地域の概況
普通会計の構造(2024年度)
総額933億円
総額933億円
総額971億円
2026/10/21 保守対応
PHPの脆弱性に関する対応は、10月21日深夜に完了しました。
📣 2026/10/31 学会出席
2026年10月31日から11月1日まで福山市立大学 港町キャンパスで開催される第37回全国大会に、討論者として出席します。
総額933億円
総額933億円
総額971億円
分子である基準財政収入額については、市町村民税(所得割)が減少した一方、地方特例交付金の算定において、定額減税による個人住民税の減収を補塡するため、定額減税減収補塡特例交付金が創設されたほか、市町村民税(法人税割)が増加したことなどにより増加しました。分母である基準財政需要額についても、臨時財政対策債振替額が減少した一方、再算定において給与改定費等が措置されたことにより増加しました。基準財政需要額の伸びが基準財政収入額の伸びを上回りましたので、結果として財政力指数は下降し、3箇年平均としては0.01ポイント下降しました。
分子である経常経費充当一般財源は、物価高騰の影響等により物件費、扶助費、補助費等が増加しました。一方で、分母である経常一般財源収入額は、臨時財政対策債が減少したものの、地方特例交付金や普通交付税の増加等により、全体で増加しました。分子の増加が分母の増加を上回ったことにより、2.7ポイント上昇しました。今後も市税収入の増加につながるような企業誘致や区画整理等の住環境整備を推進するとともに、徴収対策の強化等により歳入を確保し、市債の計画的な発行などにより義務的経費の伸びを抑え、財政の弾力化に努めます。
人口1人当たり人件費・物件費等の決算額は136,478円となり、前年度と比べて11,764円増加しましたが、類似団体内平均値を下回っています。前年度より増加した要因は、人事院勧告等による人件費、物価等の高騰に伴う委託料や修繕料、光熱水費の増による物件費の増によるものです。今後も職員の定数管理の適正化を図るほか、会計年度任用職員の適正配置により、人件費の抑制に努めるとともに、委託内容等の見直しや適正価格での契約など物件費の抑制に努めます。
前年度より増減なく、類似団体内平均値よりも1.1ポイント低い状況となっています。主な要因は、定年退職者及び定年前早期退職者と、新規採用職員との給与額の差額によるものです。今後も、職員の定員の適正化や勤務実績を的確に反映した給与の適正化などに努めます。
前年度より0.09人増加し、類似団体平均値より0.28人多い状況となっています。増加した主な要因は、水災害対応体制の見直しや環境部門の取組強化を図るため、行政組織の見直しに伴う人員配置を行ったことによるものです。今後も、DXの活用による業務の効率化を進めるとともに、法改正等の社会情勢の変化や多様化する市民ニーズに柔軟に対応できる行政組織の構築を図り、適正な職員配置による定員管理に努めます。
算定において分母となる標準税収入額等及び普通交付税額が増加したことにより、0.1ポイント改善しました。標準税収入額等については地方譲与税及び地方特例交付金の増、普通交付税額については基準財政需要額の増によるものです。今後も、引き続き健全な財政運営に努めます。
算定において分子の減少要因となる充当可能財源等が減少したことにより、6.6ポイント上昇しました。充当可能財源等が減少した要因は、臨時財政対策債償還費の減少などに伴い、基準財政需要額算入見込額が減少したことによるものです。今後も、地方債の計画的な発行など、引き続き健全な財政運営に努めます。
人件費に係る経常収支比率については26.5%で、前年度から2.1ポイント上昇しましたが、類似団体内平均値を下回っています。主な要因は、分母となる経常一般財源収入額が増加したものの、人勧による給料(一般職)の増や、会計年度任用職員の勤勉手当の皆増などにより分子も増加し、分子の伸びが分母の伸びを上回ったことによるものです。今後も職員の定員の適正化や勤務実績を的確に反映した給与の適正化などに努めます。
物件費に係る経常収支比率については20.8%で、前年度から1.4ポイント上昇し、類似団体内平均値を上回っています。主な要因は、分母となる経常一般財源収入額が増加した一方で、物価高騰や人件費の高騰により各種委託料や修繕料・光熱水費などが増加したことによるものです。今後も委託内容等の見直しや契約価格の適正化など物件費の抑制に努めます。
