宮若市:特定環境保全公共下水道

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

本市の特定環境保全公共下水道事業は、令和2年4月に地方公営企業法を一部適用し、公営企業会計へ移行した。本市公共下水道事業は供用開始してから約7年とまだ日が浅いため、現在も多額の建設費を投入し、施設整備を実施している状況であり、未だ整備途上の段階にある。このため、下水道への接続件数は徐々に増加しつつも、まだ有収水量が少ないことから、汚水処理原価が高く、経費回収率が低くなっている。このことが経営の健全性・効率性を低下させる要因となっている。経常収支比率が100%を超えて黒字決算となっており健全ではあるが、一般会計からの繰入金により経常収益が確保されたものであるため、今後は使用料収入を増加させ、経営改善を図っていく必要がある。

老朽化の状況について

宮若市の特定環境保全公共下水道事業は、下水道管の敷設工事等の施設整備事業を開始してから約17年、供用開始から約7年と、他の類似団体と比較して経過年数が浅いことから、施設の老朽化に伴って更新が必要なものは殆ど無い状況である。今後、老朽化に伴う不具合等により、段階的に補修していくことが考えられる。調査を行い、ストックマネジメント計画等に基づいた改築計画を立て、計画的に対応を検討する。

全体総括

今後、経営の健全性・効率性を高めていくためには、水洗化率の向上に努め、有収水量を拡大し料金収入を増やすことが急務となっている。そのため、従来の下水道工事に加え、多量の汚水量が見込める住宅密集地域等の下水道工事を行うなど、効率的かつ効果的に下水道整備を行うとともに、接続促進により有収水量の確保に努める必要がある。また、公営企業会計への移行によって把握できるようになった資産や負債の状況を踏まえ、経営戦略に基づく中長期的な計画・対策を検討していく必要がある。

類似団体【D3】

森町 弟子屈町 佐井村 南部町 二戸市 田野畑村 金山町 常陸太田市 長野原町 上里町 新島村 珠洲市 揖斐川町 設楽町 茨木市 市川町 高取町 吉野町 御坊市 西ノ島町 笠岡市 井原市 竹原市 世羅町 山口市 徳島市 板野町 つるぎ町 三木町 土佐町 太宰府市 宮若市 那珂川市 白石町 西海市 南小国町 益城町 大宜味村