収益等の状況について
当該施設は指定管理者による管理運営をしており、指定管理者と連携しながら、広大な施設の除草等の管理をしっかりしながらも、経費節減等の取り組みとして、民間経営のノウハウを活かし、自主事業収入を含めた経営状況の安定化や、閑散期の休日設定など具体的な経営改善の取り組みに努めている。自主事業のひめの餅の製造販売については顧客ニーズに合った商品改善による顧客数の大幅増加へ繋げており、地域拠点としての新たな6次化施設稼働による展開も今後狙っていく。収入増へ向けた、積極的な情報発信や、魅力アップの取り組みも指定管理者と連携し拡充実施していく。
資産等の状況について
施設整備から25年以上が経過しており、経年劣化が進んでおり、今後修繕増加が懸念されるため、計画的に劣化箇所の修繕を行う必要がある。
利用の状況について
①宿泊施設利用者数(宿泊者数)4,475人②施設利用者数(日帰り者数)2,073人③体験施設利用者数(テニス、ドーム)3,196人④自主事業利用者数(魚、土夢木夢、食堂)5,314人合計15,058人宿泊利用者及び日帰り利用者ともに増加しており、トータルの利用者数は年々増加傾向である。また、自主事業利用者も増加しており、今後新たな展開も図る。課題としては、利用者は増加するものの、日帰り利用の場合客単価が低いため、宿泊に繋げるための情報発信等仕組み検討が必要と考えている。
全体総括
クリエイト菅谷における宿泊、体験施設の利用について利用者受入れ、料金取扱い等適切に運営管理ができており、また、維持管理部分においては広大な敷地にもかかわらず常に景観維持に係る除草作業等を行い、施設目的に基づき管理運営されていることが高く評価できる。また、閑散期の休日設定など具体的な経営改善の取組に努められている。さらに、自主事業による経営状況の安定化へ向けた積極的な取組もみられ、今後の展開を期待する。