扶助費に係る経常収支比率については16.2%で、前年度から0.9ポイント上昇し、類似団体内平均値を上回っています。前年度より上昇した要因は、分母となる経常一般財源収入額が増加したものの、障害児通所給付費や、介護給付費・訓練等給付費などの増により分子も増加し、分子の伸びが分母の伸びを上回ったことによるものです。今後も給付内容や対象者の適正化に努めます。
その他に係る経常収支比率については13.1%で、前年度から0.4ポイント上昇しましたが、類似団体平均値を下回っています。主な要因は、分母となる経常一般財源収入額が増加した一方で、維持補修費や、介護保険特別会計繰出金が増加したことによるものです。今後も施設の老朽化により維持補修費の増加が見込まれるため、計画的な執行に努めます。また、各特別会計への繰出金等の金額が適正になるように努めます。
補助費等に係る経常収支比率については5.5%で、前年度から1.6ポイント下降し、類似団体内平均値を下回っています。前年度より下降した要因は、建設改良に要する経費のため病院事業会計出資金を経常的経費から臨時的経費へ変更したことに加え、分母となる経常一般財源収入額も減少したことによるものです。今後とも、公営企業会計への繰出金について、健全な経営を求め、適正な額になるように努めます。また、補助内容や効果について、精査を行うとともに、真に必要な補助費等の執行に努めます。
公債費に係る経常収支比率については14.6%で、前年度から0.5ポイント下降しましたが、類似団体内平均値を上回っています。主な要因は、令和6年度から償還開始した額が令和5年度に償還終了した額を上回ったことに加えて、分母となる経常一般財源収入額が増加したことによるものです。今後も市債の計画的な発行に努め、将来世代への負担を軽減するよう公債費の抑制に努めます。
公債費以外に係る経常収支比率については82.1%で、昨年度より3.2ポイント上昇しましたが、類似団体内平均値と同率となっております。主な上昇要因は、分母となる経常一般財源収入額が増加した一方で、人件費や物件費、扶助費が増加したことによるものです。今後も少子高齢化等により扶助費が増加することが見込まれるため、給付内容や対象者の適正化に努めるとともに、事務事業の見直し等により経費抑制に努めます。
総務費が住民一人当たり57,302円となっており、前年度と比較して20,938円増加しました。これは、物価高騰対応重点支援給付金(調整給付分)が皆増したことが主な要因となっています。民生費は住民一人当たり175,932円となっており、前年度と比較して7,051円増加しました。これは、民間保育施設保育運営委託料が増加したことや低所得世帯支援給付金が皆増したことが主な要因となっています。教育費が住民一人当たり58,450円となっており、前年度と比較して11,476円増加しました。これは、豊受公民館整備事業や中学校体育館空調設備整備事業の工事費が皆増したことが主な要因となっています。
類似団体内順位10位/ 23団体
類似団体内順位4位/ 23団体
類似団体内順位16位/ 23団体
類似団体内順位5位/ 23団体
類似団体内順位5位/ 23団体
類似団体内順位9位/ 23団体
類似団体内順位11位/ 23団体
類似団体内順位1位/ 23団体
類似団体内順位19位/ 23団体
類似団体内順位10位/ 23団体
類似団体内順位13位/ 23団体
類似団体内順位10位/ 23団体
類似団体内順位12位/ 23団体
類似団体内順位5位/ 23団体
歳出決算総額は、住民一人当たり439,969円となりました。主な構成項目である扶助費は、住民一人当たり124,599円となっており、前年度と比較して5,336円増加しました。これは、民間保育施設保育運営委託料が増加したことや低所得世帯支援給付金が皆増したことによるものです。類似団体平均と比べて高い水準にありますが、少子高齢化による社会保障関係経費の増加が今後も見込まれます。今後も給付内容や対象者の適正化に努めるとともに医療費等の抑制に繋がるような施策に努めます。普通建設事業費は住民一人当たり58,152円となっており、前年度と比較して14,993円増加しました。主な要因は、保健センター整備事業や豊受公民館整備事業の事業費が増加したことによるものです。普通建設事業費は、工事等の事業量により変動することが見込まれますが、公共施設等総合管理計画に基づき、計画的で安定的な財政運営に努めます。
