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2011年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2019年度)
財政力
財政力指数の分析欄
勝央中核工業団地の誘致企業を中心に安定した税収があるものの、0.52と類似団体平均である。今後も景気動向などによる法人町民税、固定資産税(償却資産)等の不安定要素が考えられる。3年間の傾向は、基準財政収入額、基準財政需要額及び財政力指数はほぼ横ばいである。令和元年度単年度については、基準財政収入額は微増、基準財政需要額は微減となったが財政力指数は昨年度と同じである。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
下水道の法適化により平成26年度から大幅に比率が上昇しているが、令和元年度においては類似団体平均と比較して若干低い。平成29年度以降は経常一般財源の地方税、国庫支出金及び地方消費税交付金が増額となったため、経常収支比率は改善傾向にあったが、令和元年度は保育料無償化による経常特定財源の減や施設の老朽化等による修繕料の増加などがあり、前年度に比べ3.5ポイント増加した。これまでも取り組んできた義務的経費の削減に努め、借入残高は減少傾向にあるが、今後も借入金の抑制を図らなければならない。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
前年度から増加したものの、類似団体平均よりも下回っている。令和元年度については、人件費はほぼ横ばいとなっているが、物件費は道路改良測量設計委託料や緑地自然災害防止工事測量等の増により9.7%増加している。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
類似団体と比較し、若干数値が高い状況にある。町の職員数が採用年度によりばらつきがあるため、年度によって大きく増減する年もある。人事院勧告に従い適正な給与改定を行っているが、今後なお一層の適正化に努める。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
類似団体と比較し、ほぼ平均である。行政改革(人件費の抑制)を行い退職者不補充としていた経緯があり、定数より低く抑えられている。今後も退職者と新規採用者とのバランスを考慮し、定員管理を行う。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
類似団体の平均と比較し、高い数値である。地方債の発行抑制に努めなければならないが、今後も保育園建築などの計画により発行額が増加し、高い数値が続く可能性がある。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
数値は改善傾向にあるものの、依然として高い数値にある。主な要因としては、財政調整基金を中心に充当可能基金残高(27億7千万円)等の充当可能財源が低いこと、また地方債残高(62億6千万円)や下水道事業等公営企業債に係る繰入見込額(43億9千万円)が多いことに原因があると思われる。今後も財政調整基金の積み増しを計画的に行うことや地方債の償還により、さらに改善へと向かうよう努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2019年度)
人件費
人件費の分析欄
類似団体平均、県平均とも下回っている。これまで退職者の補充抑制等を行ってきたことによるもので、今後退職者と新規採用職員とのバランスを考慮し、人件費の抑制に努める。令和元年度については、0.7ポイント増加した。
物件費
物件費の分析欄
類似団体の平均と比較し、下回っているが、長期的には事務の見直しによる抑制を図らなければならない。令和元年度については、道路改良測量設計委託料、勝央緑地自然災害防止工事測量調査などにより物件費を押し上げる結果となった。
扶助費
扶助費の分析欄
類似団体の平均と比較し上回っているが、これは平成29年度から医療費無料化の対象を高校生まで拡充(平成29は入院のみ)したことなどが影響し、全体として伸びているものと思われる。令和元年度については、障害児自立支援医療給付費が増加したため、割合も上昇している。
その他
その他の分析欄
類似団体平均、県平均とも下回っている。平成26年度の下水道事業の法適化により繰出金から補助金となったことから、数値が下がっており、そこからは横ばいが続いている。
補助費等
補助費等の分析欄
下水道事業の法適化により、平成26年度から大幅に上昇し、類似団体平均を上回るようになった。令和元年度は、一部事務組合への負担金が増加したことなどにより、割合は微増となった。
公債費
公債費の分析欄
類似団体の平均と比較し上回っており、借入金の抑制を図らなければならないが、今後の事業計画により地方債発行額が増加し、公債費が増加することが考えられる。
公債費以外
