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地方財政ダッシュボード

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2023年度)

財政力指数の分析欄

・令和元年度から令和2年度まで、単年度の財政力指数はほぼ横ばいであり、3か年平均では前年度と同等であった。令和3年度は特別法人事業譲与税の減等による基準財政収入額の減により単年度の財政力指数は減少し、3か年平均も減となった。また、令和4年度は、法人事業税の増等による基準財政収入額の増により単年度の財政力指数は令和3年度に比べ増加したが、3か年平均は減少した。・令和5年度は、地方消費税の増等による基準財政収入額の増により単年度の財政力指数は令和4年度に比べ増加したが、3か年平均は0.1ポイント減少した。

経常収支比率の分析欄

・平成23年度以降、補助費等のうち医療福祉関係経費の支出の増加が継続している。・令和5年度は、実質的な交付税の減により収入が減少したものの、退職手当の減に伴う人件費の減等により、令和4年度に比べ0.7ポイント減少した。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

・同一グループに政令指定都市のある府県が多く含まれており、人口当たりの職員数が比較的多い影響もあって、グループ内平均よりも高めの水準となっている。・令和5年度は、新型コロナウイルス感染症対策に係る物件費の減などにより、減少した。・今後も、「とちぎ行革プラン2021」に基づく適正な定数管理の実施や管理経費の節約等による物件費の削減を徹底し、これらの経費の抑制に努めていく。

ラスパイレス指数の分析欄

・高齢層職員の昇給抑制など給与制度の適正な運用の結果により前回から0.1ポイント改善。・学校職員への育休任期付職員制度の導入による平均給料月額の低下に伴う影響により0.5ポイント改善。・今後も人事委員会勧告等を踏まえ、引き続き適正な給与水準の確保に努めていく。

人口10万人当たり職員数の分析欄

・「とちぎ行革プラン2021」(期間:令和3~7年度)に基づき、行政需要の拡大や定年退職年齢の引上げ、職員の年齢構成等を踏まえながら、適正かつ柔軟に定員管理を行っている。・同グループに政令指定都市を含む府県が多く含まれているため(12/20府県)、グループ内の比較では、人口10万人当たりの職員数は多くなる傾向にある。・令和5年度は、従前の常勤職員数に、育休任期付職員数及び臨時的任用職員数(12月以上継続任用者のみ)を追加計上したことにより増加した。

実質公債費比率の分析欄

・標準財政規模の改善等により、平成27年度から減少が続いている。・令和5年度は、臨時財政対策債を除く元利償還金の減等により、令和4年度から0.1ポイント改善し、9.4ポイントとなった。・今後も、「とちぎ行革プラン2021」に基づき、事業費の節減や国庫補助金等の活用などにより、臨時財政対策債を除く県債発行額の縮減に努めるなどして、公債費負担の軽減を図っていく。

将来負担比率の分析欄

・令和3年度は、標準財政規模が実質的な交付税の大幅増の影響で増加したことにより減少したが、令和4年度は、将来負担額が減少したものの、分母である標準財政規模が大きく減少したことにより、増加した。・令和5年度は、将来負担額が減少し、分母である標準財政規模が増加したことにより、0.9ポイント減少し、102.8ポイントとなった。・今後も、本指標のうち大きな比重を占める地方債残高の抑制に向けて、事業費の節減や国庫補助金等の活用などにより、臨時財政対策債を除く県債発行額の縮減に努めるなどして、将来負担の軽減を図っていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2023年度)

人件費の分析欄

・令和5年度の人件費は、退職手当の減に伴い、前年度に比べ大幅に減少(令和5年度:172,628百万円、令和4年度:183,043百万円)したため、経常一般財源等総額に占める割合は前年度より2.0ポイント減少した。・今後も、「とちぎ行革プラン2021」に基づく適正な定数管理を実施していく。

物件費の分析欄

・令和5年度の物件費は、学校運営費の増などにより、前年度に比べ増加(令和5年度:19,740百万円、令和4年度:19,335百万円)し、実質的な交付税などの収入が減少したため、経常一般財源等総額に占める割合は前年度より0.1ポイント増加した。