類似団体内順位14位/ 23団体
類似団体内順位15位/ 23団体
類似団体内順位13位/ 23団体
類似団体内順位11位/ 23団体
類似団体内順位10位/ 23団体
類似団体内順位9位/ 23団体
類似団体内順位1位/ 23団体
類似団体内順位6位/ 23団体
類似団体内順位12位/ 23団体
類似団体内順位2位/ 23団体
類似団体内順位5位/ 23団体
類似団体内順位15位/ 23団体
類似団体内順位14位/ 23団体
類似団体内順位8位/ 23団体
類似団体内順位1位/ 23団体
財政調整基金残高は、普通交付税の増により分母である標準財政規模が増加したことに伴い前年度より0.35ポイント下降しました。実質収支額は、歳入決算額が増加した一方で、歳出決算額及び繰越明許費繰越額の合計額がそれを超えて増加した影響により前年度より0.49ポイント下降しました。歳出決算額及び繰越明許費繰越額が増えた要因は保健センター整備事業や学校体育館等空調設備整備事業などの大型の投資的経費が増加したことによるもので、これに伴い実質単年度収支も前年度より0.12ポイント下降しました。
前年度同様にすべての会計で黒字になりました。比率としては、分子となる実質収支額及び資金剰余額(黒字額)が減少し、分母となる標準財政規模が増加したことにより、標準財政規模比の黒字額は減少しました。分子が減少した主な要因は、病院事業会計について、現金及び預金の減少により流動資産が減少したため、資金剰余額が減少したことによるものです。また、分母が増加した理由は普通交付税額や標準税収入額等が増加したことによるものです。
元利償還金等(A)は昨年度より254百万円減少しました。これは、令和6年度償還開始額が令和5年度償還終了額を下回ったことにより元利償還金が192百万円減少したことによるものです。算入公債費等(B)は前年度より135百万円減少しました。事業費補正により基準財政需要額に算入された公債費や災害復旧費等に係る基準財政需要額が減少したことなどによるものです。以上の要因により、分子全体としては119百万円減少しました。
減債基金積み立て状況等は、満期一括償還地方債の借入れを行っていないため、基金への積み立ては行っていません。
将来負担額(A)は、昨年度より275百万円の増加になりました。これは、職員数の増により退職手当負担見込額が406万円増加し、地方債現在高などの減少を上回ったことによるものです。充当可能財源等(B)は、前年度より2,422百万円の減少になりました。これは、基準財政需要額算入見込額が2,766百万円減少したことによるものです。以上の要因により、分子全体としては、2,697百万円増加しました。
(増減理由)基金全体の令和6年度末現在高は15,521百万円で、前年度末と比較して1,050百万円増加しました。増加の主な要因は、物価高騰対策をはじめとする様々な事業実施に不足する財源を財政調整基金からの繰入により対応した一方で、公共施設整備基金に市有地売払い代金等を財源として2,153百万円積み立てたほか、減債基金に普通交付税のうち臨時財政対策債償還基金費分を積み立てたことによるものです。(今後の方針)財政調整基金については、財政運営の安定化の観点から、一般会計当初予算額の10%の保有高を目標にしていきます。その他特定目的基金については、各基金とも設置された目的があり、各基金の目的が達成されるまで存続させていく必要があります。特に、公共施設整備基金については、公共施設の個別施設計画や総合計画実施計画の見直しの中で、今後整備等に必要となる金額を確保していく必要があります。
