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2013年度
2012年度
2011年度
2010年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2021年度)
財政力
財政力指数の分析欄
財政力指数は、前年度同の0.48ポイントとなっている。23区内では15位となっているが、歳入に占める特別区税の割合が比較的低いことが大きな要因と考えられる。今後とも、健全な財政を維持しつつ、行政サービスの向上とコストの縮減などに取り組んでいく。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
経常収支比率は、前年度から5.7ポイント低下し、83.4%となっている。これは、経常一般財源等が特別区税や特別区交付金などの増により前年度に比べて48.1億円増となった一方、経常的経費に充当された一般財源等が、職員給や保育委託などの増により7.4億円の増となったことによるものである。本区の経常収支比率は、13年連続で80%を超える水準にあり、今後とも事業執行の効率化と管理的経費の縮減に努めていく。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、前年度と比較して11,257円増加している。これは、新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費が増になったことなどによるものである。なお、区有施設の老朽化に伴い、今後、維持補修費の増加が見込まれることから、計画的な施設保全に努めるなど、適切な管理を行っていく。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
ラスパイレス指数は、前年度同の97.9ポイントとなっており、23区の平均値と比較すると1.0ポイント下回っている。今後も一層の給与適正化に努めていく。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
人口千人当たり職員数は、前年度から0.01人減少しており、23区の平均値と比較すると2.65人上回っている。今後も適正な定数管理に努めていく。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
実質公債費率は、前年度同の-2.7%となっている。今後とも、地方債の発行については、世代間の公平性や年度間の財源調整など地方債の機能を踏まえ、将来の財政負担に十分留意しながら、有効かつ適切に行っていく。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
特別区債の現在高や退職手当の負担見込額など将来の負担額に対し、基金残高や地方交付税において基準財政需要額に算入される減税補てん債等の現在高など、充当可能な財源の合計が上回ったため、将来負担比率は、比率なしとなっている。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2021年度)
人件費
人件費の分析欄
人件費に係る経常収支比率は、前年度と比較し1.5ポイント低下しているが、23区の平均値との比較では4.4ポイント上回っている。今後も職員の定員適正化を図るなど、人件費の抑制に努めていく。
物件費
物件費の分析欄
物件費に係る経常収支比率は、前年度と比較し1.6ポイント低下しており、23区の平均値との比較では1.6ポイント下回っている。これは、小中学校ICT教育の推進に係る経費が増になったことなどによるものである。なお、施設などの維持管理経費や、消耗品、印刷製本費などの管理的経費については、これまでも縮減に努めてきたが、今後も引き続き見直しを行っていく。
扶助費
扶助費の分析欄
扶助費に係る経常収支比率は、前年度と比較し1.2ポイント低下しているが、23区の平均値との比較では0.1ポイント上回っている。保育委託や障害福祉サービスの増加などにより、扶助費はこの10年間で増加傾向にある。
その他
その他の分析欄
その他に係る経常収支比率は、道路維持の維持補修費が増になったことなどにより、前年度と比較し0.8ポイント低下しているが、23区の平均値との比較では1.0ポイント上回っている。なお、区有施設の老朽化に伴い、今後、維持補修費の増加が見込まれることから、計画的な施設保全に努めるなど、適切な管理を行っていく。
補助費等
補助費等の分析欄
補助費等に係る経常収支比率は、循環バスめぐりんの運行負担金やグループホームへの給付金が増になったことなどにより、前年度と比較し0.3ポイント低下しているが、23区の平均値との比較では0.9ポイント上回っている。今後も適切な執行に努めていく。
公債費
公債費の分析欄
公債費に係る経常収支比率は、前年度と比較し0.3ポイント低下しており、23区の平均値との比較でも0.2ポイント下回っている。今後とも、地方債の発行については、世代間の公平性や年度間の財源調整など地方債の機能を踏まえ、将来の財政負担に十分留意していく。
