経営の健全性・効率性について
当村の簡易水道事業は令和2年4月より法適用化され、経営状況等がより鮮明に分かるようになった。左表の数値は法適用化1年目の数値のみを表したものであり、これから2年、3年と経過していかなければ、経営状況がどのように変動しているかは分からない。現段階の数値を見ると、特出すべきは、流動比率が100%を下回っているという点だ。類似団体と比べても大きく差がある。これは1年以内に支払わなければならない負債を当事業は賄えていないことを示している。過去の企業債の償還額が大きいので現在は一般会計からの繰入金でその支払いの大半を担っている状況である。これからもこのような状況はしばらく変わらないと考えられるが、料金回収率を上げたり、削れる経費は削り少しでも経営を良くしていく。
老朽化の状況について
耐用年数を過ぎた管路が多く、計画的に管路の更新が必要である。令和4年度に村全体の管路更新5か年計画を立てて、令和6年から弱っているところを更新していく予定である。
全体総括
企業会計(法適用化)1年目で経営状況等が明確になった。これからは経営を判断しながら積極的な管路や施設更新に努めていきたい。安心・安全・安定した水の供給をしていく。