扶助費の分析欄

・令和5年度の扶助費は、児童保護措置費の増などにより、前年度に比べ増加(令和5年度:8,668百万円、令和4年度:8,105百万円)し、実質的な交付税などの収入も減少したため、経常一般財源等総額に占める割合は0.1ポイント増加した。・今度も医療福祉関係経費の増加が見込まれるが、引き続き適切な執行に努めていく。

その他の分析欄

・令和5年度は、繰出金が前年度に比べ減少(令和5年度:10,604百万円、令和4年度:11,086百万円)したが、実質的な交付税などの収入が減少したため、経常一般財源等総額に占める割合は前年度と同等であった。

補助費等の分析欄

・令和5年度の補助費等は、母子保健対策費や介護保険推進費の増などにより、前年度に比べ増加(令和5年度:113,112百万円、令和4年度:108,826百万円)し、実質的な交付税などの収入が減少したため、経常一般財源等総額に占める割合は前年度より1.2ポイント増加した。

公債費の分析欄

・令和5年度の公債費は、元金償還の減などにより、前年度に比べ減少(令和5年度:93,494百万円、令和4年度:94,788百万円)したため、経常一般財源等総額に占める割合は前年度より0.1ポイント減少した。

公債費以外の分析欄

・医療福祉関係経費は増加したが、人件費の大幅な減少により、経常一般財源等総額に占める公債費以外の割合は前年度より0.6ポイント減少した。・今後も、適正な定員管理や各種補助金等の見直しなどを徹底し、経費節減に努めていく。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

・総務費は、住民1人当たり33,291円となっており、財政調整基金積立金や県有施設整備基金積立金の増などにより、前年度に比べ増加した。・衛生費は、住民1人当たり21,283円となっており、新型コロナウイルス感染症対策に係る医療機関への補助金の減などにより、前年度に比べ減少した。・商工費は、住民1人当たり79,607円となっており、新型コロナウイルス感染症対策に係る感染拡大防止協力金の減などにより、前年度に比べ減少した。・農林水産業費は、住民1人当たり21,923円となっており、林業大学校整備費の増などにより、前年度に比べ増加した。・教育費は、住民1人当たり91,117円となっており、退職手当や国民体育大会・全国障害者スポーツ大会開催費の減などにより、前年度に比べ減少した。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

・歳出決算総額は、住民1人当たり476,074円となっている。主な構成項目である人件費は、住民1人当たり108,343円となっており、平成26年度以降、令和4年度までほぼ横ばいとなっていたが、令和5年度は退職手当の大幅な減少により減少している。同一グループに政令指定都市のある府県が多く含まれ、人口当たりの職員数が比較的多い影響もあってグループ内平均よりも高めとなっているが、今後も「とちぎ行革プラン2021」に基づく適正な定員管理を実施していく。・補助費等は住民1人当たり117,788円となっており、令和5年度は新型コロナウイルス感染症対策関連経費の減などにより、前年度に比べ減少した。医療費公費負担や介護保険関係経費等の医療福祉関係経費は今後も増加が見込まれるため、「とちぎ行革プラン2021」に基づき各種補助金等の見直しを進めるなど、経費の抑制に努めていく。・物件費は住民1人当たり15,380円となっており、令和5年度は新型コロナウイルス感染症対策関連経費の減により、前年度に比べ減少した。今後も、管理経費の節約等による物件費の削減を徹底し、これらの経費の抑制に努めていく。

実質収支比率等に係る経年分析(2023年度)

分析欄

・令和5年度の財政調整基金残高が前年度より増加(令和5年度:37,614百万円、令和4年度:24,440百万円)したことにより、標準財政規模に対する基金残高の比率は増加した。・実質収支額は黒字を続けており、令和5年度は前年度を下回った(令和5年度10,051百万円(新型コロナウイルス感染症対策に係る国庫支出金の返納分2,368百万円)、令和4年度21,024百万円(うち新型コロナウイルス感染症対策に係る国庫支出金の返納分13,982百万円))ことなどから、標準財政規模に対する実質収支額の比率は減少した。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2023年度)

分析欄

・全ての会計において黒字となっており、連結実質赤字比率は算定されていない。・令和5年度は、行政経費の削減や歳入の確保などにより、普通会計においては101億円の黒字となっている。・公営企業においては、水道事業会計や電気事業会計における純利益の確保などにより、185億円の黒字となっている。

