徳島市：紺屋町地下駐車場

収益等の状況について

経常収支を示す①経常収支比率については、類似施設平均値を下回っているものの、100％以上で推移している。また、企業の収益が継続して成長しているかどうかを判断する指標である⑤EBITDAについては、令和２年度は増加に転じており、経常収支自体は黒字となっている。しかしながら、施設の営業に関する収益性を示す④売上高GOP比率については、令和２年度に激減しており、新型コロナウイルス感染症の影響による営業収益の悪化が見られる。

資産等の状況について

施設の老朽化度合いを示す⑥有形固定資産減価償却率については、類似施設平均値を下回ってはいるものの、年々増加傾向であり、老朽化が進行してきている。

利用の状況について

施設の利用状況を示す⑪稼働率については、類似施設平均値を下回っており、令和２年度は新型コロナウイルス感染症の影響によってさらに悪化している。

全体総括

本施設においては、指定管理者制度を導入しており、民間のノウハウを取り入れた運営を実施しているところであるが、近年の利用者の減少傾向に加え、令和２年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、利用者が激減した。さらに、施設の老朽化が進行しており、今後は修繕及び改修等に係る費用の増加が見込まれることから、経費節減や新たな利用促進策の検討を行い、安定した経営に向けた取り組みが必要である。