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地方財政ダッシュボード

千葉県の財政状況(2015年度)

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

高齢化の進展に伴う社会保障関係費の増加や臨時財政対策債の大量発行により、基準財政需要額は増加傾向にある一方、景気回復に伴う法人関係税の増収や地方消費税率の引上げの影響により、基準財政収入額も年々増加していることから、財政力指数は、ほぼ横ばいで推移している。今後とも、県税の徴収強化や事務事業の見直しなどの取組を通じて健全な財政運営に努めていく。

経常収支比率の分析欄

平成25年度に行った国の要請に基づく給与減額や、平成25年3月からの退職手当の支給率の段階的な引き下げなど、給与費の適正化に取り組んだこともあり、平成25年度以降2年続けて類似団体を下回った。平成27年度は、高齢化の進展に伴う社会保障関係費の伸び等で補助費等に充当した一般財源が159億円増加したことや、一方で臨時財政対策債を含む実質的な交付税が税収等の伸び以上に削減されたことで、対前年比で3.6ポイントの上昇となった。引き続き、給与費の適正化や建設地方債の発行抑制、事務事業の見直しなど内部管理経費の抑制に取り組むとともに、税の徴収強化等により、健全な財政運営に努めていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

本県では、毎年度の当初予算編成過程において徹底した事務事業の見直しを行うなど歳出抑制に向けた取組を通じ、内部管理経費等の抑制に努めるとともに、平成25年3月からの退職手当の支給率の段階的な引き下げなど、給与費の適正化にも取り組んでいるところである。引き続き、経費節減に努め、内部管理経費等の抑制に努めていく。なお、平成25年度は国の要請に基づく臨時的な給与費の削減を行っている。

ラスパイレス指数の分析欄

平成24年4月から実施された国家公務員の臨時的な給与減額支給措置が平成25年度末で終了したことや、職制の見直し等により、平成25年度は101.3に低下した。また、平成26年度は、給与制度の総合的見直しの実施に伴い、100.5に低下した。職員の給与については、民間の給与水準並びに国及び他団体の状況も踏まえ、引き続き適正化を進めていく。

人口10万人当たり職員数の分析欄

事務事業の見直しや組織体制の見直し等を行った結果、類似団体の985.99を下回る939.96人となっている。本県では、平成25年度まで数次にわたり定員適正化計画を定め、定員の適正化に取り組んできたところであり、一定の成果が得られたものと考えている。今後は、一定規模の職員数を確保しつつ、引き続き適正な定員管理に努めていく。

実質公債費比率の分析欄

本県では将来負担の軽減の観点から、千葉県財政健全化計画に基づき、建設地方債等の残高抑制に取り組んでおり、このため実質公債費比率の分子は、ほぼ横ばいとなっている。今後とも、建設地方債等の残高抑制に努めていく。

将来負担比率の分析欄

これまでの発行抑制の取組により建設地方債等の残高が減少傾向にあることや、定年前職員の減少や段階的な支給水準の引き下げにより退職手当支給予定額が減少していることに加え、将来の負担に備えた基金の積立が増加したことから、比率は改善傾向にある。引き続き、建設地方債等の残高抑制の取組を継続するなど、健全な財政運営に努めていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

人口が急増した時期に教職員を大量採用し教職員数が多いことに加え、定年退職者も多いため依然として類似団体平均を上回っているが、退職手当の支給水準を段階的に引き下げるなど給与費の適正化に取り組んでいるところであり、平成24年度以前の水準と比較し、大幅に低下している。職員の給与については、民間の給与水準並びに国及び他団体の状況も踏まえ、引き続き適正化を進めていく。

物件費の分析欄

依然として類似団体平均を上回ってはいるが、本県では、千葉県財政健全化計画に基づき、毎年度の当初予算編成過程において事務事業のスクラップアンドビルドなど、徹底した見直しを行ってきており、内部管理経費の節減等により低下する傾向にある。引き続き、経費の節減に努めていく。

扶助費の分析欄

生活保護や障害者通院医療費など、県の努力で削減困難な社会保障関係費は増加傾向にあることから、健康寿命の延伸や生活困窮者の自立支援など各種の施策の推進に努めていく。

その他の分析欄

維持補修費などのその他の経常的経費については、類似団体平均を下回って推移ししているが、今後、県有施設の老朽化対策が必要となることから、公共施設等総合管理計画等に基づき、計画的な更新投資による財政負担の軽減・平準化に努めていく。

補助費等の分析欄

介護給付費県負担金、後期高齢者医療給付費県負担金など社会保障関係費の増加等により、類似団体同様、年々増加する傾向にある。今後も高齢化の進展などにより、この傾向は続くことが見込まれるため、健康寿命の延伸や介護予防など各種の施策の推進に努めていく。