公債費以外
公債費以外の分析欄
公債費以外に係る経常収支比率は、前年度と比較し5.4ポイント低下している。これは、職員給や保育委託の経費の増などにより経常的経費に充当された一般財源等が前年度と比較して増加したことによる。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)
目的別歳出の分析欄
目的別歳出決算は、民生費が住民一人当たり297,773円となっており、23区の平均値と比較すると一人当たりのコストが高い状況となっている。これは、生活保護の被保護者数が人口に比して特に多いためである。近年の傾向として、生活保護受給実績は6年連続で減となっている一方で、保育委託の増などにより児童福祉費がこの10年間で増加傾向となっているほか、障害福祉サービスの増加などにより社会福祉費が前年度と比べて増となっていることから、民生費全体は増加傾向にある。また、商工費が住民一人当たり20,204円となっており、23区の平均値と比較すると一人当たりのコストが大幅に高い状況となっている。要因として、中小企業者等への支援などの産業振興や浅草や上野といった地域資源を活用した観光振興などが挙げられる。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)
性質別歳出の分析欄
性質別歳出決算は、扶助費が住民一人当たり201,576円となっており、23区の平均値と比較すると一人当たりのコストが大幅に高い状況となっている。これは、生活保護の被保護者数が人口に比して特に多いためである。近年の傾向として、生活保護受給実績は6年連続で減となっている一方で、保育委託の増などにより児童福祉費がこの10年間で増加傾向となっているほか、障害福祉サービスの増加などにより社会福祉費が前年度と比べて増となっていることから、扶助費全体は増加傾向にある。
実質収支比率等に係る経年分析(2021年度)
分析欄令和3年度の標準財政規模に対する財政調整基金残高の割合は、前年度と比較して0.59ポイント上昇している。これは、標準財政規模の6.18%増に対し、財政調整基金残高が9.7%増となったため、割合が低下したものである。標準財政規模に対する実質収支額の割合は、前年度と比較して3.54ポイント上昇している。実質収支額が32.9%増となったためである。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2021年度)
分析欄令和3年度標準財政規模に対する一般会計の割合は、前年度と比較し3.53ポイント上昇している。これは、実質収支額が32.9%増となったためである。標準財政規模に対する介護保険会計の割合は、前年度と比較し0.24ポイント上昇、国民健康保険事業会計の割合は0.93ポイント低下、後期高齢者医療会計の割合は前年度同となっている。
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実質公債費比率(分子)の構造(2021年度)
分析欄令和3年度の実質公債費比率の分子は、前年度と比較して3,800万円増加している。これは、特別区債の償還の進捗による元利償還金の額の減少より、算入公債費等の減少幅が大きかったことによる。今後とも、地方債の発行については、世代間の公平性や年度間の財源調整など地方債の機能を踏まえ、将来の財政負担に十分留意しながら、有効かつ適切活用していく。
分析欄:減債基金満期一括償還方式で発行した特別区債については、発行翌年度より元金を償還期間で均等割りした額を積み立てている。今後も将来を見据え計画的に積立を行っていく。
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将来負担比率(分子)の構造(2021年度)
分析欄令和3年度の将来負担比率の分子は、前年度と比較して40億4600万円減少している。これは、特別区債の現在高や退職手当の負担見込額など将来負担額(A)が増加(+15億円)する一方、基金残高や普通交付税上の基準財政需要額に算入される減税補てん債等の地方債現在高などの充当可能財源等(B)が増加(+55億円)となったためである。今後とも、基金や起債の活用にあたっては、中・長期的な視点に立ち持続可能な財政運営を推進できるよう残高に留意していく。