公債費以外の分析欄
類似団体平均とほぼ同じ割合となっている。人件費の総額抑制と物件費の削減の具体策を実施し、削減に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)
目的別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり553,824円となっている。全体的に類似団体平均と比較して概ね下回っている項目が多く、数値も民生費を除くとほぼ横ばいで推移している。前年度比較で見ると、総務費は住民一人当たり73,690円となっており、財政調整基金積立金や電算機器購入費等の増により、決算額としては16.8%増となっている。民生費は保育園建設費やカーボンマネジメント事業などの増により住民一人当たり198,760円と2年連続で大幅な増加となり、類似団体平均よりも上回っている。土木費は住民一人当たり78,917円となり、、緑地運動公園再編整備事業や道路新設改良費の増により決算額は前年度と比べると24.1%増となっている。教育費は住民一人当たり46,373円となっており、中学校施設整備事業の終了などにより、決算額としては3.4%減となっている。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)
性質別歳出の分析欄
令和元年度の住民一人当たりの歳出額は553,824円で前年度に比べて51,803円増加している。歳出総額の増加と人口の減少により大きく増加した。主な構成項目である人件費は、住民一人当たり76,592円となっており、5年ぶりに増加に転じたものの類似団体平均と比較して下回っている。今後も採用数のバランスを考慮し、人件費の抑制に努める。普通建設事業費は、住民一人当たり83,569円となっており前年度に比べて30,909円と大幅に増加した。これは、高取保育園建設事業や勝央緑地運動公園の再編整備などが主な要因となっている。これまで整備を行ってきた公共施設やインフラの老朽化が課題となっており、公共施設等総合管理計画により取り組むことが必要と考える。
実質収支比率等に係る経年分析(2019年度)
分析欄財政調整基金については、地方自治法に定められる繰越金の1/2以上の積み増しを目標に、年度による増減はあるが引き続き実施していく。実質収支額については、今後も黒字となる見込み。実質単年度収支額については、単年度収支の状況や財政調整基金の取り崩しなどにより数値に影響があり、数値にはばらつきがあると思われる。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2019年度)
分析欄住宅新築資金等貸付事業特別会計については、毎年度、繰上充用が見込まれ、引き続き赤字見込みである。水道事業会計については、岡山県広域水道企業団への参加により、割り当て水量の買い取り経費がかなり増加するなど、経営状況が悪化している。一般会計からの補助金支出により、高料金対策を実施している。下水道事業会計を含めその他の会計については、一般会計からの繰出金はあるものの、全体的には黒字が見込まれる。
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実質公債費比率(分子)の構造(2019年度)
分析欄実質公債費比率は、平成30年度(13.7)に比べ、令和元年度(13.5)は0.2ポイント改善した。公営企業の元利償還金に対する繰入金の減少が大きな要因と考えられる。元利償還金の減少等により改善傾向ではあるが、今後の事業計画により地方債発行額が増加し公債費が増加することも考えられる。
分析欄:減債基金該当なし
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将来負担比率(分子)の構造(2019年度)
分析欄将来負担比率は、平成30年度(89.5)に比べ令和元年度(77.6)11.9ポイントと大きく減少した。地方債残高は増加したものの、公営企業債等繰入見込額等が大きく減少したことにより、負担比率へ影響を及ぼしている。また、充当可能財源等では継続的に基金への積み増しを行うことができたことも改善の要因となっている。今後も引き続き起債の償還や財政調整基金への積み増しを実施し、将来負担比率の改善に努めなければならない。
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基金残高に係る経年分析(2019年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)財政調整基金を積み増し(204,000千円)できたことによる。(今後の方針)特定目的基金を新たに創設し、使用目的にあった基金の管理を進める。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)財政調整基金を積み増し(204,000千円)できたことによる。(今後の方針)財政調整基金については、地方自治法に定められる繰越金の1/2以上の積み増しを行い、適正な基金残高を目指していく。