(増減理由)財政調整基金の令和6年度末現在高は7,717百万円で、前年度末と比較して32百万円増加しました。令和6年度においては、人件費や物価の高騰等により事業費が増大する中、事業実施に不足する財源として約1,674百万円の繰入を行いましたが、令和5年度決算に基づく剰余金積立が1,700百万円であったことから、その差し引きとして基金現在高が増加する結果となっています。(今後の方針)財政調整基金は、年度間の財源の調整を図るほか、経済情勢の著しい変動等により大幅な財源不足に見舞われた場合に不足額を補填することや、災害により生じた経費の財源又は災害により生じた減収を補う場合等に、機動的に財源を投入して対応するなどの目的があります。基金現在残高の確保については、原油価格や物価の高騰等に伴う経済状況の変動により、通常の事業実施に必要な財源が不足する事態も懸念されるところでありますので、今後の予期せぬ支出増加等に対応するためにも、引き続き一般会計当初予算額の10%程度を目安として、基金現在高の確保に努めます。
(増減理由)減債基金の令和6年度末現在高は1,688百万円で、前年度末と比較して200百万円増加しました。増加の主な要因は、普通交付税において臨時財政対策債償還基金費として追加交付された分を積み立てた316百万円が、取崩額118百万円を上回ったことによるものです。(今後の方針)積立てた減債基金の臨時財政対策債償還基金費分については、後年度、普通交付税の算定において、「臨時財政対策債償還費」に算入されないこととなるため、臨時財政対策債の償還に併せて、その償還に充てる分を毎年度取り崩す予定です。また、それ以外の部分については、公債費の増加等により繰上償還を行う必要が出てきた場合には、その財源として活用することで、健全な財政運営に努めます。
(基金の使途)その他特定目的基金としては、令和6年度末時点において全16基金保有しており、各基金条例でその目的を定めています。(増減理由)その他特定目的基金の令和6年度末残高は6,117百万円で、昨年度末と比較して818百万円増加しました。公共施設整備基金:令和6年度末残高は2,836百万円で、昨年度末と比較して1,408百万円増加しました。増加の主な要因は、公共施設整備の財源として745百万円を充当した一方で、今後の支出に備え、市有地売払い代金等を財源として2,153百万円を積立てたことによるものです。都市環境整備基金:令和6年度末残高は2,641百万円で、昨年度末と比較して551百万円減少しました。減少の主な要因は、繰入金の充当の対象先を例年充当していた土地区画整理事業や浄化槽設置整備事業に加え、幹線道路整備事業にも拡大したことによるものです。(今後の方針)各基金については、それぞれ設置された目的があり、各基金の目的が達成されるまでは、存続させていく必要があります。主な基金の今後の方針については、公共施設整備基金は、個別施設計画や総合計画実施計画の見直しの中で、歳入の状況や公共施設等への更新に投入できる財源の状況等とのバランスを考慮しながら、計画的な運用に努めます。また、都市環境整備基金は、駅周辺をはじめとする土地区画整備事業を進めていくために今後も多額の一般財源が必要となることが見込まれています。土地区画整理事業の進捗を図るため、都市環境整備基金の目的に鑑み、計画的な運用に努めます。
有形固定資産減価償却率は70.9%で、類似団体平均より7.1ポイント高く、類似団体より保有施設の老朽化が進んでいると考えられます。また、類似団体では前年度から0.3ポイントの上昇があったのに対し、当市では1.3ポイントの上昇となっており、類似団体よりも急速に老朽化が進行しています。有形固定資産減価償却率は毎年度上昇しており、類似団体平均値よりも高い状況が継続しています。このことから、今後、事業用資産、インフラ資産ともに類似団体よりも早く取替更新が生じる可能性があります。また、資産の老朽化が進むにつれて、施設の保有により生じるコスト(維持管理費等)も増加すると想定されることから、固定資産台帳をより精緻化し、固定資産に関する情報の透明性を確保するとともに、施設の更新時には集約化・複合化を進めるなど、より一層の資産管理に努める必要があります。
類似団体内順位19位/ 23団体
債務償還比率は519.9%で、類似団体内平均値より8.2ポイント高く、類似団体より償還財源に対する実質債務が多いと考えられます。ただし、類似団体では前年度から19.6ポイントの増加であったのに対し、当市では12.4ポイントの減少となっており前年度から改善しています。これは、地方債償還額が地方債借入額を上回ったことにより、分子となる将来負担額が減少したことが主な要因です。引き続き地方債の計画的な発行に努め、健全な財政運営を図る必要があります。