実質公債費比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

・元利償還金については、一般単独事業債(地方道路債等)償還額の減少等により、4年連続で減少した。・また、算入公債費等については、普通交付税に算入された元利償還金であり、地域振興費(人口)、補正予算債償還費の減少等により、4年連続で減少した。

将来負担比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

・一般会計等に係る地方債の現在高は、臨時財政対策債の減などにより、前年度に比べ減少した。・退職手当負担見込額は、定年延長による年齢構成の変化(新陳代謝による若手職員比率の減)などにより、7年ぶりに増加した。・充当可能基金額は、財政調整基金の増(令和5年度:37,614百万円、令和4年度:24,440百万円)、減債基金の減(令和5年度:32,812百万円、令和4年度:34,676百万円)、退職手当基金の増(令和5年度:2,500百万円、令和4年度:0円)などにより、前年度に比べ増加した。

基金残高に係る経年分析(2023年度)

基金全体

(増減理由)・「減債基金」から50億円、「県有施設整備基金」から40億円を取り崩した一方、「財政調整基金」に174億円を積み立てたこと等により、基金全体としては約137億円の増となった。(今後の方針)・医療福祉関係経費の増加等により引き続き財源不足が見込まれることから、「とちぎ行革プラン2021」に基づき、更なる財政健全化に取り組むとともに、財政調整的基金(財政調整基金+減債基金+県有施設整備基金)の涵養と活用を図りながら、持続可能な財政運営を目指していく。「とちぎ行革プラン2021」抜粋財政調整的基金の涵養・歳入確保に向けた取組の推進や徹底した歳出の見直し等により財源不足の圧縮を進め、財政調整的基金の涵養を図ります。

財政調整基金

(増減理由)・新型コロナウイルス感染症対策関係国庫返納等のため42億円を取り崩した一方、実質収支の1/2(34億円)や新型コロナウイルス感染症対策関係国庫返納分(140億円)等を174億円積み立てたことによる増加(今後の方針)・医療福祉関係経費の増加等により引き続き財源不足が見込まれることから、「とちぎ行革プラン2021」に基づき、更なる財政健全化に取り組むとともに、財政調整的基金の涵養と活用を図りながら、持続可能な財政運営を目指していく。

減債基金

(増減理由)・臨時財政対策債償還基金費等を32億円積み立てた一方、財源不足への対応のため50億円を取り崩したことによる減少(今後の方針)・医療福祉関係経費の増加等により引き続き財源不足が見込まれることから、「とちぎ行革プラン2021」に基づき、更なる財政健全化に取り組むとともに、財政調整的基金の涵養と活用を図りながら、持続可能な財政運営を目指していく。

その他特定目的基金

(基金の使途)・県有施設整備基金:県有施設の整備・地域医療介護総合確保基金:地域における医療及び介護の総合的な確保のための促進に関する法律第6条に規定する都道府県事業の実施・次世代型路面電車システム整備事業支援基金:宇都宮市及び芳賀町が実施する軌道運送高度化事業の支援等(増減理由)・地域医療介護総合確保基金:17億円を積み立てた一方、新型コロナウイルス感染症関連事業等に対応するため32億円を取り崩したことにより減少・退職手当基金:令和5年度に新設。25億円を積み立てたことによる増加。・公立学校情報通信機器整備基金:令和5年度に新設。12億円を積み立てたことによる増加。(今後の方針)・医療福祉関係経費の増加等により引き続き財源不足が見込まれることから、「とちぎ行革プラン2021」に基づき、更なる財政健全化に取り組むとともに、基金の涵養と活用を図りながら、持続可能な財政運営を目指していく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

有形固定資産減価償却率は、国民体育大会及び全国障害者スポーツ大会のための施設整備の影響により、令和2年度以降はグループ内平均値に近づいたものの、高い水準で推移している。公共施設等総合管理基本方針に基づき、老朽化した施設について点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めるなど、引き続き公共施設の適正管理に努めていく。

債務償還比率の分析欄

債務償還比率は、グループ内でも低い水準にある。「とちぎ行革プラン2021」に基づき、引き続き県債発行額の縮減に努めるなど将来負担額を抑制するとともに、計画的な定員管理や管理経費の節約、事業の見直し等による支出の削減と歳入の確保に努めていく。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