減債基金
減債基金
(増減理由)特になし。(今後の方針)現在の取組を続ける。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)・地域福祉振興基金:高齢化社会の到来に備え、地域における福祉活動の促進、快適な生活環境の形成等を図る。・ふるさと・水と土保全対策基金:土地改良施設やこれに関連する地域資源の多面的利活用を通じて地域住民活動の活性化を図り、地域の環境の保全や地域コミュニティの発展に資する。・ふるさとづくり基金:明るく、豊かで、活力ある独創的、個性的な地域づくりを行う。・森林環境譲与税基金:森林整備及びその促進を行う。(増減理由)特になし。(今後の方針)特定目的基金を新たに創設し、使用目的にあった基金の管理を進める。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2019年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
類似団体と比較すると、平均値と比較して-6.1%の数値となっている。今後有形固定資産減価償却率の上昇に伴い、維持補修費などのコストが発生することが見込まれるため、今後少子高齢化・人口減少が進むことを考慮すると、資産の総量削減を検討する必要がある。公共施設等総合管理計画、個別施設計画に基づき、公共施設の適正管理に取り組むことが必要である。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
類似団体と比較すると、その平均値よりも少し高い数値にあるが、財政調整基金の積立て等により前年度よりも改善した。地方債の発行に注視すること、地方税、地方交付税等の財源確保に取り組み、人件費及び物件費等の抑制に努め改善を図る必要がある。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
有形固定資産減価償却率は、類似団体と比較して少し低い数値となっている。将来負担比率は、企業債繰入額の減少や基金の積立て等により改善傾向にあるものの、類似団体内平均と比べて依然として高い水準にある。今後、公共施設の老朽化に伴い、有形固定資産減価償却率が高くなることが見込まれるため、施設の複合化や更新など、公共施設等総合管理計画及び個別施設計画に基づき、施設の更新・処分の検討等改善に向けて努めていく必要がある。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
実質公債費比率、将来負担比率ともに類似団体と比較して高い数値であるものの、近年改善傾向にある。これは、公営企業債の元利償還金に対する繰入金の減少や、財政調整基金の積立て等によるものが大きな要因と考えられる。今後も、起債の償還や財政調整基金の積み増しの実施や、地方債の発行を抑えるなどし、さらなる改善を図っていく。
施設類型別ストック情報分析表①(2019年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較すると、有形固定資産減価償却率は平均並みである施設が多いが、公営住宅については類似団体平均を大きく上回っている。これは、公営住宅が昭和40~50年代に整備され、耐用年数が近づいているためである。保育園については、老朽化、園児数の増加及び保育環境の変化等に対応するため、建替え事業が進んだことにより、前年度から大幅に減少し類似団体平均を下回った。今後も修繕・更新等に多額の費用を要することが見込まれている。建替え後、使用しなくなった施設については、処分を含めた検討が必要である。いずれの施設も、今後の維持管理にかかる経費の増加に留意しつつ、老朽化対策に取り組む必要がある。
施設類型別ストック情報分析表②(2019年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較すると、有形固定資産減価償却率が平均並みである施設もあるが、消防施設、一般廃棄物処理施設については類似団体を大きく下回っている。これは、平成28年度に津山圏域消防組合が行った消防施設の複合化及び更新によるものや、平成28年3月完成の津山圏域クリーンセンターによるものである。また、体育館・プールについては、類似団体を下回っているが、これは避難所となっている体育館の防災機能強化のため、平成24年度から平成25年度にかけて増築改修工事を行ったことが考えられる。また、福祉施設のうち、勝英地域保健福祉センターと旧高齢者福祉センターは耐用年数を超えているため、有形固定資産減価償却率が類似団体を上回る要因となっている。いずれの施設も、今後の維持管理にかかる経費の増加に留意しつつ、施設の更新及び老朽化対策に取り組む必要がある。
