経営の健全性・効率性について
本町の小規模集合排水処理事業は整備済であり,「⑧水洗化率」も100%と処理区域内の全世帯が接続済です。使用料で回収すべき経費をどの程度使用料で賄えているかを表す指標である、「⑤経費回収率」は121.19%(前年度比+30.07%)、汚水処理にかかるコストを示す、「⑥汚水処理原価」は208.96円(前年度比-67.75円)と前年度に比べ施設の修繕等が発生しなかったことにより、費用が抑えられ、大幅な改善が見られます。しかし、料金収入や一般会計からの繰入金等の総収益で、総費用に地方債償還金を加えた費用をどの程度賄えているかを表す指標である、「①収益的収支比率」は、83.56%と100%を下回っており単年度収支は赤字となっています。
老朽化の状況について
本町の下水道施設は比較的新しいものですが、今後施設の老朽化が進み、施設の修繕や更新が必要になってきます。
全体総括
水洗化率は100%であり、収入は横ばいもしくは人口減少等により減収が見込まれますので、計画的な維持管理と効率的な運営により費用の削減及び平準化を目指していきます。