類似団体内順位11位/ 23団体
類似団体においては、将来負担比率が13.6%、有形固定資産減価償却率が63.8%となっています。一方で、当市では、将来負担比率が1.3%、有形固定資産減価償却率が70.9%であり、類似団体と比較して、前年度から将来負担比率が大幅に減少した一方で、有形固定資産減価償却率は継続して高い水準となっています。これは、財務の健全性は高まった一方で、類似団体と比較すると老朽化した有形固定資産を多く抱えていることを示していると考えられます。将来負担比率は、令和元年度の41.9%から1.3%へと大幅に改善しました。これは、地方債償還額が地方債発行額を上回ったことにより分子となる将来負担額が減少したことが主な要因です。一方で、有形固定資産減価償却率は引き続き高い水準で増加傾向にあります。将来負担比率が低下することで将来世代の負担が軽減されている一方で、有形固定資産減価償却率が上昇傾向にあることから、中長期的には保有施設の更新時期が到来するタイミングで将来負担比率が大きく上昇する可能性があります。そのため、今後も固定資産に関する情報の透明性を確保するとともに、個別施設計画に基づいた中長期的視点に立ち、施設規模の適正化を図る必要があります。
類似団体においては、将来負担比率が13.6%、実質公債費比率が4.3%となっています。一方で、当市では、将来負担比率が1.3%、実質公債費比率が5.3%となっており、将来負担比率は類似団体と比べて低い水準となっておりますが、実質公債費比率は高い水準となっています。これは、類似団体と比較すると財政の弾力性が低下していることを示していると考えられます。実質公債費比率は、令和4年度の5.5%から0.2ポイント改善しました。これは、分子となる地方債償還額が減少したことが主な要因です。地方債残高は減少している一方、老朽化に伴う施設の更新や改修が見込まれるため、今後も地方債の発行に伴い増加するものと想定されます。今後も将来世代への負担を軽減するため、住民ニーズを的確に把握し、事業の選択により地方債の発行に頼らない財政運営に努める必要があります。
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高い施設は、児童館、道路、学校施設であり、それぞれ75.2%、74.1%、70.7%となっています。この傾向は前年度以前から継続しています。道路については、伊勢崎市道路舗装修繕計画に従い、長期的な計画による舗装の長寿命化に努める必要があります。児童館については、類似団体と比較して一人当たりの面積も大きく、建築後30年を超えて老朽化が進んでいる施設もあるため、老朽化が進んだ施設については効果的な改修を行うことにより長寿命化を進めて更新費の削減を図る必要があります。学校施設については、類似団体と比較して一人当たり面積が小さいものの、有形固定資産減価償却率は高くなっています。固定資産のうち学校施設の占める割合は高いことを踏まえると、学校施設の老朽化対策の重要性が年々高まってきていると考えられるため、伊勢崎市学校施設長寿命化計画に従い、計画的な修繕、改修による長寿命化に努める必要があります。一方で、類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が低い施設は、橋りょう・トンネル、公営住宅であり、それぞれ40.7%、65.7%となっています。橋りょう・トンネルについては、昭和25年度以前につくられた古い橋りょうも残っています。そのため、橋梁長寿命化修繕計画に従い、計画的な修繕、改修により長寿命化に努める必要があります。公営住宅については、類似団体と比較して一人当たりの面積も大きく、老朽化が進んでいる施設もあります。そのため、予防による長寿命化とともに、必要に応じた効果的な改修を行うことで機能更新を進め、更新費の縮減を図る必要があります。
類似団体内順位17位/ 23団体
類似団体内順位2位/ 23団体
類似団体内順位8位/ 23団体
類似団体内順位7位/ 23団体
類似団体内順位15位/ 23団体
類似団体内順位14位/ 16団体
類似団体内順位13位/ 20団体
