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人口が18,758人(22年度末)から18,460(23年度末)へ298人減少(対前年度比-1.6%)したことや全国平均を大幅に上回る高齢化率33.4%(23年度末)に加え、町内に中心となる産業がないことから、財政基盤が弱く、類似団体平均0.31を大きく下回る0.26となった。町税は22年度より18,229千円増加(前年度比1.3%)し、徴収率も前年度より0.5%増加したが、今後も滞納額を圧縮していけるよう徴収業務の強化を図る。単年度財政力指数は0.001増加し、0.250となったものの3カ年平均は前年度と同じとなった。
起債発行額を年間9億円以内という目標を設定し、起債発行抑制により起債残高は減少傾向にあるため、公債費は1,670,272千円(22年度)から1,582,514千円(23年度)へ87,758千円減少した。しかし、補助費等が22年度より174,262千円増加したことが要因で、経常収支比率は前年度より1.1%悪化した。類似団体平均より1.0%下回り依然として高い比率で推移しているため、今後は、扶助費の増加抑制は難しいが、人件費・公債費の義務的経費の削減を更に進め、引き続き行政改革を通じて義務的経費の削減に努め、財政構造の弾力性を確保する。
退職者不補充等による職員数の削減により人件費の削減は図れているが、物件費が22年度より8.8%伸びたことにより、22年度と比較して7,782円増加した。類似団体平均と比較すると24,999円少ないが、今後も「行政改革第2期計画」(22年度~26年度)に基づき、歳出の抑制・定員管理の適正化によりコスト削減を図る。
国家公務員の時限的な給与改定特例法の措置により指数は大幅に改善となっているが、類似団体と比較すると平成21は4.7ポイント、平成22は3.9ポイント、平成23についても3.7ポイント低く推移している状況が続いている。今後についても引き続き人事評価制度や勤務評価を全職員に適用し、公平かつ均衡のとれた給与制度を推進していく。
職員数は、21年4月1日現在243人、22年4月1日現在233人、23年4月1日現在231人と着実に減少しているが、人口も19,066人(21年度末)、18,758人(22年度末)、18,460人(23年度末)と減少に歯止めがかからない状態であり、人口千人当たり職員数は平成22年度と比較すると0.15ポイントの微減にとどまっている。今後も「行政改革第2期計画」(22年度~26年度)に基づき、充実した住民サービスが行えるよう行政効果が反映できる職員構成・職員数のバランスのとれた組織の維持に努めていきたい。
本町は、平成19年度決算における過去3ケ年平均が18.1%となり「公債費適正化計画」を策定した経緯があり、繰上償還や臨時財政対策債の借入をしないなどの財政運営を行ってきた。また、平成17年の合併以来、厳しい行政改革に取り組み、大規模事業を抑制してきた。その結果、20年度決算で17.5%、21年度決算で16.1%、22年度決算で14.2%、23年度は12.7%と着実に改善することができている。しかし全国・愛媛県と比較すれば、いずれの平均値をも上回っており、引き続き内子町総合計画を推進しながら事業の必要性・緊急性を検証し厳しい事業選択を行い、地方債発行額の抑制をするなど健全財政を図っていかねばならない。
平成21年度73.6%、平成22年度33.9%、平成23年度は15.3ポイント下がり18.6%となり、順調に改善傾向となっている。これは、既発債の償還が一部終了したことによる地方債残高の減少と「公債費適正化計画」に基づいて起債を抑制したことと、将来負担額を新規に起こさず減少させたことが最たる要因であり、加えて基金の増額による充当可能財源が増加したことなどによるものである。
職員数233人(22年4月1日現在)から231人(23年4月1日現在)へ2人減少したことにより、人件費は22年度より52,452千円減少し、1,991,694千円(23年度)となったことにより0.2%改善された。しかし、類似団体平均と比較すると2.1%高く推移しているため、今後も行政改革第2期計画」(22年度~26年度)に基づき、充実した住民サービスが行えるよう行政効果が高く職員構成・職員数のバランスのとれた組織の維持に努めていきたい。
指定管理者制度の活用や業務移管により、職員人件費等から委託料(物件費)へのシフトが起きているためである。今後も「行政改革第2期計画」(22年度~26年度)に基づき、積極的に事務事業の見直し等の取組を行い、物件費の抑制に取り組む。
国の制度に基づくものが多数を占めるため容易に削減できないものであり、また全国平均を大幅に上回る高齢化率33.4%(23年度末)により近年3%台で推移していたが、22年度と比較すると1.0%上昇した。これは、障害福祉サービス費などの社会福祉費の増加によるものであるが、今後も扶助費の適正給付に努めると同時に、その他の経常経費の削減・抑制を図っていく。
<繰出金>特別会計への繰出金に対する支出額が大きい。全国平均を大幅に上回る高齢化率33.4%(23度末)により、今後も介護保険給付費・後期高齢者医療費等は増加が予想されるので、健康増進・介護予防を図り、介護保険事業特別会計等の繰出金を抑制していく。
「補助金見直し指針」(19年8月策定)に基づき、事業効果や目標達成度の決算分析を行い、事業効果の低いものは削減し、適正な事業補助金に努めるなど経費削減を図ってきているが、22年度と同じになり依然として高い水準にある。今後も「行政改革第2期計画」(22年度~26年度)に基づき、補助金・負担金については、PDCAサイクルにより事務事業を点検・見直しを図っていく。
起債発行額を年間9億円以内という目標を設定し、起債発行抑制により起債残高は着実に減少していることから、元利償還額である公債費についても21年度1,804,178千円、22年度1,670,272千円、23年度には1,582,514千円と減少している。(前年度比1.4%改善)近年の改善により、類似団体平均値に近付いてきているが、わずかながらも0.6%上回っている状態であり、今後についも年間起債発行額を9億円未満に抑え、大規模事業の取捨選択を行うとともに事業の前倒し、先送り及び縮小をしながら公債費を抑制していく。
公債費以外では、19年度では類似団体より8.5下回っていたのが、23年度では0.4類似団体を上回った。今後も「行政改革第2期計画」(22年度~26年度)に基づき、歳出の抑制・定員管理の適正化等によりコスト削減を図る。
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