスパイレス指数については、昨年度と同数値となっており、類似団体との比較においても、中位程度の水準を維持している。なお、給与体系に関しては、平成27年度より国に準じて給料表や諸手当の在り方を含めた給与制度の総合的見直しを実施し、給料表を平均2%引下げる見直しを行った。令和3年度より、人事評価の結果や職務職責をより一層反映した給与制度への見直しを行っており、引き続き職員の意欲を高める給与制度を目指していく。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
人口1,000人当たり職員数については、類似団体平均を上回っているが、震災以降、行財政改革を着実に進め、外郭団体への派遣職員も含めた職員総定数8,323人の削減を行ってきた。引き続き、行財政改革の取り組みを通じ、効率的かつ適正な職員配置、組織体制の構築を図っていく。
実質公債費比率の分析欄
実質公債費比率については、市債発行の抑制努力に伴う市債残高の削減など、これまでの取組によって着実に低下してきており、平成24年度から類似団体平均を下回っている。令和6年度については、前年度から横ばいとなった。今後も、市民のくらしと安全・安心を守るために必要な一定の公共投資を行う一方で、財政健全化指標の適正な水準を維持しながら、将来世代に大きな負担を残さないことを基本とした健全で持続可能な財政運営を更に加速させていく。
将来負担比率の分析欄
将来負担比率については、震災復興事業に伴う多額の市債発行によって市債残高が高水準であったものの、その後の厳格な起債管理や満期一括償還に備えた堅実な公債基金の積立などによる比率の抑制に取り組んできたことにより、類似団体内平均値程度になっている。一方で、近年は都心三宮の再整備など、暮らしの質・都市の価値を高めるための投資に力を入れている。なお、令和6年度は、土木債や都市計画債の増により地方債残高が増加(+169億円)したことや公営企業等繰入見込額が増加(+67億円)したことにより、前年度から1.9ポイント悪化した。今後も、財政健全化指標の適正な水準を維持しながら、都市の持続的な発展を実現するため、将来世代に大きな負担を残さない健全で持続可能な財政運営に努めていく。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
人口1,000人当たりの職員数が類似団体平均と比べて多く、人件費に関する経常収支比率は34.2%、人件費の人口1人当たり決算額は128,232円と類似団体平均と比べて高い水準にある。震災以降、行財政改革を着実に進め、外郭団体への派遣職員も含めた職員総定数8,323人の削減を行ってきている。引き続き、行財政改革の取り組みを通じ、効率的かつ適正な職員配置、組織体制の構築により、人件費の抑制を図っていく。
物件費の分析欄
震災以降、行財政改革を着実に進め、事務事業の見直しに取り組んだ結果、物件費に関する経常収支比率は11.5%と類似団体平均と比べて低い水準にある。令和6年度は、システム改修関連経費の増により、前年度から1.3%上昇した。今後も、引き続き事務事業の見直しに取り組んでいく。
扶助費の分析欄
扶助費に関する経常収支比率は15.4%と類似団体平均17.7%と比べて低い水準にある。令和6年度は、障害福祉サービス利用者の増や施設型給付・地域型保育給付における制度改正等により経常経費充当一般財源が増加したため、前年度から1.1%増加した。引き続き、障害福祉サービスにおける計画相談導入率の向上等の適正に向けた取組みなどにより、扶助費適正化に努めていく。
その他の分析欄
令和6年度におけるその他に関する経常収支比率は、市税収入の増により、歳入経常一般財源等が増加したため、前年度から0.2%減少した。
補助費等の分析欄
近年、補助費等に関する経常収支比率は類似団体平均と同程度で推移してきていたが、令和6年度については、市税収入の増により、歳入経常一般財源等が増加したため、前年度から0.2%減少した。
公債費の分析欄
震災関連の市債償還(一般会計償還額令和6年度:35億)が多く、公債費に関する経常収支比率は、令和6年度においても18.4%と類似団体と比べて引き続き高い水準にあるが、これまでも厳格な起債管理に基づきプライマリーバランスの黒字を維持することで市債残高の削減を進めるなど、着実に公債費負担の低減に取り組んできた。引き続き、将来世代に大きな負担を残さないことを基本とした健全で持続可能な財政運営を更に加速させていく。
公債費以外の分析欄