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高い施設は、体育館・プール、一般廃棄物処理施設、庁舎、図書館であり、それぞれ83.0%、79.5%、69.4%、69.6%となっています。体育館・プールについては、伊勢崎市民プールは廃止しましたが、取得から30年以上経過している施設もあるため、伊勢崎市スポーツ振興課所管施設個別施設計画や伊勢崎市学校施設長寿命化計画に従い、計画的な修繕、改修による長寿命化に努める必要があります。一般廃棄物処理施設については、ほとんどが取得から25年以上経過しているため、伊勢崎市ごみ処理施設個別施設計画に従い、計画的な修繕、改修による長寿命化に努める必要があります。庁舎については、取得から50年程度経過している施設が多数あるため、伊勢崎市本庁舎・支所庁舎個別施設計画に従い、計画的な修繕、改修による長寿命化に努める必要があります。図書館については、あずま図書館を除いて、取得から35年以上経過しており、直近では、耐震工事や改修工事といった比較的小規模な資本的支出にとどまっていることが有形固定資産減価償却率が高止まりしている要因です。伊勢崎市図書館課所管施設個別施設計画に従い、計画的な修繕、改修による長寿命化に努める必要があります。一方で、類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が低い施設は、消防施設であり、31.8%となっています。消防施設については、令和5年度に境消防署の建て替えを行ったことにより前年度よりも4.8ポイント改善しています。その一方で、大規模改修が必要な時期の目安とされる築30年を経過した建物が施設全体の約3割弱を占めています。そのため、引き続き老朽化した施設を伊勢崎市消防関係施設個別施設計画に従い、計画的な修繕、改修による長寿命化に努める必要があります。
類似団体内順位15位/ 23団体
類似団体内順位22位/ 23団体
類似団体内順位15位/ 21団体
類似団体内順位16位/ 23団体
類似団体内順位20位/ 23団体
類似団体内順位10位/ 21団体
類似団体内順位1位/ 23団体
類似団体内順位16位/ 23団体
・一般会計等では、資産総額が前年度末に比べ15,210百万円(▲3.6%)減少した一方、負債総額は373百万円(+0.5%)増加しました。資産が減少した主な理由は、保健センターや豊受公民館の整備などで新しい資産を取得したものの、減価償却が進んだことや、固定資産台帳と公有財産台帳の統合により資産のデータが精緻化されたことによるものです。また、負債が増加した主な理由は、地方債の元金償還額が発行額を上回ったこと等により減少したものの、人事院勧告等による給与改定や職員数の増加等に伴い退職手当引当金(約400百万円増)や賞与等引当金(約80百万円増)が増加したためです。今後は、施設の維持管理や更新にかかる財政負担を見据え、「公共施設等総合管理計画」に基づいた施設の集約化・複合化や計画的な予防保全を進めることで、資産の適正管理と将来の負担軽減に努める必要があります。・全体会計では、前年度末に比べ、資産総額が17,660百万円(▲3.4%)、負債総額が119百万円(▲0.1%)減少しました。水道施設などのインフラ資産や病院施設などの事業用資産、およびそれに伴う地方債や引当金などが加わるため、一般会計等に比べて資産は100,988百万円多く、負債は42,249百万円多くなっています。・連結会計では、前年度末に比べ、資産総額が17,436百万円(▲3.3%)、負債総額が28百万円(▲0.02%)減少しました。全体会計の内容に加えて、公共施設管理公社等に関する資産や引当金などが加わるため、一般会計等に比べて資産は104,151百万円多く、負債は43,071百万円多くなっています。