・グループ内平均値と比較すると、将来負担比率は低い水準である一方、有形固定資産減価償却率は高い水準で推移している。・将来負担比率は、令和4年度は、令和3年度の比率が大きく改善したことの反動により悪化したものの、令和5年度は、分子となる地方債現在高の減少及び分母となる標準財政規模の増加等により、2年ぶりに改善した。一方、有形固定資産減価償却率は、道路や橋りょう・トンネル等の減価償却が進んだことにより上昇傾向にある。・今後も、将来負担比率において大きな比重を占める地方債残高の抑制に向けて、県有施設整備基金の有効活用等により県債発行額の減少に努めるほか、交付税措置のある有利な地方債を活用するなど、将来負担の軽減を図りつつ、計画的に老朽化施設の長寿命化を進めるなど公共施設の適切な管理に努めていく。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

・グループ内平均値と比較すると、将来負担比率、実質公債費比率とも低い水準で推移している。・将来負担比率は、令和4年度は、令和3年度の比率が大きく改善したことの反動により悪化したものの、令和5年度は、分子となる地方債現在高の減少及び分母となる標準財政規模の増加等により、2年ぶりに改善した。・実質公債費比率は、平成27年度から減少が続いており、令和5年度は、分子となる臨時財政対策債を除く公債費(県債の元利償還金)の減少及び分母となる標準財政規模の増加等により数値が改善した。・「とちぎ行革プラン2021」に基づき、引き続き県債発行額の減少に努めるなどして、将来負担比率及び実質公債費比率の改善を図っていく。

施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

空港

学校施設

図書館

博物館

施設情報の分析欄

グループ内で見ると、本県の有形固定資産減価償却率は、特に道路、橋りょう・トンネル、図書館、博物館で高く、公営住宅、学校施設では平均並みとなっている。道路、橋りょう・トンネルについては、昭和30~40年代に供用開始した主要県道等の償却が完了しているため、全体の償却率が高くなっている。引き続き、点検・補修等の適正な管理を行っていく。図書館については、昭和45年度に供用開始した県立図書館が、償却開始から耐用年数である50年を迎えたため高くなっているが、本施設については平成24年度に耐震改修を完了しており、安全及び使用上の問題はない。

施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)

体育館・プール

陸上競技場・野球場

県民会館

保健所

試験研究機関

警察施設

庁舎

消防施設

施設情報の分析欄

グループ内で見ると、本県の有形固定資産減価償却率は、特に試験研究機関、陸上競技場・野球場・球技場、庁舎、保健所で低くなっている。試験研究機関については、老朽化施設の建替えや時代の変化に応じた施設の整備等を適正に行ってきたところである。陸上競技場・野球場・球技場については、国民体育大会及び全国障害者スポーツ大会のため新たに競技場等を整備したことから、引き続き低い水準にある。庁舎及び保健所については、建替えや新合同庁舎への移転等を行ったことから、引き続き低い水準にある。