令和6年度は、システム改修関連経費にかかる物件費等の増により、経常経費充当一般財源が増加したため、前年度から3.9%悪化した。今後も、引き続き事務事業の見直しに取り組んでいく。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり659,230円であり、類似団体中高い方から5番目(類似団体加重平均は609,740円)となる。類似団体平均と比べて民生費、公債費などが高い水準にあることが要因である。民生費は、住民一人当たり257,363円であり、類似団体平均より12,049円高い。生活保護費が類似団体平均より6,302円高いことや、類似団体と比べて高齢化率が高く(類似団体中高い方から4番目)、老人福祉費が類似団体平均より2,803円高いことが主な要因である。公債費は、性質別歳出決算分析表と同様に、震災関連の市債償還による影響が大きくなっている。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり659,230円であり、類似団体中高い方から5番目(類似団体加重平均は609,740円)となる。類似団体平均と比べて、人件費や普通建設事業費、公債費などが高い水準にあることが要因である。人件費は、住民一人当たり128,232円であり、人口1,000人当たり職員数が類似団体平均と比べ1.15人多いこと、職員の平均年齢(令和6年4月時点類似団体中2位)や労務職員の給与月額(令和6年4月時点類似団体中4位)が類似団体に比べ高い水準であることなどが要因である。公債費は、住民一人当たり70,161円であり、類似団体平均と比較すると、高い水準にある。令和6年度の一般会計における阪神・淡路大震災関連の市債償還額が35億円となっているなど、依然として震災関連の市債償還による影響が大きい。普通建設事業費は、住民一人当たり92,216円であり、類似団体平均と比較すると高い水準にあり、令和6年度においては都心・三宮の再整備やポートアイランド地区および六甲アイランド地区における高潮対策の事業進捗に伴い、前年度と比較して増加した。今後も、財政の健全性を保ちつつ、堅実な成長戦略により、さらなる都市の成長を促す好循環を創出できるよう、持続可能な大都市経営を行っていく。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
実質収支額については、職員総定数の削減や事務事業の見直しなど行財政改革の着実な取組みにより、継続的に黒字を確保している。実質単年度収支については、地方交付税の精算制度による減額措置への対応のために、財政調整基金を取り崩したことなどにより、赤字となっている。なお、財政調整基金残高については、前述のとおり取崩しを行ったため、前年度比で減少している。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
少子高齢化の進行や新型コロナウイルス感染症の影響などに伴う乗車料収入の減少等により、自動車事業会計においては依然として資金不足が生じているが、宅地造成事業を行う新都市整備事業会計や上下水道事業の会計などにおいて資金の剰余が生じており、連結実質黒字を確保している。自動車事業会計については、引き続き人件費の抑制などのコスト削減や、乗客増対策などの経営改善に取り組んでいく。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
令和6年度については、特定財源の額が減少している一方で、償還の進捗による元利償還金の額も減少しているため、実質公債費比率の分子は前年度に比べて約15億円減少している。今後も財政健全化指標の適正な水準を維持しながら、将来世代に大きな負担を残さないことを基本とした健全で持続可能な財政運営をさらに加速させていく。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
令和6年度については、土木債や都市計画債等の増により地方債残高が増加(+169億円)したことや、公営企業等繰入見込額が増加(+67億円)したこと等により、将来負担比率の分子は、前年度と比較して142億円の増加となった。なお、阪神・淡路大震災以降、危機的な財政状況を改善するために投資を抑制してきたものの、近年は都心三宮の再整備など、暮らしの質・都市の価値を高めるための投資に力を入れていることから、一般会計等に係る地方債の現在高は増加傾向にある。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)市有地売却益等の積立によりその他特定目的基金残高が増加した一方で、公債費負担軽減のための取崩により減債基金残高が減少し、令和6年度末における基金全体としての残高は3億円減の899億円となった。(今後の方針)短期的には、減債基金等の取崩を予定しているため、基金全体としての残高は減少を見込んでいるが、中長期的には、災害など将来の有事への備えや公共施設の老朽化への対応等、必要となる財源を確保しながら持続可能な財政運営を行っていく。
財政調整基金
(増減理由)令和5年度決算剰余金約15億円を積み立てた一方で、地方交付税制度における精算措置を見据え令和3年度に60億円積み立てたうちの20億円を取り崩したことにより減少。(今後の方針)・阪神淡路大震災にかかる復旧・復興事業の財源として取り崩したことにより平成7年度に枯渇したが、その後の行財政改革などにより約141億円まで残高を回復させた。・政令指定都市平均水準(令和6年度決算:330億円程度)を目標として、適正な規模の確保に努めたい。
減債基金
