収益等の状況について
令和３年度も新型コロナ感染症の影響は続き、②指標より前年度に引き続き一般会計繰入金を増額投入したが、①指標より本年度も赤字収支となった。③、④指標は宿泊利用はなく、数値化されていない。⑤指標より人件費比率が改善されたように読み取れるが、売上高にあわせた人員削減によるもので、施設経営における根本的な改善とは言えない。また、⑥、⑦指標より根本的な経営改善策が必要であることがわかる。未利用設備の活用や近傍施設と連携したイベント企画など集客増に繋がる取り組みにも注力したが、新型コロナ感染症の影響は大きく、利用者数の低迷が続く中では効果的な経営改善策に取り組むことが難しい状況にある。
資産等の状況について
施設全体的に老朽化は進行しており、令和３年度は、空調設備の配管漏水及び外壁（一部剥離箇所）の修繕を行った。施設の耐用年数経過時期も近付いており、施設の在り方の検討も要する。
利用の状況について
令和３年度も新型コロナウイルス感染症の影響を受け、昨年度に続き宿泊者の受け入れはできなかった。利用者実績は以下のとおり。・利用者数の推移H29年度27,010人(内、宿泊者数160人)H30年度20,835人(内、宿泊者数79人)R元年度13,583人(内、宿泊者数0人)R２年度4,412人(内、宿泊者数0人)R３年度2,590人(内、宿泊者数0人)
全体総括
令和３年度も新型コロナウイルス感染症による利用者数への影響は大きく、未利用設備の活用や近傍施設と連携してのイベント企画など集客増への取り組み、観光需要拡大関連事業などによる集客増も一時的なもので、結果的に赤字収支となった。本年度をもって、指定管理者の交代となる。
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2021年度