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地方財政ダッシュボード

三重県南伊勢町の財政状況(2016年度)

🏠南伊勢町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2016年度)

財政力指数の分析欄

人口減少、少子高齢化が著しい。高齢化率については平成28年度末で48.71%であり、県内で最も高い数値である。町の基幹産業である第一次産業が低迷していることから、財政基盤が弱く、類似団体の平均を下回っている。今後は公共施設の適正配置(統廃合、除却)について取り組み、経常経費の削減を行う。また、歳出全般についても大きく見直すこととし、財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

東西に広い町内には38の集落がある。そのそれぞれに消防施設、地区集会施設などの公共施設あり、維持管理経費が高くなっている。また地域医療の確保を図るため町立病院や診療施設への繰出し、高齢者の移動に欠かせない町営バス、デマンドバスの運行経費も経常収支比率を押し上げる大きな要因となっている。保育所や公営住宅の統廃合を行うことで経常経費の削減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体の平均値からやや高くなっている。これは保育所やごみ処理施設などの施設職員数が他団体と比べ多いことが要因である。また、公共交通機関の乏しい当町においては、町営バスやデマンドバスの運行が不可欠であり、そのことも物件費を増嵩させる原因である。今後もコスト削減には努めていく。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体の平均値を下回っている状況にある。この数年で中途採用者が増えたが、その者にかかる給与が低い傾向にあるため、ラスパイレス指数が低くなっている。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

町の面積が広大で集落が点在しているため公共施設が多い現状であるが、今後も施設の統廃合や民間委託を進めることで職員数の適正化に努める。

実質公債費比率の分析欄

過疎対策事業債や合併特例債など後年度に財政措置のある有利な地方債を選択するようにしている。そのことから比率は抑制されている状況にある。しかし、今後も大型建設事業が見込まれることから比率の上昇については注意していく必要がある。

将来負担比率の分析欄

類似団体の平均値は下回っているものの、今後は公共施設の高台移転、町立病院の建替え、保育所の統廃合による新園舎の建設等が続く見込みであり、比率の上昇が予想される。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2016年度)

人件費の分析欄

類似団体の平均値と比較すると、人件費に係る経常収支比率が高い状況である。これは、町の面積が広大で集落が点在しているため、保育所等の公共施設数が多いためである。今後は計画的な施設の統廃合、適正配置を進め、場合によっては民間委託も検討し、職員数の適正化に努める。

物件費の分析欄

類似団体平均値を上回っているのは、公共施設の維持管理経費が高いことや、点在する集落を結ぶ町営バス、デマンドバスの需要が大きいためである。また、小中学校の統廃合により、スクールバスの運行にかかる経費が固定経費になっていることも要因のひとつである。

扶助費の分析欄

類似団体の平均値より低くなっている理由は、少子化により子どもの数が減少し、児童福祉費及び教育費について需要が減ってきているためである。また、高齢者福祉については、多くの高齢者が介護保険対象年齢に移行したことや、元気な高齢者が多いということなどから、一般会計の給付が減少してきている傾向にある。

その他の分析欄

その他にかかる経常収支比率が類似団体の平均値を上回っているのは、繰出金が高い水準で推移していることが大きな要因である。下水道事業会計や簡易水道会計等への繰出しについては、建設改良にかかる繰出金や赤字補てんによる繰出金が比率を押し上げている。また、保険事業会計への繰出しについても年々増加している傾向にある。公営企業会計については経費を節減するとともに、独立採算の原則に立った料金の見直しを図り、普通会計の負担額を減らしていくよう努めていく必要がある。

補助費等の分析欄

補助費等にかかる経常収支比率が高くなっているのは、法適用の病院事業会計に対する負担金が増加していることや、一部事務組合に対する負担金が増加していることや、一部事務組合に対する負担金において広域消防組合への加入状況が合併前の構成団体のまま継承されており、現在も2つの消防組合に加入しているなど比率を押し上げている要因がある。今後も補助金の見直しを行い、補助費等の抑制に努める。