(増減理由)運用益や臨財債償還基金費等を約49億円積み立てた一方で、約62億円を利子償還財源として取り崩したことにより減少。(今後の方針)・満期一括償還に備えた積立金を活用し、積極的な資金運用を行ってきたことや、行財政改革の取組みなどにより公債費充当財源を捻出してきたことから、基金運用益の取崩額が相対的に少なく、残高が他の政令指定都市に比して多くなっている。・今後も資金の効率的な運用を行うとともに、公共施設の老朽化への対応や未来に向けた投資のための公債費充当財源として活用していく。
その他特定目的基金
(基金の使途)「市営住宅敷金等積立基金」・・・①市営住宅等の敷金の適正な管理・還付のため。②市営住宅の建替事業の財源に充てるため。「神戸SDGs貢献基金」・・・神戸の豊かな環境を守り、その恵みを将来にわたって享受し続けられる持続可能な暮らしと社会の実現に資する事業及びまち・ひと・しごと創生寄附活用事業を推進するため。「市民福祉振興等基金」・・・神戸市民の福祉の向上を目的とする事業を推進するのため。「公園緑地事業等基金」・・・公園整備事業の推進や公園施設の管理及び運営、緑化の推進や緑地の保全及び育成等のため。「災害救助基金」・・・災害救助法による救助に要する給与品の事前購入により備蓄物資とするため。(増減理由)・各種基金において、市有地売却益等の財産収入を積立てたことにより、全体として結果的に約16億円の残高増加となった。(今後の方針)・特定目的基金全体については、将来的に活用が必要となる財源ということも見据え、適切に管理していく。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
本市の有形固定資産償却率は、前年度比+0.9%となり、類似団体と比べ高い水準となっている。これは既存ストックの有効活用や重点的・効率的な投資などによる公債費負担の適正化に努めてきたことが影響していると考えられる。【R05減価償却率数値:71.2%】神戸市では、平成28年度に公共施設等総合管理計画を策定し、施設の長寿命化を推進する一方で、施設の統廃合や複合化・集約化、再配置などを計画的に進めながら、施設保有量の低減(平成23年度を基準に「30年間で10%の削減」)を図ることで適正な施設管理を推進していく。
債務償還比率の分析欄
臨時財政対策債や土木債等の地方債残高の増加に伴い、将来負担額は増加したが、計画的な公債基金への積立等により充当可能財源等も増加したため、昨年度と比較して分子に当たる部分は減少となった。また、社会保障費などの経常的経費の増加等により、分母となる充当可能な一般財源等の金額も増加したため、昨年度同様、全体としては政令市中位程度となっている。よって、昨年度と比較して減少となった。今後は引き続き公債費の適正化を推し進めるとともに、経常経費の見直しを進めていくことにより、健全な財政運営を目指していく。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
行財政改革の中で、実質的な市債残高の削減に取り組み、公債費負担の適正化に努めてきたことなどにより、将来負担比率は類似団体と比べて低い水準にある一方、有形固定資産減価償却率は、既存ストックの有効活用や重点的・効率的な投資などによる公債費負担の適正化に努めてきたこともあり、類似団体より高い傾向にある。今後は、施設の長寿命化を推進する一方で、施設の統廃合や複合化・集約化、再配置などを計画的に進めることで、適正な施設管理ができるよう取り組んでいく。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
厳格な起債管理による市債残高の削減など、これまでの取組みにより、将来負担比率及び実質公債費比率は類似団体平均よりも下回っている。今後も行財政改革の取り組みを推進し、財政健全化を図っていく。
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して、特に認定こども園・幼稚園・保育所や公営住宅などで減価償却率が高くなっている。認定こども園・幼稚園・保育所については、特に幼稚園の有形固定資産減価償却率が高くなっている。神戸市では平成27年度に「子ども・子育て支援新制度実施後の神戸市立幼稚園のあり方」を策定し、市街地における幼稚園の規模を適正化する観点から、令和2年度までに計9園の閉園を進め、施設総量の削減を図ってきた。平成30年度には幼稚園を含めた学校施設にかかる個別施設計画を策定しており、同計画に基づいて老朽化対策に取り組んでいく。また、市営住宅については、令和2年度に作成した第3次市営住宅マネジメント計画に基づき、引き続き適正な住宅ストックとなるよう、再編と回収に取り組んでいく。一方、道路については、舗装のひび割れ率やわだちを定量的に評価し、計画的かつ緊急性の高いものから順次道路補修整備、また道路改良工事に合わせて計画的に舗装補修を行ってきており、有形固定資産減価償却率は上昇傾向にはあるものの全国平均を下回っている。今後も、引き続き計画的に道路修繕を実施する。
