経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率…令和3年4月から一部区域のみ供用開始したことに伴い、令和3年度決算から収益的収支に新規計上しましたが、料金収入が少なく維持費用の不足額を一般会計繰入金で賄っていることや、令和5年4月の地方公営企業法適用支援事業の財源として公営企業適用債を借り入れたことで、R3比率が88.21%となりました。今後数年間は同様の状況が見込まれております。⑤経費回収率…供用開始1年目であり加入世帯数が少ないため、R3比率は平均値を下回り3.19%となりました。今後、供用開始区域の拡大に伴う料金収入の増加に合わせ、数値が改善されていく見込みです。⑥汚水処理原価…供用開始1年目であり加入世帯数が少なく年間有収水量も少ないため、汚水処理原価が平均値を上回りました。今後、供用開始区域の拡大に伴う年間有収水量の増加に合わせ、数値が改善されていく見込みです。⑦施設利用率…供用開始1年目であり加入世帯が少なく平均処理水量も少ないため、R3の比率は平均値を下回り3.91%となりました。今後、供用開始区域の拡大に伴う平均処理水量の増加に合わせ、数値が改善されていく見込みです。⑧水洗化率…供用開始1年目であり加入世帯が少ないため、R3の比率は平均値を下回り38.27%となりました。今後、供用開始区域の拡大に伴う加入世帯の増加に合わせ、数値が改善されていく見込みです。
老朽化の状況について
令和3年4月から処理施設を稼働したばかりで管渠については整備途中の状況であり、現時点では施設の老朽化に該当していません。
全体総括
現在、一部区域のみ供用開始しているものの管渠については整備途中の状況にあります。料金収入が多く見込めないこともあり、一般会計からの繰入れに依存していく状況を踏まえ、経営戦略(令和2年度策定済み)をもとに計画的かつ合理的な経営を行うことを目指し、収支の改善等を通じた経営基盤の強化に努めます。【令和5年度法適用化(財務適用)予定】【令和7年度経営戦略見直し予定】