分析:・一般会計等では、前年度に比べ、純行政コストが3,349百万円(+4.6%)増加しました。主な要因は、人事院勧告等に伴う人件費の増加(約1,740百万円増)、物価や人件費の高騰に伴う物件費等の増加(約1,550百万円増)、および社会保障給付の増加(移転費用は約1,130百万円増)などによるものです。経常収益は小型自動車競走事業の収入減少等により約250百万円減少したものの、旧公設地方卸売市場の売却等に伴う資産売却益で臨時利益が約1,120百万円増えたため、純行政コスト全体の増加幅は純経常行政コストに比べて抑えられました。今後は、社会保障関係経費の増大に備え、徹底した事務事業の見直し等によるコストの抑制が必要となります。・全体会計では、前年度に比べ、純行政コストが3,259百万円(+3.0%)増加しました。水道料金などの使用料や手数料が経常収益に計上されるため収益は多くなりますが、各特別会計や公営企業の費用が追加され、特に国民健康保険や介護保険の給付費といった移転費用の割合が大きいため、純行政コストは一般会計等に比べて多額になります。このため、一般会計等に比べ、経常収益が46,413百万円多く、移転費用が32,079百万円多くなり、結果として純行政コストは35,410百万円多くなっています。・連結会計では、前年度に比べ、純行政コストが3,726百万円(+2.9%)増加しました。全体会計の内容に加えて、連結対象企業等の事業収益を計上するため経常収益が多くなりますが、人件費や物件費等も追加されて経常費用が増えるため、一般会計等に比べて純行政コストは多額となっています。このため、一般会計等に比べ、経常収益が46,890百万円多く、経常費用が103,535百万円多くなり、結果として純行政コストは56,700百万円多くなっています。
・一般会計等では、純資産残高が前年度末に比べ15,583百万円(▲4.5%)減少しました。財源が純行政コストを上回ったため、本年度差額は前年度に比べて829百万円増加しています。財源の範囲内で純行政コストを賄えていますが、固定資産台帳と公有財産台帳の統合による資産の精緻化を目的とした「無償所管換等」により純資産が17,863百万円減少したため、本年度の純資産変動額は15,584百万円となり、これが大幅な純資産減少の要因となりました。今後は、地方税の徴収体制の強化などによる税収等の確保と、行財政運営の効率化による純行政コストの縮減に努め、実質的な純資産の維持・蓄積を図る必要があります。・全体会計では、純資産残高が前年度末に比べ17,540百万円(▲4.3%)減少しました。本年度差額は前年度に比べて939百万円増加しています。国民健康保険税や介護保険料などが税収等に含まれるため、一般会計等に比べて財源が多くなりますが、一般会計等と同様に無償所管換等の影響等により純資産変動額は▲17,540百万円となり、全体としても純資産は減少しています。・連結会計では、純資産残高が前年度末に比べ17,408百万円(▲4.3%)減少しました。本年度差額は前年度に比べて1,068百万円増加しています。広域連合への国県等補助金などが財源に含まれるため一般会計等より財源が多くなりますが、全体会計と同様に無償所管換等による資産精緻化の影響等により純資産変動額は17,407百万円となり、純資産は減少しています。
・一般会計等では、前年度と比較して、業務活動収支が429百万円減少し、投資活動収支は赤字幅が1,847百万円拡大し、財務活動収支は赤字幅が2,105百万円縮小しました。主な要因は、物価や人件費の高騰に伴う物件費等の増加で業務支出が約3,910百万円増えたものの、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金などの増により業務収入が約3,470百万円増加し黒字を確保した点、投資支出では保健センターや豊受公民館等の整備(公共施設等整備費支出約9,340百万円)等に伴い支出が増加した点、財務活動では地方債の償還支出(6,941百万円)が発行収入(6,825百万円)を上回った点です。今後は、業務支出の抑制により一定の業務活動収支の黒字を確保し、地方債の計画的な発行管理を行う必要があります。・全体会計では、前年度と比較して、業務活動収支が1,129百万円減少し、投資活動収支は赤字幅が1,461百万円拡大し、財務活動収支は赤字幅が2,156百万円縮小しました。これは、水道・下水道事業における料金収入や整備費、特別会計の保険料等が含まれるため、業務・投資ともに資金規模が拡大しているためです。・連結会計では、「統一的な基準による地方公会計マニュアル」に基づき、連結資金収支計算書の作成は省略されています。