財務書類に関する情報①(2019年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等における資産総額は、前年度より198百万円の減少となった。これは、償却資産の減価償却費である1019百万円及び収入未済額に係る長期延滞債権3百万円の減少が主な要因として挙げられる。特に、減価償却費は平成29年度977百万円、平成30年度995百万円と大きな金額が発生しており、資産の老朽化が年々進んでいることを示している。今後は、公共施設等総合管理計画や個別施設計画を通して、公共施設の選択と集中を行っていく必要がある。一般会計等における負債総額は、前年度より132百万円の増加となった。このうち、金額の変動が大きいものは地方債であり、144百万円の増加となった。これは、令和元年度に行った保育園建設事業等に伴う地方債発行収入が影響しており、人口減少に伴い、将来世代の負担が過重とならないように、負債と純資産の割合に注視していくことが重要である。特別会計や水道事業などの公営企業を加えた全体会計では、資産総額は前年度に比べ684百万円の減少となった。これは、一般会計等における減価償却費に加えて、下水道事業会計等における減価償却費が要因として考えられる。負債については、前年度に比べ、503百万円減少している。これは、下水道事業会計の地方債が408百万円減少したことが要因として考えられる。連結会計では、資産総額は前年度に比べ、839百万円の減少となった。これは、岡山県広域水道企業団の減価償却費が要因として考えられる。負債については、前年度に比べ、636百万円減少している。これは、上記団体が保有する公債により110百万円減少したことが要因として考えられる。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は5,452百万円となり、前年度より199百万円増加している。前年度と比較して、最も変動のあった費用は、物件費(661百万円、前年度比+119百万円)で、要因としてはPC端末調達事業や緊急自然災害防止対策事業等が挙げられる。今後は少子高齢化に伴い、社会保障関係支出の増加が見込まれるため、民間企業への委託による人件費削減など、コスト意識をより重視した自治体運営が求められている。全体会計においては、経常収益の使用料及び手数料について、水道事業や下水道事業に係る料金収入等により591百万円増え、経常収益が616百万円増加した。一方で、経常費用の移転費用について、国民健康保険特別会計の国民健康保険に係る負担金等により1,386百万円増え、経常費用が2,764百万円増加した。結果として、純行政コストの金額は一般会計等と比べ2,147百万円増加している。連結会計においては、経常収益の使用料及び手数料について、岡山県水道企業団に係る料金収入等により693百万円増え、経常収益が784百万円増加した。一方で、経常費用の移転費用について、岡山県後期高齢者医療広域連合の後期高齢者医療保険に係る負担金等により2,421百万円増え、経常費用が4,394百万円増加した。結果として、純行政コストは一般会計等と比べ、3,610百万円増加している
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、財源の国庫支出金について、社会資本整備総合交付金や公共土木施設災害復旧事業負担金等により510百万円(前年度比+98百万円)となり、財源は5,076百万円(前年度比+108百万円)となった。一方で純行政コストは▲5,377百万円(前年度比+134百万円)であり、本年度差額は▲301百万円(前年度比-26百万円)となりました。結果として、純資産残高は329百万円の減少となった。行政コストを補填する財源確保の施策としては、個々の債権に係る不能欠損額を管理するといった未収金の徴収体制強化等が考えられる。全体会計においては、財源の税収等について、国民健康保険特別会計の国民健康保険税等により1,077百万円増加している等、財源は2,295百万円増加している。一方で、純行政コストは2,147百万円増加しており、本年度差額は148百万増え、▲153百万円となった。結果として、純資産残高は一般会計等と比べ4,260百万円の増加となっした。連結会計においては、財源の税収等について、岡山県後期高齢者医療広域連合の保険料等により1,789百万円増加している等、財源は3,751百万円増加している。一方で、純行政コストは3,610百万円増加しており、本年度差額は141百万増え▲160百万円となった。結果として、純資産残高は一般会計等と比べ4,561百万円の増加となっした。
4.資金収支の状況
