湯前町：特定環境保全公共下水道

経営の健全性・効率性について

①の収益的収支比率につきましては、本町は整備事業の費用により数値が変動している。今年度で管渠工事が終了したことにより、今後は、整備事業が終了するに当たり100％を超えていくと思われる。④の企業債残高対事業規模比較率につきましては、①と同じく整備事業費により変動している。整備事業終了後は、計画的な返済が求められる。⑤に経費回収率につきましては、汚水処理費の負担が年々増額していることが考えられる。（H26年度49,972千円→H27年度50,087千円）今後は、料金体制について見直し、接続率を向上していく計画である。⑥の汚水処理原価率につきましては、流域下水道により毎年処理費を、流域下水道維持管理費として支出しているので大幅な変化は見られない。⑧の水洗化率につきましては、比較的高い数値である。今後は、整備が終わり、数値をあげるためにも接続促進に努める。

老朽化の状況について

③の管渠改善率についきましては、今年度ストックマネジメント計画を委託し、繰越を挟み来年度策定予定である。管渠が終わり、長期計画を基に改善を行う予定である。

全体総括

湯前町は、管渠工事が最終年度であり、今後の維持管理業務へ転換していく中で、長期的な計画を策定していかなければならない。その中でも、使用料による収益が大切になると思われる。人口が減少していく事を想定し料金体制など考慮し、将来にわたって持続可能な下水道事業の運営を行っていく。