財務書類に関する情報①(2023年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額は庁舎整備事業等の実施に伴う固定資産の増により前年度から4,744百万円増加し、1,781,749百万円となった。資産のうち有形固定資産が85%(うち事業用資産の割合28%、インフラ資産の割合57%)と大部分を占めている。また、負債総額は地方債(1年内償還予定地方債を含む)の減少により前年度から17,312百万円減少し、1,384,991百万円となった。地方債(1年内償還予定地方債を含む)は負債の85%を占めている。一般会計等に地方公営企業会計等を加えた全体では、前年度から資産総額は2,381百万円減少し、負債総額は19,316百万円減少した。資産総額はインフラ資産や物商品により、一般会計等と比較して1.07倍の規模であり、負債総額も地方債等により一般会計等の1.06倍の規模となっている全体に地方三公社、地方独立行政法人等を加えた連結では、前年度から資産総額は7,277百万円増加し、負債総額は10,718百万円減少した。資産総額は一般会計等と比較して1.11倍の規模であり、負債総額は一般会計等の1.08倍の規模となっている。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は前年度から79,524百万円減少し633,603百万円、経常収益は30,040百万円となり、純経常行政コストは603,564百万円となった。経常費用のうち、人件費等の業務費用は367,685百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は265,918百万円であり、業務費用の方が移転費用よりも多い。人件費が経常費用の33%(211,656百万円)を占めており、物件費等(22%142,473百万円)に比べて割合が高くなっている。令和5年度は、新型コロナウイルス感染症対策に係る経費の減により、純行政コストが前年度から85,416百万円減少し、611,594百万円となった。全体では、経常費用が812,442百万円、一般会計等の1.28倍であり、一般会計等とは異なり、業務費用(382,838百万円)よりも移転費用(429,605百万円)の方が多い。連結では、経常費用が843,604百万円、一般会計等の1.33倍であり、一般会計等とは異なり、業務費用(412,209百万円)よりも移転費用(431,395百万円)の方が多い。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、税収等の財源(635,165百万円)が純行政コスト(611,594百万円)を上回ったことから、本年度差額は23,570百万円(前年度比+11,430百万円)となり、純資産残高は22,056百万円増の396,758百万円となった。全体においても、税収等の財源が純行政コストを上回り、本年度差額は18,425百万円(前年度比+7,466百万円)となり、純資産残高は前年度から16,934百万円増加し、449,301百万円となった。連結においても、税収等の財源が純行政コストを上回り、本年度差額は19,810百万円(前年度比+8,256百万円)となり、純資産残高は前年度から17,995百万円増加し、484,305百万円となった。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は新型コロナウイルス感染症対策に係る物件費等支出等の減や、税収等収入の増により、前年度から10,664百万円増加し、17,057百万円となった。投資活動収支については、公共施設等整備費支出や基金積立金支出の増により、支出超過額は前年度から18,272百万円増加し、△11,909百万円となった。財務活動収支については、地方債償還支出が地方債等発行収入を上回ったことから△16,364百万円となった。全体では、業務活動収支が一般会計等より2,220百万円少ない14,837百万円、投資活動収支が△8,011百万円であった。財務活動収支については、一般会計等と同様に地方債償還支出が地方債等発行収入を上回ったことから、△15,967百万円であった。連結では、業務活動収支が一般会計等より684百万円多い17,741百万円、投資活動収支が△9,027百万円であった。財務活動収支については、一般会計等と同様に地方債償還支出が地方債等発行収入を上回ったことから、△16,768百万円であった。

財務書類に関する情報②(2023年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

・資産合計は、有形固定資産(主にインフラ資産)の増により増加している一方、人口は減少しているため、住民一人当たり資産額は前年度から0.9万円増加し、類似団体平均値を下回っているものの、増加傾向にある。歳入額対資産比率については、類似団体を下回るものの、資産の増加と、新型コロナウイルス感染症関連の歳入が減少したことから、前年度から0.15年増加した。有形固定資産減価償却率は、新たに取得した有形固定資産額よりも、インフラ資産などの減価償却の進行による減価償却累計額の増加が上回ったことから、前年度から0.8ポイント増加し、類似団体平均値を上回っている。引き続き、公共施設等総合管理基本方針に基づき、老朽化した施設について点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めるなど、公共施設の適正管理に努める。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

・資産合計が前年度から増加し、負債は地方債等の減により減少しているため、純資産比率は、前年度から1.2ポイント増加し、類似団体平均値を上回っている。・特例地方債の残高を控除した地方債残高が類似団体と比較して少ないため、将来世代負担率は、引き続き類似団体平均値を下回っているが、前年度から1.1ポイント増加している。今後も適切な地方債の発行に努める。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

・純行政コストは、新型コロナウイルス感染症に係る業務費用、移転費用の減少により、前年度より減少している。そのため、住民一人当たり行政コストは、前年度から4.2万円減少しているが、類似団体平均値を上回っている。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たりの負債額は、負債合計が前年度から減少していること等から、72.3万円(前年度比△0.4万円)となっており、類似団体平均値を下回っている。引き続き、「とちぎ行革プラン2021」に基づき、適切な県債の発行及び将来負担の抑制等に努めていく。・支払利息支出を除いた業務活動収支は、物件費等支出の減や税収等収入の増等により、前年度から増加している。また、投資活動収支も黒字となったことから、業務・投資活動収支は、224億円と黒字となっている。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

経常収益が増加したことや、新型コロナウイルス感染症関連事業の減により経常費用が減少したことから、受益者負担比率は、前年度から0.8ポイント増加し、類似団体平均値を上回っている。今後、維持補修費などの物件費や、社会保障給付などの移転費用の増加が見込まれるため、引き続き、経常費用の縮減及び使用料・手数料等の経常収益の確保により、受益者負担の適正化に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,