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して、有形固定資産減価償却率が特に高くなっている施設は、消防施設、市民会館である。これらの施設類型については、現在、灘消防署の建替計画や、三宮再整備計画に基づく神戸文化ホールの建替計画を進めるなど、老朽化した施設の更新に取り組んでいる。今後も、計画的な施設整備に取り組むとともに、施設の統廃合や複合化・集約化、再配置などを計画的に進めながら適切な施設管理を実施していく。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
・一般会計等における資産の部については、空港整備事業費特別会計の対象会計への追加などにより、有形固定資産が565億円増加し、資産合計では1,056億円の増加となった。・負債の部については、臨時財政対策債の発行など地方債残高が増加したことにより、負債合計は164億円の増加となった。
2.行政コストの状況
・一般会計等については、業務費用は、新型コロナウイルス感染症対策関連事業の財政需要の減少により、241億円の減少となった。また、移転費用については、物価高騰の影響を受ける市民への支援として、住民税非課税世帯に対する特別給付の実施による補助費等の増加により、100億円の増加となった。・全体では、一般会計等に比べて、水道・下水道事業や市営バス・地下鉄事業の料金収入を計上しているため、経常収益が1,048億円多くなっている一方、国民健康保険事業や介護保険事業におけるサービス提供事業者等への負担支出を補助金等に計上しているため、移転費用が2,626億円多くなり、純行政コストは2,917億円多くなっている。
3.純資産変動の状況
・一般会計等については、新型コロナウイルス感染症対策関連の国庫支出金が減少した一方、市税および地方交付税が増加したことにより財源が増加した。また、空港整備事業費特別会計の対象会計への追加などにより、前年度に比べ純資産残高は1,005億円増加した。
4.資金収支の状況
業務活動収支においては、国庫補助金収入の減少により業務収入が減少した一方、新型コロナウイルス関連事業の終了等により業務費用支出が減少した。これらの結果、収支は前年度比で16億円の増加となった。・投資活動収支においては、中央区総合庁舎整備事業やこべっこランド整備事業などの進捗に伴い、公共施設等整備費支出が減少した影響などにより、収支としては前年度比で215億円の好転となった。・財務活動収支においては、当年度市債償還額の増加により、地方債償還支出が増加した一方、臨時財政対策債等の地方債発行額の減少により、収支は前年度比で219億円の悪化となった。
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
・各指標とも類似団体平均値と同程度であるが、住民一人当たり資産額では、空港整備事業費特別会計の対象会計への追加等により、有形固定資産が増加し、資産合計額が増加した。さらに、人口の減少による影響を受け、9.6万円の増加となった。有形固定資産減価償却率は0.7%増の71.0%となっており増加傾向にあり、施設別に見ると有形固定資産に占める割合の多い学校施設や市営住宅が高い傾向となっている。・老朽化が進んでいる施設については、公共施設等総合管理計画の下、適正な管理と長寿命化によるコストの縮減とともに、利用需要や市民ニーズの変化への対応、公共施設等が果たす機能と役割、施策効果等を勘案し、規模や用途の変更、施設の存廃、施設機能の見直し等、資産管理の最適化を進めていく。
2.資産と負債の比率
・純資産比率及び(社会資本等形成に係る将来世代の負担の程度を示す)将来世代負担比率は、類似団体平均値と同程度である。・引き続き、「神戸市行財政改革2025」に基づき、行政コストの削減に努めるとともに財政健全化指標の健全性を維持しながら、適正な市債管理を行うことで将来世代の負担の減少に努める。
3.行政コストの状況
・住民一人当たり行政コストは、新型コロナウイルス感染症対策関連事業の財政需要減少の一方、物価高騰の影響を受ける市民への支援として、住民税非課税世帯に対する特別給付の実施による補助費等の増加により、昨年度に比べて1.2万円増加している。類似団体平均と比較すると、依然平均を上回る数字となっている。今後も高齢化の進展や施設の老朽化等により、引き続き行政コストが増加していくことが想定されるため、事業の見直しや行財政改革の推進、施設の集約化・複合化事業に着手する等の公共施設等の適正管理等に努めることにより、経費の抑制に努める。
4.負債の状況
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、類似団体平均値を上回っており、その要因としては、類似団体と比較して多くの公営住宅を有していることにより、公営住宅の使用料が多額となっていること等が挙げられる。引き続き受益者負担の水準が適切となるよう、使用料等の水準についても適宜見直しを図っていく。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
兵庫県神戸市の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。