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基金残高に係る経年分析(2021年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)令和3年度は、特別区税や特別区交付金の上振れ分及び繰越金、歳出の執行実績等による歳計剰余金から、景気変動への対応など年度間の財源調整の費用に活用するため財政調整基金へ9億4,300万円、減債基金へ700万円、公共施設の改築・大規模改修等の費用に活用するため公共施設建設基金へ30億2、800万円、都市整備事業等に活用するため都市整備基金へ10億300万円、災害対策の経費、大規模災害時の財源として活用するため災害対策基金へ10億200万円、台東病院等の医療機器等備品整備の費用に活用するため台東病院及び老人保健施設千束基金へ1億2,000万円、浅草地域の道路・公園整備事業等に活用するため環境整備基金へ6,200万円、などを積み立てた。一方、浅草公会堂大規模改修等の費用として公共施設建設基金を24億8,000万円、減債基金を4億円、緊急輸送道路沿道建築物の耐震化助成等の費用として災害対策基金を1億7,200万円、安全・安心な道づくり等の費用として都市整備基金5億1,000万円及び環境整備基金2億3,000万円など、それぞれ取り崩した。これらにより、基金全体としては23億4,400万円の増となった。(今後の方針)毎年度の歳計剰余金等を積立て、公共施設の改築・大規模改修や都市整備事業、災害対策等に適切に対応していく。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)令和3年度は、基金運用益金、繰越金や特別区税・特別区交付金など歳入の上振れ分を9億4,300万円積み立てた。(今後の方針)財源調整の機能を維持できるよう確保する。
減債基金
減債基金
(増減理由)令和3年度は、基金運用益金を700万円積み立てた一方、4億円を取り崩した。(今後の方針)特別区債の償還に対応できるよう確保する。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)公共施設建設基金:公共施設の建設・改築・大規模改修等の費用に活用する。都市整備基金:総合的な都市整備の推進費用に活用する。災害対策基金:災害の予防・応急対策及び復旧等の費用に活用する。(増減理由)公共施設建設基金:今後の公共施設の更新需要などの費用として30億2、800万円を積み立てた一方、浅草公会堂大規模改修等の費用として24億8,000万円を取り崩した。都市整備基金:総合的な都市整備の推進の費用として10億300万円を積み立てた一方、安全・安心な道づくり等の費用として5億1,000万円を取り崩した。災害対策基金:災害の予防、応急対策及び復旧等の費用として10億200万円を積み立てた一方、緊急輸送道路沿道建築物の耐震化助成等の費用として1億7,200万円を取り崩した。(今後の方針)公共施設建設基金:今後の公共施設の改築・大規模改修等に活用する。都市整備基金:今後の都市整備事業等に活用する。災害対策基金:災害対策の経費に活用するとともに大規模災害時の財源として確保する。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
類似団体よりも減価償却率がやや高い。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
債務償還可能年数の算定式における分子「将来負担額-充当可能基金残高」について、将来負担額よりも充当可能基金残高が上回っていることにより、比率なしとなっている。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
有形固定資産減価償却率が横ばいの水準を維持している。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率は、特別区債の現在高や退職手当の負担見込額など将来の負担額に対し、基金残高や地方交付税において基準財政需要額に算入される減税補てん債等の現在高など、充当可能な財源の合計が上回ったため、比率なしとなっている。実質公債費比率は、類似団体と比較して高いものの、低下傾向にある。これは、特別区債の償還の進捗により元利償還金の額が減少したことが要因となっている。今後とも、地方債の発行については、世代間の公平性や年度間の財源調整など地方債の機能を踏まえ、将来の財政負担に十分留意しながら、有効かつ適切に行っていく。
施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)
施設情報の分析欄
公営住宅以外の5分類施設は、有形固定資産減価償却率が5割を超えている。一人当たり面積では、認定こども園・幼稚園・保育所は類似団体内平均値よりやや高い水準であるが、他5分類施設は低い傾向となっている。
施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)
施設情報の分析欄
有形固定資産減価償却率は、図書館、保健センター・保健所では5割以下であるが、その他は5割を超えている。一人当たり面積では、図書館、一般廃棄物処理施設では類似団体内平均値より低く、その他は高くなっている。