分析欄:1.資産の状況住民一人当たり資産額は前年度に比べ7.0万円減少、歳入額対資産比率は0.57年低下、有形固定資産減価償却率は3.1ポイント低下しました。類似団体平均と比較すると、いずれの指標も上回っています。特に住民一人当たり資産額と歳入額対資産比率は著しく高く、団体規模に比して保有資産が非常に大きいことから、施設整備が進んでいると言えます。減価償却率については、有形固定資産等の精緻化による変動や、保健センター豊受公民館の新規取得などにより前年度から低下しました。しかし、依然として類似団体平均を3.5ポイント上回る高水準にあり、保有施設の老朽化が進行しているのが現状です。このことは、近い将来に施設の更新長寿命化に係る費用が、多額かつ集中的に発生するリスクを抱えていることを示しています。そのため、今後は「公共施設等総合管理計画」に基づき、計画的な予防保全によって更新費用を平準化させるとともに、集約化・複合化を通じた施設保有量の適正化(スリム化)を積極的に進める必要があります。
前年度と比較すると、純資産比率は0.8ポイント減少、将来世代負担比率は0.9ポイント上昇しました。類似団体平均(純資産比率75.9%、将来世代負担比率14.7%)と比較すると、純資産比率は高く、将来世代負担比率は大幅に低い良好な水準にあります。将来世代負担比率が上昇した主な理由は、豊受公民館や保健センターなどの新規施設整備に伴い、財政対策債等の特例的地方債を除地方債(社会資本等形成充当地方債)の発行残高が増加したためです。しかしながら、これまでに形成した資産に対する負債の割合が低く、施設の整備費用について過去から現世代までの負担割合が高い、極めて健全な構造であるといえます。今後も、地方債の計画的な発行や基金の効率的な運用により、将来世代の負担を適切な水準に抑え、世代間のバランスをしっかりと維持していく必要があります。
住民一人当たり行政コストは、前年度に比べ1.6万円増加しました。これは人事院勧告に伴う人件費の増加や、物価・人件費高騰に伴う委託料の増加などが主な要因です。ただし、類似団体平均と比較すると下回る水準にあり、本市のコスト水準は比較的効率的に抑制されていると言えます。しかし、物価高騰の影響や少子高齢化の進展により、一過性の要因を除いた実質コストは近年緩やかな増加傾向にあります。今後は、少子高齢化に伴う移転費用の増加圧力に負けない、強固なコスト削減構造を確立しなければなりません。そのために、既存事業の事務事業評価に基づく不断の見直しや、民間委託・指定管理者制度のさらなる導入、行政手続きのDX推進などによる徹底した業務の効率化・スリム化を図る必要があります。
前年度に比べ、住民一人当たりの負債額が0.2万円増加し、業務・投資活動収支の黒字幅は1,600百万円縮小しました。負債額については、地方債は減少したものの、職員数の増加や人事院勧告等に伴う退職手当引当金(約400百万円増)や賞与等引当金(約80百万円増)が増加したため微増となりました。また、業務・投資活動収支の黒字幅縮小は、保健センター等の整備に伴う投資的支出や経常的支出が増加したことによるものです。類似団体平均と比較すると、負債額は同水準であり、業務投資活動収支は平均を上回る黒字を維持しています。日々の行政活動の黒字で投資の不足分を賄う「基礎的財政収支の黒字構図」は保たれていますが、今後は少子高齢化や物価高騰による経費の増加、さらに施設老朽化に伴う赤字リスクも懸念されます。そのため今後は、経常費用の削減を図りながら、財政の硬直化を防ぎ、収支の安定維持に努める必要があります。
前年度に比べ、比率は0.6ポイント減少しました。低下の主な要因は、小型自動車競走事業収入の減少などにより経常収益が減少したことと、障害福祉に係る自立支援の介護給付費・訓練等給付費や障害児通所給付費の増加によって経常費用が増加したためです。類似団体平均と比較すると上回っており、行政サービスに対する直接的な受益者負担の割合は比較的高い水準を維持しています。今後は、自主財源の確保や「受益と負担の公平性」を担保するため、公共施設の使用料や手数料について周辺の類似団体とのバランスを検討するとともに、税負担の公平性・透明性の確保や、滞納整理の強化などにより、受益者負担の適正化に努めていく必要があります。
群馬県伊勢崎市の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
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