公債費の分析欄

建設地方債の発行は抑制しているものの、臨時財政対策債の残高が累増していることから、これに係る元利償還金が年々増加している。臨時財政対策債を除く建設地方債等については引き続き抑制に努めていく。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経常的経費の6割を占める人件費が類似団体平均を上回っていることから、人件費と同様に類似団体を上回る傾向で推移している。今後も、給与の適正化等に取組み、人件費の抑制に努めていく。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

平成27年度の歳出決算総額は、県民一人当たり269,258円となっており、構成項目のなかで一番のウエイトを占める教育費は、県民一人当たり74,038円である。教育費の大部分は教職員の人件費であり、高度成長期に教職員を多く採用したことから、高止まりの傾向にあるため、引き続き給与費の適正化に取り組んでいく。なお、「労働費」について、平成23年度以降減少傾向にあるなか、平成27年度の決算額が増加しているが、これは国からの交付金を原資として積み立てた「緊急雇用創出事業臨時特例基金」の返還(平成26年度8億円、平成27年度35億円)が増えたことによるものである。また、平成26年度の警察費が一時的に増えているが、これは、PFI方式で建設した警察本部庁舎の将来負担額(126億円)を一括して基金に積み立てたからである。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

平成27年度の歳出決算総額は、県民一人当たり269,258円となっており、構成項目のなかで一番のウエイトを占める人件費は、県民一人当たり91,317円である。本県では、平成25年度に、国の要請に基づき臨時的措置として給与費を削減し、また、段階的に退職手当の支給率を引き下げるなど、適正化に取り組んだことから、平成24年度以前の水準と比較し、大幅に改善しつつある。また、将来負担の軽減のため、県独自に抑制可能な建設地方債等の発行を抑制することとしており、臨時財政対策債を除く建設地方債等の残高は年々減少しており、このため県民一人当たりの公債費負担は類似団体平均を大幅に下回っている。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

本県では、千葉県行政改革計画・財政健全化計画に基づき、行財政改革を着実に進めており、実質収支額は継続的に黒字を確保している。財政調整基金は、計画に基づき、毎年度の決算剰余金の1/2をルールどおり着実に積み立ててきており、平成27年度は、平成26年度決算剰余金の1/2となる32億円と、平成28年度の財源対策(財源の年度間調整)として50億円の計82億円を積み立て、平成27年度末の残高は472億円となっている。こうした取組によって、実質単年度収支についても、継続的に黒字を確保しており、引き続き、計画に基づく歳入確保策と歳出抑制策を着実に実行し、健全な財政運営に努めていく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

一般会計等の実質収支は黒字で推移するととともに、各公営企業会計においても資金不足は発生していないことから、連結実質赤字比率も黒字で推移している。連結実質赤字比率に係る黒字額のうち、造成土地整理事業会計及び土地造成事業会計の土地関連事業が6割近くを占めているが、収入の大宗を占める土地分譲収入は、経済情勢に左右されやすく、不確実な部分もあることから、企業ニーズに柔軟かつ機動的に対応しながら、保有土地の処分を進めていく。今後とも、公営企業会計等を含む県全体の健全な財政運営に取り組んでいく。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

本県では将来負担の軽減の観点から、千葉県財政健全化計画に基づき、建設地方債等の残高抑制に取り組んでおり、このため元利償還金は減少する傾向にある。また、臨時財政対策債の大量発行により、満期一括償還地方債に係る年度割相当額は年々増加しているが、これに伴う参入公債費等も増加していることから、実質公債費比率の分子全体としては減少傾向にある。今後とも、建設地方債等の残高抑制に努めていく。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

これまでの発行抑制の取組により建設地方債等の残高が減少傾向にあることや、定年前職員の減少や段階的な支給水準の引き下げにより退職手当支給予定額が減少していることに加え、将来の負担に備えた基金の積立が増加したことから、比率は改善傾向にある。引き続き、建設地方債等の残高抑制の取組を継続するなど、健全な財政運営に努めていく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率、将来負担比率ともに類似団体平均と比較して、低い水準で推移している。これは、平成25年10月に策定した「千葉県財政健全化計画」に基づき、建設地方債等の残高抑制や将来の負担に備えた基金の積立など、健全な財政運営に努めてきたためである。今後の見通しとしては、建設地方債等の残高が減少傾向にあることなどから、実質公債費比率、将来負担比率ともに「横ばい」ないしは「低下傾向」で推移するものと考えている。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

空港

学校施設

図書館

博物館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

体育館・プール

陸上競技場・野球場

県民会館

保健所

試験研究機関

警察施設

庁舎

消防施設

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,