財務書類に関する情報①(2021年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産が、前年度と比較し7,782百万円増加の273,107百万円となった。最も大きな増加の要因は事業用資産であり、施設の改築、大規模改修などによる資産の取得額が減価償却による資産の減少額を上回ったことなどから、3,364百万円増加した。ほかに、歳計現金の増加や公共施設建設基金等の基金の積み立てなどが増加の要因として挙げられる。一方、負債は、前年度と比較して1,463百万円増加し、31,227百万円となった。主な増加の要因として、退職手当引当金の増加、施設の改築、大規模改修等のための地方債を発行したことにより地方債発行額が償還額を上回ったことなどが挙げられる。
2.行政コストの状況
純経常行政コストは、経常費用から経常収益を差し引いたものである。一般会計等において、経常費用104,523百万円のうち、人件費物件費などの業務費用は48,991百万円、補助金・社会保障給付などの移転費用は55,531百万円であり、業務費用よりも移転費用の方が多くなっている。また、移転費用の中で、最も金額が大きいのは生活保護などの社会保障給付で、34,687百万円である。これは、純経常行政コストに資産除売却損などを加算した純行政コスト99,927百万円の34.8%を占めている。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等の財源が105,665百万円となり、純行政コストの99,627百万円を上回ったことから、本年度差額は6,038百万円となった。その結果、本年度純資産残高は241,880百万円となった。
4.資金収支の状況
一般会計等において、業務活動収支は、11,078百万円となった。これは、経常的な行政活動に伴う人件費や物件費、社会保障給付などの業務支出が98,798百万円であるのに対して、その財源となる特別区税や国・都支出金、使用料・手数料などの業務収入が109,876百万円であったことによる。次に、投資活動収支は、△9,012百万円となった。これは、公共施設等整備費や基金積立金などの投資活動支出が15,500百万円であるのに対して、基金取崩しや貸付金元金回収などの投資活動収入が6,488百万円であったことによる。また、財務活動収支は、地方債発行収入が地方債償還支出を上回り、645百万円となった。これらの収支の合計に前年度末資金残高を加えた本年度末資金残高は、10,643百万円である。
財務書類に関する情報②(2021年度)
1.資産の状況
・住民一人当たり資産額は134.1万円、歳入額対資産比率は2.2年となった。・住民一人あたり資産額に用いている人口は令和4年1月1日現在のものであるが、「台東区の財務書類-令和3年度決算一(令和4年12月)」における区民一人当たりの資産額に用いている人口(204,431人)は令和4年4月1日現在であるため、数値が若干異なっている。有形固定資産減価償却率は、61.2%となった。これは過去に整備された資産の多くが、更新時期を迎えていることを表している。今後、更新時期や更新費用に留意し、公共施設等の適切な管理に努める必要がある。
2.資産と負債の比率
・純資産比率は88.6%となっており、資産の形成コストの大半を現世代が負担したことを表している。・将来世代負担比率は、8.0%となっており、過去5年間の推移をみると年々増加していることから、今後も地方債残高に留意し、将来世代の負担の適正化を図っていく必要がある。
3.行政コストの状況
・住民一人当たり行政コストが48.9万円と、前年度と比較し6.3万円減少している。これは、補助金等が15,501百万円減少し、純行政コストが99,627百万円と、12,734百万円減少したことが主な要因と考えられる。・「台東区の財務書類-令和3年度決算一(令和4年12月)」における区民一人当たりの行政コストは、「純経常行政コスト人口(令和4年4月1日現在)」で算出しているため、数値が異なっている。
4.負債の状況
住民一人当たり負債額は、15.3万円となり、類似団体の平均と比較して高くなっている・基礎的財政収支は、業務活動収支の黒字分が投資活動収支の赤字分を上回り、5,154百万円となっている。これは、自己資金で収支が賄われている状態で、地方債の償還などに対し一定の余力があることを表している。・業務活動収支の黒字は、経常的な支出を税収等で賄えているため、投資活動収支の赤字は、公共施設等の必要な整備を行ったためである。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は4.7%で、類似団体平均値4.2%を上回っている。受益者負担比率の分子となる経常収益には、行政サービスに係る受益者負担である使用料・手数料のほか、区有財産の貸付収入なども含まれる。・今後も、効果的・効率的な行財政運営を推進するため、適正な受益者負担を設定するほか、収入確保や経費縮減につながる取組の検討を進める必要がある。
類似団体【特別区】
千代田区
中央区
港区
新宿区
文京区
台東区
墨田区
江東区
品川区
目黒区
大田区
世田谷区
渋谷区
中野区
杉並区
豊島区
北区
荒川区
板橋区
練馬区
足立区
葛飾区
江戸川区