公債費の分析欄

類似団体の平均値とほぼ同等である。今後も病院建設等の大型公共事業を予定しているが、必要最小限の地方債の発行に努める。

公債費以外の分析欄

当町は東西に広く、38の集落が点在している。保育所、消防施設、地区集会所等の公共施設が多く、人件費や維持管理に関する経費など経常経費が非常に高い水準にある。また、地域医療の確保を図るため、町立病院や診療施設への繰出し、高齢者の生活に欠かせない町営バス及びデマンドバスの運行経費も経常収支比率を押し上げる大きな要因である。今後は保育所等の公共施設の統廃合、適正配置を計画的に進め、経常経費の削減に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

衛生費については、平成26年度から始まった火葬場建設事業の影響で平均値を上回っている。消防費については、合併前の加入状況のまま現在も2つの広域消防組合へ加入しているため恒常的に平均値を上回っている。また、近年は公共施設の高台移転や二次避難所のハード整備事業により上昇してきている。教育費については、小中学校の統廃合が進んだことにより平均値を下回っている。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

人件費については、町の面積が広大で集落が点在しており、保育所等の公共施設数が多いため類似団体の平均値以上に経費がかかっている。今後は計画的な施設の統廃合、適正配置を進め、場合によっては民間委託も検討し、職員数の適正化に努める。扶助費については、少子化により子どもの数が減少し、児童福祉費及び教育費について需要が減ってきているため、類似団体の平均値を下回っている。繰出金については、下水道事業会計や簡易水道会計等への繰出しについて、建設改良にかかる繰出金や赤字補てんによる繰出金が比率を押し上げている。また、保険事業会計への繰出しについても年々増加している傾向にある。普通建設事業については、火葬場建設事業や社会教育施設の大規模改修等により増嵩してきている。

実質収支比率等に係る経年分析(2016年度)

分析欄

財政調整基金残高は、適切な財源の確保と歳出の精査により、取り崩しを回避しており、毎年積立額が伸びている状況にある。今後は普通交付税における合併算定替が段階的に縮減していること伴い、財源の確保が難しくなってくると予想される。引き続き健全な財政運営に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2016年度)

分析欄

赤字に陥っている会計はない。今後も健全な財政運営に努める。一般会計については、国庫補助金が当初の見込みよりも減額となったため、黒字額が減少している。国民健康保険特別会計についてはH27は医療費の需要が増大したことにより、黒字の比率が1%を割り込んだが、H28には1%台を回復している。

実質公債費比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

地方債の発行については、合併特例事業や防災対策事業の増発により高い水準で推移している。近年の起債については、臨時財政対策債や過疎対策事業債、合併特例債の占める割合が非常に高く、既発債の償還が年々終了していくことで交付税措置率の高い残債の割合が大きくなってきている状況にある。しかしながら、水道事業や下水道事業などの建設改良に伴う起債の償還が長期に続くことから、新規地方債の発行の抑制に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

将来負担額については、一般会計の地方債残高は合併特例事業や防災対策事業の増発により高い水準で推移しており、この傾向は今後も続くものと予想される。また今後は、病院建設事業による一般会計負担が増加していくことから将来負担額は上昇していくものと予想される。充当可能財源等については、適切な財源の確保と歳出の精査により、毎年基金積立額が伸びている状況にある。また、交付税措置率の高い財債の割合も年々高くなってきていることから、地方債残高における基準財政需要額算入比率も伸びている状況である。今後とも新規地方債の発行の抑制や基金の積み増しを行うなど健全な財政運営に努める。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2016年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率、実質公債費比率とも類似団体の平均を下回っている。将来負担比率については、年々下降傾向にあるが、退職手当の負担見込額、組合負担等見込額、公営企業債繰入見込額の減少が大きな要因である。しかし、平成30年度、31年度と町立病院の建て替え工事を行うことが決定しているため、今後の比率の上昇には留意する必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2016年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2016年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,