神戸市：鈴蘭台駐車場

収益等の状況について

①収益的収支比率が100％を上回り黒字ではあるものの、経年比較において減少傾向にある。これは、近隣の北区役所が平成30年度中に移転したことによる需要減が影響していると思われる。④売上高GOP比率や⑤EBITDAは類似施設平均を下回っている。近隣の区民ホール以外に集客施設がないため大幅な需要増は厳しいが、令和元年度からは新たな取り組みとしてカーシェアリング事業の開始を予定している。

資産等の状況について

建設費（約10億円）と比較すると、⑧設備投資見込額は他の市営の駐車場と比べ多くなっている。⑩企業債残高対料金収入比率は0であり、引き続き必要な設備更新に対する投資を計画的に行っていく。

利用の状況について

⑪稼働率は類似施設の平均と比較すると、高くなっている。これは、近隣の区民ホール利用者の駐車場利用が一定数存在するためと考えられる。

全体総括

稼働率は依然として高い水準を維持しているものの、北区役所の移転による需要減に伴い、経営状況は悪化すると考えられる。新たな取り組みとしてカーシェアリング事業を開始するなど、引き続き、指定管理者と連携して、収益構造の改善に取り組んでいく。