経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率主に地方債償還金額が多い為5年平均で86%となっている又、平成22年と25年に70%代に落ちているのは、補償金免除繰上償還を実施した為である。償還金額も年々減ってきているため今後の改善が見込まれる。④事業収益対企業債残高比率一般的には比率が、低ければ低いほど良いとされており当町においては5年平均で0.79%と非常に良い比率となっている。今後もこの水準を保てるよう努めたい。⑤経費回収率他団体と比較しても平均的な経費回収率と言える。但し平成25年度は汚水処理費の増加と有収水量の減額により経費回収率が減となった。⑥汚水処理原価平均的な汚水処理原価より当町の汚水処理原価は低いと言える。汚水処理原価とは、有収水量1㎥あたりの汚水処理費を表します。汚水処理費=使用料収入とすることが健全な下水道財政に向けた経営と言えます。今後も維持管理が増加するなか、汚水処理費の削減等より効率的な経営に取り組むことが必要である。⑧水洗化比率県内でも上位の水洗化率である。今後もこの水準を保てるよう努めたい。
老朽化の状況について
③管渠改善率平成25年度まで汚水管渠新設工事を行ってきたが、30年以上経過している汚水管渠が約63kmと全体の64%を占めているため、平成25年度に長寿命化計画を策定し、平成27年度から汚水管渠更生工事を行い平成28年度からは汚水管渠布設替工事を行う予定である。
全体総括
当町の公共下水道事業は企業債残高比率・水洗化率については、今後現在の水準を維持して、収益的収支比率と経費回収率を上げられるよう努める。健全な経営のためには、その経営状況を比較・分析し、本町における問題点を明らかにしながら、今後の経営改善を行なっていくことが重要です。