一般会計等における業務活動収支は628百万円(前年度比-37百万円)となった。前年度との差額について、収入面では、固定資産税やたばこ税の減少等により、税収等収入が4,182百万円(前年度比-15百万円)となっている。支出面では、PC端末調達事業や緊急自然災害防止対策事業等による物件費等支出の増加により、業務費用支出が2,211百万円(前年度比+182百万円)となっている。一般会計等における投資活動収支は▲881百万円(前年度比-343百万円)となった。前年度との差額について収入面では、社会資本整備総合交付金等により、国県等補助金収入が82百万円(前年度比+30百万円)となっており、支出面では保育園建設事業等により公共施設等整備費支出が759百万円(前年度比+252百万円)となっている。一般会計等における財務活動収支は、保育園建設事業等に伴う地方債発行により141百万円(前年度比+174百万円)となった。本年度資金残高は、業務活動のプラス収支が投資活動及び財務活動のマイナス収支を下回ったため、前年度から112百万円減少し614百万円となった。全体会計における業務活動収支は、国民健康保険特別会計の国民健康保険税の収入等により、16百万円減少し1,225百万円となっている。投資活動収支は、給配水管布設替工事を行ったこと等により、159百万円減少1,040百万円となっている。財務活動収支は、下水道事業のの公営企業債償還等により372百万円減少し232百万円となった。本年度資金残高は前年度から47百万円減少し1,391百万円となった。連結会計における業務活動収支は、岡山県後期高齢者医療広域連合の保険料収入や岡山県広域水道企業団の水道料金の収入等により、34百万円増え1,341百万円となっている。投資活動収支は、岡山県後期高齢者医療広域連合の基金積立支出等により、185百万円減少し1,065百万円となっている。財務活動収支は、岡山県広域水道企業団の地方債償還支出等により85百万円増え▲328百万円となった。本年度資金残高は、前年度から110百万円減少し1,520百万円となりました。
財務書類に関する情報②(2019年度)
1.資産の状況
一般会計等における住民一人当たり資産額は、本年度末時点で263.6万円となっており、類似団体平均をやや下回っている。しかしながら、老朽化した施設を多く保有しているため、前年度末に比べて1.3万円減少している。今後、資産に対する維持補修費などのコストが増加していくことは明確であり、少子高齢化人口減少の進展を考慮すると、資産の総量削減を検討する必要がある。平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画、及び令和2年度策定の個別施設計画に基づき、公共施設の適正管理に努める。歳入額対資産比率については、前年度末から0.34年減少したものの類似団体平均値を上回っている。社会資本整備が進んでいるとの見方もできるが、今後の維持管理費の発生要因となるものであり、財政的な負担となるため、適正配置等に努める。
2.資産と負債の比率
純資産比率は、類似団体平均と同程度であるが、純行政コストが税収等の財源を上回ったため、純資産が減少することとなり、前年度末に比べて0.6%減少している。将来世代負担比率は13.8%となっており、現状では将来世代負担比率よりも過去及び現世代負担比率が高くなっているが、前年度から増加になっており、今後も資産の更新に伴う地方債の発行により、住民が負担する負担額が大きく変動することが予想されるため、地域住民の合意形成を図りながら公共施設の更新を行っていくことが重要だといえます。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、前年度末に比べて1.3万円増加したものの、類似団体平均をやや下回っている。今後、公共施設等の老朽化に伴う維持補修費及び減価償却費の増加、社会保障給付等の増加が見込まれるため、住民一人当たりの行政コストは増加することが予測される。現在導入している指定管理者制度の拡大や、PPP・PFI事業の検討などを進め行政コストの削減に努める。
4.負債の状況
負債合計は727,436万円であり、住民一人当たり負債額は65.6万円となっており、類似団体平均と同程度である。負債合計の増加要因としては、地方債であり、保育園建設事業等に伴う地方債発行収入が影響しています。投資活動収支が▲675百万円で、基礎的財政収支は1百万円となっており、類似団体平均を大きく下回っている。これは、大型設備投資の増加によるものと考えられますが、特定の年度に赤字が発生しても、財政が危機的状況にあるわけではありません。
5.受益者負担の状況
経常収益は229百万円であり、経常費用5,452百万円に占める割合は4.2%であり、受益者負担比率は類似団体平均と同程度である。経常費用が前年度末に比べ、1.5%高くなっていますが、今後は少子高齢化社会の進行により、受益者負担収入の減少が予想されます。住民一人当たりの行政コストは大きくなることが見込まれるため、公共施設の民間委託による人件費削減などコスト意識を高めていくことが重要です。
類似団体【Ⅲ-1】
北見市
階上町
一関市
奥州市
大槌町
大崎市
蔵王町
村田町
丸森町
山元町
鶴岡市
酒田市
山辺町
中山町
白鷹町
遊佐町
桑折町
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成田市
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